最終回直前!ガンプラ作例で振り返る『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
2023.01.08第1クール最終回12話がいよいよ放送の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。その直前に2022年のホビージャパンで掲載したガンプラ作例ほか、さまざまな『水星の魔女』記事を取りまとめています。復習にぜひどうぞ!

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』前日譚「PROLOGUE」の主役機である「ガンダム・ルブリス」。HGキットは広い可動域とガンビットの各種ギミックに加え、新素材を使用した胸部発光部再現など注目点が目白押しとなっており、『水星の魔女』プラキットの先陣を切るに相応しい内容となっている。作例製作はDAISANが担当。ごく基本的な工作でキット本来の地力を引き立てている。
「PROLOGUE」作中に登場した「べギルベウ」のHG作例。ルブリス以上にこれまでのMSと様式の異なるデザインのべギルベウ。HGはこの独特な形状をスタイリッシュに再現、ノンキネティックポッドの射出ギミックも網羅している。JUNIIIによる作例では、肉抜き埋めなどの基本工作に加え、キットをさらに魅せる追加工作を行いながら製作。劇中での容赦ない立ち振る舞いを表現している。
前日譚「PROLOGUE」に登場した「ガンダム・ルブリス量産試作モデル」。ミリタリーチックで重厚感あるルックスや、ドミニコス隊を相手に善戦した活躍ぶりなどが印象に残る機体だ。本機の1/144作例を田中康貴が製作。得意とする高い精度のスクラッチビルドで、大型かつ複雑なギミックを持つ独自装備を再現している。キット化が待ちきれない熱心なファン諸君は、ぜひ本記事を参考に製作にチャレンジしていただきたい。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の放送開始とほぼ同時に発売された「ガンダム・エアリアル」のHG作例。キットはガンビットのギミック再現や全身のシェルユニットの表現など、HGガンダムルブリス同様に注目点の多い内容。ガンビット用ディスプレイベースやフライトユニットの発売も告知されており、後発アイテムとの連動も楽しみなマストアイテムとなっている。哀川和彦による作例は、どこまでも基本に忠実に、また細部まで手を入れての直球勝負で製作。シリーズの中でもっとも多くのユーザーが手に取るであろうキットだからこその、手本となるような作例となっている。
グエル・ジェタークが搭乗する「ディランザ グエル専用機」。HGキットは各所に可動軸が設けられ、ボリューミーながら大胆なアクションポーズが可能になっている。渡辺圭介による作例ではパテ埋めを中心とした基本工作で各部の隙をなくし、設定画に合わせた少し明るい色味で製作。特徴的な頭部の羽には細かいモールドを追加し、劇中のイメージを再現した。
11月に発売されたHGキット「デミトレーナー(チュチュ専用機)」。待望のデミトレーナー系キット第1弾として注目していた読者も多いことだろう。キットは秀逸な分割で省パーツながら合わせ目がほとんど出ず、特徴的なフォルムが手軽に楽しめる良好な内容。寝太郎23による作例では、授業でも使用されるデミトレーナーを学生であるニカがカスタムした機体、という設定を表現すべく、車や飛行機に用いられる実在の技術を基にしながらディテールアップや塗装を行っている。さまざまなカスタムや表現が盛り込めそうなデミトレーナーの楽しみ方のひとつとして参考にしていただきたい。
ジェターク社製の汎用モビルスーツ「MD-0031 ディランザ」。HGは一般機とラウダ専用機の選択式キットとして発売。グエル専用機とは異なる本体形状や武装を新規金型で再現しており、付属パーツの点で見ればグエル専用機よりも遊びの幅が広いキットになっている。仲井望によるキットレビュー作例は、目を惹くブレードアンテナのシャープ化とスラスターなどのディテールアップで設定形状に近づけることを意識して完成させている。
ガンダムシリーズの主人公として、初めてFigure-rise Standard化されたスレッタ・マーキュリー。フェイス造形やボディラインはシリーズ屈指の完成度で、フェイス用水転写式デカールや衣装の装飾を再現したエングレービングシールなど、細部まで丁寧な気遣いが嬉しいアイテムになっている。urahana3によるキットレビュー作例は、一部後ハメ化を行った以外はストレートに製作。エングレービングシールや水転写式デカールの貼り方を解説しているので、製作の際の参考にしていただきたい。
スレッタに続いて、ミオリネ・レンブランもFigure-rise Standardにてリリース。スレッタよりもやや低めの身長と透明感のある白い肌をイメージ通りに再現。シャベルやジョウロなどのガーデニング道具もオプションパーツとして付属しており、スレッタとマストで並べたくなるアイテムだ。えめす@ifritによる作例は、髪の毛のシャープ化やパーティングラインの丁寧な処理でミオリネらしい繊細な仕上げとしつつ、劇中でも印象的な温室のプランターをイメージしたベースを合わせて製作している。
SDシリーズ「SDEXスタンダード」でもガンダム・エアリアルが発売された。アニメでのメカデザインを踏襲しつつ、SDらしくデザインを強調&ディフォルメして組みやすさも実現したキットである。作例ではキット全体にディテールアップを施しつつ、パーツの延長やシャープ化でシルエットをさらにスタイリッシュにしている。またHGのようにシェルユニットのシールが透けて見える構造をSDEXにも搭載。細かな技が光るSDEX最新キットをご覧いただこう。
初めてガンプラを作るモデラーさんでも安全安心、お手軽にカッコよく製作できるHow toをお届けする「きみにもできる!! ガンプラ簡単製作法」。今回は注目のニューキット『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公機であるHG ガンダムエアリアル。ガンダムマーカーでスミ入れと部分塗装を施し、素組み+αでカッコよく仕上げてみましょう♪
2023年1月以降も『水星の魔女』ガンプラは続々発売予定! 3月までのキット情報を一挙にご紹介します。
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