もう目詰まりに悩まない!? 無限の研削力で“ならす”を続けられる研磨ビット「無限ブラシヤスリ」を試す!!
2026.06.27
プロモデラー「ノモケン」が教える工具、マテリアルの使い方!! 【無限ブラシヤスリ/プラモ向上委員会】
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実践! ゲートや合わせ目の整形
■ゲートとパーティングライン(荒目/鈍角)
▲荒目の“鈍角”ブラシを使ってゲートの残りを整形。削る箇所に重ね、少し横スライドさせつつ削っていきます。強く押しつけると弾かれるので注意します
▲ほぼパーツ面まで整形したところ。歪みや白化がない状態です。研磨面を狭くすることで周囲にキズを付けにくくなっています
▲周辺のパーティングラインも均してみました。このブラシ形状では深く彫ってしまいやすく、広く平らに…には向かないようです
■ゲートと合わせ目消し 曲面パーツ(荒目/鋭角)
▲荒目の“鋭角”ブラシでゲートや合わせ目を整形してみます。まず加工箇所が見やすい先端側のゲートを研磨しています。切削力は先の例より弱めですが、慎重に作業を進めるには程よいくらいです
▲パーツの曲面に沿ってゲートを整形したところ。円回転での研磨なので凹みにならないように角度を変えつつの整形です。このブラシ形状では削り過ぎになりにくく、削っているところも見極めやすいです
▲続いて合わせ目を整形しています。しっかり削るところはゆっくり目な横移動になりますが、広めに均すのは斜めの動きをくり返すほうが整えやすくなります
▲違った場所での例。こうした凹みも先細のブラシヤスリが便利なところ。ビットを変えずに対応できるのも利点です
▲荒目での加工跡をさらに中目で仕上げてみました(比較のため一部をマスク)。研磨キズが抑えられている様子が分かります。そのまま塗装の下地にできる程度です
■パーティングライン(中目/鋭角)
▲僅かなパーティングラインなら中目での研磨だけでも充分です。平面から込み入ったところまで、先細のブラシは対応しやすいです
透明パーツのヒケを整形
▲処理の難しい「透明パーツのヒケ」を均してみます。通常のヒケのようにパテなどで埋められないので、キズを少なく整形したいところです
▲荒目を使いヒケの周辺を研磨しています。鋭いキズを付けずに削れているのが分かります
▲ヒケがなくなりパーツ面に歪なところもなくなりました。広めの均しは斜め移動がコツになります
▲さらに中目で研磨したところ。研磨跡が“曇り”のようになりました。この後はコンパウンド(研磨材)などで磨けば透明に戻せます
プラスチック以外の研磨シーン
▲レジンパーツのゲートやパーティングラインの整形でも同様に使うことができます。鋭角なブラシ形状は緩い曲面や回り込む面の研磨にも向くので、特にフィギュアなどで使い勝手がよさそうです。塗装の食い付きをよくする“足付け”にも効果的です
▲3Dプリントパーツでのサポート痕や、積層跡をならす場面。整形箇所に向くカタチや番手を使って、効率を上げられます。研磨力が長く継続するのもそれに貢献します
今回のまとめ
無限ブラシヤスリは目詰まりしにくく切削力が安定して使えること、研磨跡に粗さがなく仕上げやすいこと、そして形状を自由に加工できることで切削力や均しやすさ変えられることが特徴です。電動リューターのビットですが小範囲をヤスリ掛け的に整形できるので、用途としては電動サンダーでの磨きに近い面もあります。紙ヤスリやスポンジヤスリの貼り替えを考えると、研磨力が続く利便性が際立ってきます。こうした加工をする人、モーターツールで作業効率を高めたい人には試して欲しい一品です。
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解説・文/野本憲一
多くのユーザーから愛される模型製作ガイド「NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所」の著者・プロモデラー。当連載『いまさら聞けないプラモデルの基礎』では、令和最新版“プラモデル製作の基礎”を解説します。現在では数多くの選択肢があるプラモデル製作の道具やテクニック。「名前は知っているけどどんなものなんだろう?」「いまさら聞くのもなぁ…」と思うものもあるはず。そんな“ギモン”を改めて学んでみましょう。
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