年末年始、これさえ読めばだいたいわかる! 2023年上半期(1月~6月)のプラモトレンドをホビージャパン作例で振り返る!
2023.12.28賑やかなクリスマスも終わり、2023年も残すところあと4日。冬休みに入って、迫る2024年発売の新キットに胸を躍らせている方も多いと思われますが、今年やり残した(作り残した)ものはございませんでしょうか?
本記事では、2023年1月~6月に発売された「月刊ホビージャパン」の巻頭特集や作例記事をまとめて掲載! どんなプラモが発売され、どんなツール・マテリアルが注目されたのか、プラモトレンドを中心にこの1年を振り返っていきましょう。「そういえばまだ作ってなかった!」なんてものが見つかるかも。この年末、ぜひ作ってみてください!
◆ 月刊ホビージャパン3月号
総力特集
BRAVE SAGA HISTORY
エクスカイザーからガオガイガーまで すべての勇者ここに集結!
スタートから32年いまなお高い人気を誇り、昨今プラキットを手掛けるメーカーが急増した「勇者シリーズ」を大特集! 勇者シリーズの歴史を振り返るとともに、現在勇者シリーズを積極的に展開している4メーカーにフィーチャーし、各メーカーの主力アイテムをプラキット作例や開発担当者のインタビューなどで紹介しました。
さらに、付録の小冊子「勇者シリーズトイクロニクル」では原点たるタカラトミーの「勇者ロボ合体シリーズ」と、現在勇者ロボトイを展開している4メーカーのアイテムを一挙に紹介! これ1冊で勇者トイの原点と今が手に取るように分かります。
『勇者エクスカイザー』から『勇者王ガオガイガー』までTV放送された8作品が集う、「勇者シリーズ」決定版号です!
3月号の掲載記事・作例をピックアップ!
ひと手間で“映える”HGガンダムエアリアル!
パーツ切り出しから部分塗装、追加工作までプロモデラーが全部教えます!【水星の魔女】
巻頭特集「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』今日からはじめるガンプラ!」では『水星の魔女』のガンプラをフィーチャーし、模型としてのさらなる楽しみ方を提案しています。ここではHGガンダムエアリアルを使用し、合わせ目消しやアンテナのシャープ化、成型色では再現されていない部分の塗装など、お手軽なテクニックで完成度をワンランク高くする方法を基礎から解説。
ひと手間で“映える”エアリアルを完成させる参考にご覧ください!
THE合体シリーズにマイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナー、そしてセブンチェンジャーが登場!
製品の仕様を詳しくチェックだ!
グッドスマイルカンパニーが展開する完成品合体ロボット「THE合体」シリーズ。本シリーズに続々ラインナップされる勇者シリーズのアイテムを一挙にご紹介しています。
マイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナー、セブンチェンジャー! 続々と勢力を拡大していくTHE合体シリーズの情報をご確認ください。
YF-19
【BANDAI SPIRITS 1/100】
●哀川和彦
2023年1月に発売された、BANDAI SPIRITS ホビーディビジョンによる新たなマクロスプラキットシリーズ第1弾「HG 1/100 YF-19」。組み立てやすさや変形時のストレスフリーから、アクション性能まで突き詰められたファン待望のキットとなっています。
ここでは月刊ホビージャパンでも屈指の丁寧な工作力を持つ哀川和彦がレビュー作例を製作! キットの素性を活かしつつ、細部の作り込みでさらに精度を高めています。
ゆるキャン△志摩リンとバイクセット
【海洋堂 1/24】
●ふりつく
海洋堂の「ARTPLA」ブランドから発売されたアニメ『ゆるキャン△』志摩リンとバイクは、1/24スケールというミニサイズながらとても精密でかわいらしいプラスチックキットです。本作例ではキットはストレートに塗装し、アニメキービジュアル風のベースを自作することで小さなヴィネットに仕立てています。
みなさんも本記事を参考に、手のひらサイズのディオラマを製作してみてはいかがでしょうか?
◆ 月刊ホビージャパン4月号
総力特集
ぜんぶ塗らない模型づくり
プラキットメーカーが群雄割拠し魅力的な新キットがどんどん発売される昨今、より多くのキットを作るためには作業スピードを短縮することも有効でしょう。月刊ホビージャパン4月号では、時短のため塗装を抑えながらも見映えのよいキットを作る「全塗装を行わない仕上げ」を特集しました!
メカや美少女、スケールモデルなど、さまざまなキットを用いて、さまざまな方向から切り込んでいます。たまには肩の力を抜いて、気軽に模型製作を楽しんでみるのもよいのではないでしょうか?
掲載作例をピックアップ!
らいだ〜Joe式仕上げ2023/RX-78-2 ガンダム Ver.3.0【BANDAI SPIRITS 1/100】
●らいだ~Joe
月刊ホビージャパンで長らくその独特の作業工程やツールの活用法、そして魅せる仕上げテクニックを披露しているらいだ~Joe。今回はガンプラの主幹ブランドのひとつであるMG RX-78-2 ガンダム Ver.3.0を、水性塗料を中心にしたスピーディーかつ効率的な作業で完成させています。ジェルインキペンなどの意外な素材も登場。
“早くて楽”だけれど“手は抜かない”テクニックをご堪能ください!
GF13-009NF ガンダムローズ
【BANDAI SPIRITS 1/144】
●田村和久
1994年放送の『機動武闘伝Gガンダム』よりHG化された、ネオフランス代表のモビルファイター・ガンダムローズ。プラキット化の機会になかなか恵まれなかった新生シャッフル同盟の機体から、約30年の時を経て先陣を切ったファン待望のキットでした。
本記事では田村和久が肉抜き処理などをしつつ、ほぼ素材そのままにキットレビュー。ベテランモデラーをして「本当にやることがない」と言わしめたキットのポテンシャルをとくとご覧ください!
◆ 月刊ホビージャパン5月号
総力特集
すべて見せます!
エアブラシの教科書
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の大ヒットもあり、新たに模型をはじめた方も多いでしょう今年。またここ数年でさらに進化を遂げているエアブラシの事情も見逃せません。そこで月刊ホビージャパン5月号では、久々のエアブラシ特集を敢行しました!
基本的な使い方からエアブラシでできるさまざまな技法を詳細なHow toを交えて解説。メンテナンスやプロモデラー御用達のエアブラシ紹介までエアブラシの魅力を徹底網羅しています。さらに、別冊付録はメーカー別、カテゴリー別にエアブラシ関連アイテムをオールカラーで紹介するエアブラシカタログとなっています。この1冊があれば、もうエアブラシは怖くありません!
掲載作例・記事をピックアップ!
タミヤが導き出した色でガンプラをかっこ良く塗ろう!
MSN-04 サザビー
【BANDAI SPIRITS 1/144】
●けんたろう
タミヤのプラモをかっこ良く塗れる公式塗料「タミヤカラー アクリル塗料ミニ」。数々のスケールモデルの色として、タミヤが研究・検討の末に導き出した“正解の色”を、瓶から直接塗れるのが最大のメリットです。本記事ではドイツ軍の代表的な3色迷彩色をピックアップ!
「光と影迷彩」をHGサザビーに塗っていきます。この迷彩色は、近藤和久氏の漫画に登場する陸戦型サザビーに施されていたもの。偉大な先人のカラースキームを参考に、エアブラシ迷彩塗装の例としてご紹介します。
実はそれほど難易度が高くなく、塗り上がるととってもカッコよく見えるのが迷彩塗装! ぜひこの記事を読んで真似してみてください。
XVX-016RN ガンダム・エアリアル(改修型)
【BANDAI SPIRITS 1/144】
●哀川和彦
2023年3月に発売された『水星の魔女』Season2主役機「HG ガンダムエアリアル(改修型)」の哀川和彦によるキットレビューです。HGガンダムエアリアルを踏襲して、シェルユニットの発光やガンビットのギミックを再現し、加えて大型のガンビットライフルを差し替えで再現可能となっている本キット。
合わせ目や肉抜きへの対処を細部まで徹底して行い、シリーズ集大成のハイディテールキットをより高解像度に、隙のない完成度で仕上げています。
「ハセガワ1/72ザブングル」ショットを組み立てレビュー!! 可動域やスタイルを確認しよう!
2023年4月に発売された、完全新規設計のハセガワ製1/72ザブングル! 組み上がった際の全高は約26cmとかなりの大きさを誇るキットで、変形機構を省略しつつ多重関節化による豊富な可動域を誇り、また一部パーツの裏側にまで細密ディテールを彫り込むなど、これまでのザブングルキットとは一味違うバリューを秘めたプラキットとなっています。
本記事では発売直前のショットを組んで、可動やスタイルをレビューしています。
◆ 月刊ホビージャパン6月号
総力特集
マスターグレード Ver.Ka
20th ANNIVERSARY
2022年に20周年を迎えたマスターグレード Ver.Kaシリーズ。カトキハジメ氏プロデュースによるマスターグレードデザイナーズブランドは、つねに進化を続けるガンプラ技術革新のトップランナーともいえます。
月刊ホビージャパン6月号の特集では店頭販売で25アイテム、プレミアムバンダイ販売で17アイテムを超える一大シリーズを、編集部セレクトの新規作例と開発スタッフインタビュー、別冊付録「マスターグレード Ver.Ka オールキットガイド」などで徹底解説しています! 別冊付録のマスターグレード Ver.Ka オールキットガイドも必携。
20周年を記念した超拡大版総力特集となっています!
掲載作例をピックアップ!
MSZ-006 ゼータガンダム
【BANDAI SPIRITS 1/100】
●まつおーじ(firstAge)
2023年4月に発売されたMG ゼータガンダム Ver.Ka。月刊ホビージャパン本誌ではそのキット開発の過程を詳細に追いかけてきました(本号別冊付録にて再収録)。「とにかくやることがない」というモデラー泣かせのスーパーキットを、まつおーじがファーストレビュー!
成型の都合によるパーツのシャープ化、塗装の便を考慮した後ハメ加工に加え、MG ゼータガンダム Ver.2.0から、ハイパー・メガ・ランチャーを用意して持たせています。作例を通し、キットの魅力を存分に味わってください!
MSN-04FF サザビー
【BANDAI SPIRITS 1/144】
●朱凰@カワグチ
2022年に福岡で開業した、複合エンターテイメント施設「ガンダムパーク福岡」と実物大νガンダム立像。そのオープン1周年を記念し、同地で流れる特別映像演出に登場する「MSN-04FF サザビー」が今春RGブランドで立体化されました! 1対の大型武装「ダブル・ホーン・ファンネル」を新規設計し、単独/連結状態でオールレンジ攻撃を演出できるほか、腕部に装着することでも派手なアクションが楽しめる仕様となっています。
作例では新ファンネルの軽量化と、サザビー本体のディテールアップを施し、さらに情報密度を高めています。
◆ 月刊ホビージャパン7月号
総力特集
機動戦士ガンダム 水星の魔女
もっと楽しむガンプラ!
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からガンプラを始めた方々も、キットの組み立てに慣れてきた頃。 ガンプラもさらにラインナップが充実していきました。月刊ホビージャパン7月号特集では『水星の魔女』ガンプラを題材にこれまでの初心者向けから少しだけ背伸びをして、さまざまな製作方法や楽しみ方をご紹介! ディテールアップ工作やウェザリング、ディオラマ製作、さらにプロモデラーの作例製作の裏側もお見せしています。
ガンプラ製作のパーメットスコアを上げたい方、必見の特集です!
掲載記事・作例をピックアップ!
きみにもできる!! ガンプラ簡単製作法
[FULL MACHANICS ガンダムエアリアル編]
【BANDAI SPIRITS 1/100】
●林哲平
ガンプラをお手軽にカッコよく製作できるHow toをお届けする「きみにもできる!! ガンプラ簡単製作講座」。今回は『水星の魔女』よりクリアーパーツやメッキパーツの組み合わせで再現されたシェルユニットが面白い、FULL MECHANICS ガンダムエアリアルです。
本記事ではその質感を活かした仕上げを目指し、アンダーゲートの処理やスミ入れはもちろん、設定画のイメージに沿った明るいメタリックイエローの部分塗装や、テトロンシールの貼り方までじっくり解説しています! こちらを参考にして、格段にグレードアップしたエアリアルを手に入れましょう!
bEXM-33U ヴォルパノヴァ(市街地戦仕様)
【BANDAI SPIRITS 1/144】
●長徳佳崇
2023年5月に発売を迎えた30MMシリーズ「ヴォルパノヴァ(タンクVer.)」。クアッドバイクVer.に続きリリースされた本機もやはり可変機構を搭載しており、タンク形態に変形可能です。今回はこのタンクVer.のカスタイマイズ作例をお届けしています!
前月、6月号でも「ヴォルパノヴァ(クアッドバイクVer.)」を製作した長徳佳崇が引き続き担当。前回のテーマがトライアル機だったことに対し今回は実戦配備機をイメージし、都市迷彩を施した市街地戦の機体として仕上げています。
◆ 月刊ホビージャパン8月号
特集
模型質問箱2023
月刊ホビージャパン8月号の特集は「模型質問箱2023」!
読者の皆様からのアンケートはがきやHJ Web、SNS等にお寄せ頂いたご意見やご質問を参考に「気になる模型の質問」にプロモデラーやメーカー各社様がお答えしています。今さら聞けない素朴な疑問や知ってるようで知らない工具や材料の使い方、まことしやかにささやかれる気になる噂など、模型や模型製作に関する疑問をホビージャパンが調査した、大ボリュームの特集です。
知れば知るほど模型がもっと楽しくなること間違いなし。模型に少しでも興味のある方は必見です!
掲載記事・作例をピックアップ!
プラモってどうやって作られる?
メーカー「青島文化教材社」に聞いてみました!
実際の製作工程やプラモの気になる部分を解説
【模型質問箱】
プラモデルの製作工程に迫る質問に全力でお答えするため、静岡のプラモメーカー「青島文化教材社」へ行き、実際にプラモデルを作っている方々にお話を伺いました!
企画を始めるところから、データ作りや金型作り、最後の箱詰めまで、すべての工程にこだわりが詰まったプラモデルの製造工程「プラモデルができるまで」を解説しています。この記事を通して、プラモデルの工場見学をお楽しみください!
乃木坂46・与田祐希スペシャルインタビュー!
『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』について直撃!!
2022年にシーズン1、2023年にシーズン2が放送され、テレビ東京深夜ドラマ×プラモデルの異色の組み合わせが話題を呼んだドラマ『量産型リコ』。シーズン2放送直前のこの記事では、前作と異なる“もう1つの世界”のリコを演じた主演・与田祐希さんのスペシャルインタビューを敢行しました。
本インタビューと合わせ、大好評のうちに放送を終了した『量産型リコ』シリーズも見返してみてはいかがでしょうか?
宝多六花
【アニュラス】
●Rikka
2023年6月に発売された『SSSS.GRIDMAN』宝多六花のプラキット。3月に公開された『グリッドマン ユニバース』でも大活躍の人気ヒロイン、ファン待望のプラキット化となりました!
本商品はテレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』時の宝多六花の姿で、4種類の表情が付属。立体化自体がレアなポニーテール+半袖バージョンにも組み替えが可能という遊び応えのある仕様となっており、造形のクオリティも申し分なしのキットでした。
こちらの作例を自身もシリーズのファンで、美少女プラモ作例を多く手掛けているRikkaが製作! 堅実なキットレビュー作例に仕上がっています。
9月に発売された新条アカネのキットの作例は11月号に掲載。ぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。
下半期編に続く!
上半期(1~6月)編、ここまでいかがでしたでしょうか。たくさんの記事・作例を改めてチェックして、気になるものはありましたか? 作っていなかったキットがございましたら、ぜひこの冬休みに作ってみてください!
下半期(7~12月)編も大ボリュームでお届けします。それでは、後編でまた会いましょう!
下半期は明日のお昼12時に更新予定です!
2023年下半期のプラモトレンドはこちら!
季節外れの夏日があっても、秋が短くなっても、あっという間に師走の訪れ。まさに「光陰矢の如し」な時の流れを感じますが、皆さんは今年2023年どんなプラモを作りましたか?[…]