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【水星の魔女】チュチュ専用デミトレーナーを実在の工業技術を基に製作!裏技的な肉抜き埋めの方法も!?

2022.12.04

MSJ-105CC デミトレーナー チュチュ専用機【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年1月号(11月25日発売)

実在の工業技術を基にチュチュのデミトレーナーを製作する

 2022年11月の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』HGキット、「デミトレーナー(チュチュ専用機)」。待望のデミトレーナー系キット第1弾として注目している読者も多いことだろう。キットは秀逸な分割で省パーツながら合わせ目がほとんど出ず、特徴的なフォルムが手軽に楽しめる良好な内容。寝太郎23による作例では、授業でも使用されるデミトレーナーを、学生であるニカがカスタムした機体、という設定を表現すべく、車や飛行機に用いられる実在の技術を基にしながらディテールアップや塗装を行っている。さまざまなカスタムや表現が盛り込めそうなデミトレーナーの楽しみ方のひとつとして参考にしていただきたい。

▲地球寮所属のチュチュことチュアチュリー・パンランチが搭乗する機体。同寮所属のニカ・ナナウラが旧世代型のデミトレーナーをカスタムした機体で、授業で使用される一般的な他の生徒のデミトレーナーとは形状が異なる箇所も多い。このような設定のため、作例は肩の盾など各部で微妙に色合いを変え、日々の改修や修理を連想させる仕上がりにしている

▲作例は3Dプリンターで握り拳や表情の付いた平手を製作(製作/SUMISU)。とはいえキットにもかなり秀逸な造形のハンドが付属している

▲袖のスリットモールドはくりぬいてプラ板でディテールアップ。各部の武装用穴はプラ棒で一度塞ぎ、0.5mmと2mmのドリルで2段階の穴を彫り込んでいる
▲素組み(左)との比較。ディテール工作と塗り分けで情報量がグッと増えているのがわかるだろう。作例のカラーリングは本編映像と本機メカニカルデザイン担当の海老川兼武氏によるイラストの中間的なイメージで調色している

▲パッチ修理(亀裂などに薄板を被せてリベット留めする修理法)をイメージして胴体を中心にディテールを追加。装甲裏の黄色は飛行機の塗装下地に使われるジンクロプライマーを意識したもの。胸やヒザアーマーの白はツヤありにして「後から部品ごと交換した」イメージにした。さまざまな手法で生徒たちの手入れを表現している

▲シールド基部はプラ板で設定画の形状を再現。右肩はスジ彫りを追加している。また肩や手首の軸はメタルシールを貼り、強固なシャフトを表現

▲ビームライフルはセンサー部をクリアー化し、銃口部に配線用部品を埋めてディテールアップ。塗り分けも増やして見応えある武器に仕上げている

▲機体各部の円モールドは開口と彫り込みでくっきりさせた。フロントアーマーは左右に切り分けて独立可動化

▲靴裏両脇はノコで平行な切り込みを入れ、モールド入りプラ板を差し込み整形して肉抜きを埋めている。プラ板を採寸して切り出す必要がなく、複雑な形状でもぴったり塞げる方法だ

▲胸部背面側や足首基部の肉抜きはプラ材で処理。またボールジョイントのマスキングとして耐油燃料チューブを被せて使用している

 ハイこんにちは、寝太郎23です。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』、登場人物もみんな魅力的でかわいいですよね! そんな中でも、ひと際個性の光るチュチュが駆る「デミトレーナー チュチュ専用機」を製作しました。整備を担当しているニカの印象も反映しつつ、大切に使われている機体をイメージして製作してみました。

■キットについて
 キットはFINE BUILDを採用したENTRY GRADEなどの流れを汲む設計で、非常にシステマチックでストレスフリーに組み上がります。後ハメ加工は不要ですので、塗装派の方にも非常に嬉しい作りになっていますね。

■肉抜き穴の処理

 最初に肉抜き穴をプラ板やパテなどを使用して埋めていきます。今回はすべて埋めてしまうのではなく、腕の付け根やヒザの関節部は形状がメカ的でカッコいいと思いましたので残しています。靴裏は左右からノコを入れ、ヤスって調整しながらエバーグリーンのプラ板をはめ込んで埋めました。作業時間は片方15分ぐらいで、形状によってはプラ板を切り出して塞ぐより楽だと思います。

■工作

 太モモは上端とヒザ関節すぐ上の部分に0.2mmプラ板を貼り足し、可動部の隙間をなくしました。
 バックパックのノズルほか、円状モールドは中心を0.5mmのドリルで開口した後に2mmのドリルで軽く彫るとフレア状になります。またコクピット周りを中心に外板の修理をイメージしディテールを追加しています。
 シールドのジョイント部はプラ板で囲って設定画に寄せました。
 ライフルはバレルやストックなどを分解することができ、非常に凝った作りになっています。電気配線用のコネクターピンをマズルに見立てて仕込んでみました。

■塗装と仕上げ
 本体の黄色は劇中作画や設定画、キットの成型色など媒体ごとに微妙に違いがあります。作例は劇中作画と、海老川兼武氏がTwitterに上げられていたイラストのイメージを合わせた色を狙ってみました。各パーツは授業で運用する中で新品パーツに交換されたり、応急修理されたりしているのでは? と想像し、単色にせずマスキングをしてトーンを変えながら塗り分けています。
 ディテール追加と塗り分けで情報量が増えたため、最後にデカールで全体のバランスをコントロールします。
 また全パーツをツヤ消しにせず、一部にツヤありの箇所を作るとメリハリが付くのでオススメですよ!
・塗装レシピ
黄緑=黄緑色(フィニッシャーズ):6+ペールグリーン:1+クールホワイト:3+ウイノーブラック少量
白=ウォームホワイト
黒1=ウイノーブラック:9+クールホワイト:1
黒2=ウイノーブラック:6+クールホワイト:1
灰=ニュートラルグレー3(ガイアノーツ)
黄=色ノ源イエロー:7+グレーFS16440:3

■最後に
 ますます目が離せない展開の『水星の魔女』。みなさんもお気に入りの登場人物になりきってプラモデルを製作してみてはいかかでしょうか?

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”デミトレーナー(チュチュ専用機) 使用

MSJ-105CC デミトレーナー チュチュ専用機

製作・文/寝太郎23

HG デミトレーナー(チュチュ専用機)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1540円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

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Ⓒ創通・サンライズ・MBS

寝太郎23(ネタロウニーサン)

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