ガンプラ作例勢揃い!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1を振り返ろう
2023.05.07『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2スタート! 毎話怒涛の展開の連続で目が離せませんね。月刊ホビージャパンでも毎月ガンプラ作例を掲載中です。ここでSeason1で発売されたガンプラ作例を一挙に振り返ってみましょう! まだ作っていないキットがあったら、連休中に製作してみてはいかがでしょうか?
グエルの搭乗機「ダリルバルデ」を製作! 劇中で破損した右肩のスクラッチや簡単な部分塗装の方法なども解説!
ジェターク社の御曹司、グエル・ジェタークが搭乗するモビルスーツ「ダリルバルデ」がHGに登場。分割可能なビームジャベリンやクロウパーツまでプレイバリューが豊富なこちらのキット。えめす@ifritによる作例では、第3話での決闘で剥き出しになった肩フレームパーツを新造したほか、細部を整えながらキットのよさを最大限活かして製作している。
「HG ガンダムファラクト」作例!キット+α工作で見栄えを大きく向上させる
ダリルバルデと並んで、HGが2022年12月発売となった「ガンダム・ファラクト」。ペイル・テクノロジーズ製のGUND-ARMとして劇中でも大きな存在感を放つ機体だ。キットも複雑な曲面で構成された形状を的確に再現。巨大な肩部など各部のフレキシブルな可動や、ガンビット着脱の再現など秀逸な完成度となっている。渡辺圭介による作例では、基本形状やギミックはキットそのままに、肉抜き埋めなどに加えてシェルユニットの発光表現やガンビットの丁寧な塗装など、モデラーによる後詰めの作業をしっかり行って完成度をより高めている。
シャディクの乗る「ミカエリス」を偏光パール+蓄光塗料の薄化粧でさらに美しく魅せる!
グラスレー・ディフェンス・システムズCEOの養子で、グラスレー寮を束ねるシャディク・ゼネリが搭乗したミカエリス。固有兵装として右腕に戦術複合装備「ビームブレイサー」を装備。さらに、ガンダム・エアリアルのGUNDフォーマットへの対抗策として搭載された新型の「アンチドート」を駆使して奮戦した。2023年1月に発売された待望のプラキットは、右腕の展開機構を忠実に再現。スタイリングも申し分なく、設定画や劇中の印象に限りなく近づけられた完成度の高いキットとなっている。今回のキットレビューではパーツ形状にはほとんど手を入れず、塗装表現に注力。白いパーツにパール偏光塗料+頭部などの発光部に蛍光塗料を塗布。見る角度によって色調が変わる不思議な薄化粧を施している。
べギルペンデを製作! 基本的な工作を中心に仕上げ、蛍光塗料を使った塗装で美しく光らせる!
グラスレー寮にてシャディクを支える女子生徒5人。第9話のミオリネとの決闘において彼女らに配備されたモビルスーツ「べギルペンデ」がHGに登場。キットの出来がよいため、sannojiによる作例ではプロポーションを変えず基本工作を中心に行った。さらに、蛍光塗料による発光表現を施し、光を纏った雰囲気を強調して製作した。
HGデミトレーナーをストレートに製作! 拡張パーツと一緒に楽しもう!
チュチュ専用機に続いて、アスティカシア高等専門学園の生徒たちが使用する「デミトレーナー」がHGで発売となった。省パーツで合わせ目レスな高い完成度の本体はそのままに、頭部などが新規パーツで愛嬌あるフォルムを再現している。Blondy51による作例では、同時発売の拡張パーツセットをともに製作。さまざまな装備形態を楽しめるようにしている。
「HG ザウォート」をグラデーション塗装と設定画に近づけるディテールアップで製作!
ペイル・テクノロジーズが開発し、大型推進ユニットによる単独飛行能力を持つモビルスーツ「ザウォート」。劇中ではエランが搭乗したことでも印象深い本機のHGキットを、HGガンダムファラクトのレビューも担当した渡辺圭介が製作。組み立てやすさを優先したパーツ構成の都合で、一部に存在する設定画と異なる合わせ目を処理し、重厚感のある塗装で仕上げている。
「HG ハインドリー」の全体をエッジ出し&シャープ化、鮮やかな塗装で仕上げる!
グラスレー・ディフェンス・システムズ製のモビルスーツで、騎士のようなフォルムを持つ「ハインドリー」。劇中では実戦用である「ハインドリー・シュトルム」が登場しているものの、本機はSeason 1未登場であった。こちらのキットレビューはRyunzが製作。設定画やキットのパッケージイラストを参考に鮮やかな色合いにしつつ、一部金属パーツも使用して重厚な鎧に身を包んだ騎士のようなイメージで完成させた。
HG「ガンダム・ルブリス・ウル」を彩度を落とし劇中イメージのシックな色彩で仕上げる
アニメ1st Season終盤に突如として現れたガンダム・ルブリス・ウル。ガンダム・ルブリス量産試作モデルを基に発展した機体だ。キットは新規造形でマッシヴなデザインを忠実に立体化。背部武装の展開やビームガトリングガンといった劇中の活躍を堪能できる一品となっている。こちらのキットレビューはDOOVAが製作。劇中描写や設定画を参考に落ち着いたグリーングレーで塗装し、キットの鮮やかな成型色よりも一段落ち着いたイメージで完成させた。
ガンダム・ルブリス・ソーンを製作! エッジワークとディテールアップで直線的なデザインを引き立てる
ガンダム・ルブリス・ウルと同じく、2023年3月に待望の発売となった「HG ガンダムルブリスソーン」。スタンダードなHGガンプラの仕様を押さえつつ、一目で印象に残る特徴的な体躯が再現されており、新鮮な組み心地が味わえるキットとなっている。コボパンダによる作例では、直線的なデザインをパーツ整形でさらに引き立てる方向性で製作。ディテールアップも加えて細部を引き締め、冷静的確に戦うノレアのキャラクター性を表現している。
Season2主役機「HGガンダム・エアリアル(改修型)」HGを超速製作!
2023年3月発売のHGキットの中でも、特に注目度が高いであろう「HG ガンダムエアリアル(改修型)」。哀川和彦によるキットレビューをお送りしよう。キットはシェルユニットの発光や、ガンビットのギミックをHGガンダムエアリアルを踏襲して再現。これに加えて、劇中でソフィを魅了させた大型のガンビットライフルを差し替えで再現可能となっている。作例は合わせ目や肉抜きへの対処を細部まで徹底して行い、隙のない完成度で仕上げている
ヴィム・ジェタークが搭乗した「ディランザ・ソル」を、グロス塗装で高級なイメージに仕上げる
2023年4月に発売される『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キットのひとつ、HGディランザソル。黒を基調としたカラーリングと、大型化したシールド、強化された武装など、スパルタンな印象が強まったディランザの実戦仕様機である。Ryunzによる作例では、第12話のヴィム・ジェタークが搭乗した機体をイメージ。グロス塗装を施すことで高級車のようなイメージで仕上げている。
\こちらは2023年5月7日 17:20公開予定記事です/
「ザウォート・ヘヴィ」の無骨な魅力をミリタリー調の塗装とウェザリングでさらに引き上げる!
ディランザ・ソルと同じく、HGが2023年4月に発売となったザウォート・ヘヴィ。本編では第4話で登場、ビームキャノンとミサイルランチャーを追加し、ライフルも大型化しているザウォートの実戦仕様である。ARUEによる作例では、無骨になったイメージをミリタリーテイストの塗装でより強調する方向性で製作。キットの出来のよさもあり、ウェザリング塗装の効果が顕著に表れたものになった。
\こちらは2023年5月7日 17:20公開予定記事です/
「HGガンダムルブリス」から「HGディランザ(一般機)」までの記事はこちら! 「ガンプラ作例で振り返る! 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』」
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