HOME記事スケールモデル全世代で楽しめる最高のキット「フクイラプトル」を筆塗り塗装!タミヤ塗料を使った三者三様の筆塗りをお楽しみあれ【筆塗りTribe】

全世代で楽しめる最高のキット「フクイラプトル」を筆塗り塗装!タミヤ塗料を使った三者三様の筆塗りをお楽しみあれ【筆塗りTribe】

2026.09.14

筆塗りTribe/フクイラプトル【タミヤ 1/35】 月刊ホビージャパン2026年10月号(8月25日発売)

恐竜の色に、正解なし! 三者三様で楽しむ、タミヤ新ブランド「クリックロック フクイラプトル」の筆塗り

 話題の最新キットから往年の名作まで、さまざまなプラモデルを筆塗りで楽しむ本連載「筆塗りトライブ」。今回は、全世代が楽しめるタミヤの新ブランド「クリックロック」の第1弾「フクイラプトル」を、月刊ホビージャパン編集部メンバーとライターのフミテシが楽しんでいきます!
 接着剤不要でパチパチ組めて、すぐに筆塗りまで楽しめるキットのコンセプトは、これから「プラモも筆塗りも楽しんでみたい!」という人にとって最高のプラモデル。そして恐竜は自分だけの妄想を筆からプラモデルに届けるにも最高のアイテムです。それでは三者三様の筆塗りをお楽しみください。

(構成・文/フミテシ)

今回のパイセン

月刊ホビージャパン(王)、(オオマツ)/フミテシ

左から月刊ホビージャパン編集部の(王)、ライター・フミテシ、月刊ホビージャパン編集部(オオマツ)。20代から40代のメンバーでお届けいたします


タミヤの精度で楽しめる「接着剤を使わないプラモデル」

▲フクイラプトルのランナーは2枚。本体、地面、同スケールの親子シルエットという構成。ニッパーでパーツを切り出すだけで組み立て可能。しかもタミヤのぴたりと合わさる精度で楽しめるので、初めてプラモデルを作る人も安心!
▲頭のパーツにはスライド金型を使用。複雑な形はもちろん、鋭い歯の1本1本まで精密に再現。お手軽さと精密さを高次元で両立してくるのが「タミヤクリックロック」なのだ

タミヤの塗料で楽しんでいこう!

▲恐竜はどんな色だったのか……そんな思いを筆に乗せて「タミヤの塗料」で塗っていこう

15分で組めますね!

▲フィギュア記事をメインに担当する(王)。タミヤの模型を作るのは久しぶり。そんな彼でも「これはすぐに作れるぞ!」と自信が湧いたそう。実際、15分で組み上げた

図鑑は楽しい!

▲恐竜を塗る参考に、爬虫類や両生類の図鑑を持参したフミテシ。(王)とともに「ワニVS恐竜! どっち勝った!?」、「ワニでしょ、今もいるし」とどうでもよい会話をしながら、恐竜の色に思いを馳せる。ワニはタミヤからもプラモデル化されているので、フクイラプトルと一緒に揃えても楽しいぞ

タミヤの塗料と溶剤の話

 タミヤの塗料を初めて使う(王)から、「タミヤの塗料と溶剤の組み合わせを教えてください」といい質問を受けたので、ここでまとめてみます。この組み合わせを覚えれば、筆塗りがどんどん楽しくなりますよ。

タミヤ アクリル塗料

▲水でも希釈できるタミヤ アクリル塗料。色数も豊富でタミヤの塗料のなかでももっともベーシック

タミヤ アクリル溶剤

▲タミヤ アクリル塗料は水でも希釈できるが、その性能をフルに発揮したいなら専用のアクリル溶剤を準備しよう。筆に付いた塗料をきれいに落とせるので、筆洗いにも必須

タミヤ ラッカー塗料

▲2017年に発売が開始されたタミヤのラッカー塗料。模型塗料の王道であるラッカー塗料で「タミヤの色」が塗れるということもあり人気を博している

タミヤ ラッカー溶剤
(リターダー入り250ml)

▲ラッカー塗料の乾燥時間を遅らせるリターダー成分の入った溶剤。それによって塗膜が平滑に仕上がりやすいので、筆塗りにも適している

タミヤ エナメル塗料

▲非常に伸びがよく、細部塗装からメイン塗装まで幅広く使用可能。ラッカー塗料やアクリル塗料の塗面を侵さないので、上塗りできる

タミヤ エナメル溶剤

▲エナメル塗料を薄める溶剤。スミ入れをする際は、この溶剤で薄めてから使用する

タミヤ 情景テクスチャー ペイント

▲塗るだけで地面の表現を楽しめる魔法の塗料。タミヤ アクリル塗料と混色したり、乾燥後に上塗りも可能。ヴィネットやディオラマに初めて挑戦する人におすすめ

タミヤ アクリル溶剤

▲アクリル溶剤で濃度の調節が可能。テクスチャーが付いた筆や刷毛を洗うのに使用しよう

ドライブラシで、強襲!! メタルラプトル!!!/(王)

(王):僕、ウォーハンマーのミニチュア記事を担当していたので、実はひとつ試したい塗りがあるんですよ。まずは光沢黒一色で塗ります
(オオマツ):真っ黒のフクイラプトルもかっこいいですね。楽しみです

クロームシルバー!!

(王):エナメルのクロームシルバーでドライブラシしてみようと思います!
フミテシ:え!? いいな!! でも図鑑読んだ意味は……

ドライブラシの魔法でメタルに!!

(王):塗料を筆に含ませたら、ペーパータオルで余分な塗料を拭き取って擦る!! 一気に表面のディテールが輝き出しました
(オオマツ):(王)さん、もう完成じゃないですか!! すごい

銀……塗りすぎたかな~~

(王):楽しすぎて、ちょっと黒を塗り潰しすぎちゃったかも
フミテシ:そんなことない! かっこいい。塗ってみるといろいろな気づきがありますよね~。地面も塗ってみようよ
▲(王)が使用したのは「路面 ダークグレイ」と「路面 ライトグレイ」。塗るだけで道路になる! ダークグレイ→ライトグレイの順番でランダムに塗り付けた。地面は100円ショップのコルクコースターを使用

情景テクスチャーペイントに挑戦!

(王):え? これ塗るだけでアスファルトになるんですけど。やばくないですか!?
(オオマツ):メタルラプトルにストーリーが生まれますね。近未来感が地面から出てますよ
フミテシ:ダークグレイとライトグレイを合わせるとよりいい雰囲気になるぜ!

およそ1時間で完成! メタルラプトル

(王):気軽に組めて、ドライブラシでスピードペイント。とっても楽しいですね!
(オオマツ):気軽に作れるフクイラプトルだからこそ、簡単なヴィネットにも手を出しやすいですね

タミヤ アクリル塗料で全塗装!/フミテシ

フミテシ:俺はタミヤのファインサーフェイサーL(オキサイドレッド)を塗った上から、タミヤアクリルのオレンジで塗っていくよ
(オオマツ):サフで定着力をアップですね。王道な恐竜塗装になりそうです

零戦のコクピットの色で裏側を塗る!

(王):図鑑でもお腹側が面白い色している生物がいっぱいいましたね
フミテシ:そうそう。そこでライトグリーンなコクピット色で塗ってみることにしたよ

何かが足りない……

(王):お! また図鑑見出してどうしたんですか?
フミテシ:何かが足りないのよ~。色はイメージ通りなんですけど
(王):爬虫類や両生類の写真って、「ぬめっと」してるの多いですよね

クリヤーで「ツヤ」を足す!

一同:それだ! 「ツヤ」だ!!
(オオマツ):クリヤーを足してみましょうよ
フミテシ:ぬりぬり……確かに、いきなり生物らしくなってきたぞ!

豪快に赤をこぼした~~

フミテシ:口の中を赤で塗ろうとしたら、瓶を倒してもうた~~!
(オオマツ):下に紙を敷いていて助かりましたね! 筆塗りするときは、新聞紙とかプリント用紙を敷かないと大変なことになることがわかりました(笑)
フミテシ:口の中は赤、歯は白で塗ったあとに「タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウン」を流し込んだよ
フミテシ:情景テクスチャーペイントは、草が練り込まれている「草 カーキ」と「土 ブラウン」を使用。地面を濡らしたかったので、クリヤーも上塗り
(オオマツ):草はラプトルの足にも絡ませるんですね
フミテシ:そのほうが草むらを走ってきた感じになるかな~と思ったので

約3時間で完成!

(オオマツ):とっても王道な雰囲気の色合いになりましたね
フミテシ:塗り上がったら落ち着いちゃったけれど、普段使っているスケールモデルの色でも恐竜を楽しく塗れるという発見があって楽しかったです!

タミヤの成型色を活かして仕上げる/(オオマツ)

(オオマツ):僕は成型色を活用して、その上からラッカーでドイツ軍の3色迷彩の色を使って塗っていこうと思います
(王):成型色を活かした仕上げは、キットのコンセプトにも合ってますね。ドイツ軍の色を選ぶあたり、マシーネンクリーガー担当って感じがするよ~~

細い線を描いていきます

フミテシ:レッドブラウンで紋様を描いている! さすが
(オオマツ):成型色のダークイエローとバランスがいいので、これだけでもいい仕上がりになりますね
(オオマツ):筆の根元を使って、塗料を置いていきます。ボケ感のある斑点模様になって、線の模様とはまた違った雰囲気が出ます
(王):(オオマツ)くん、器用だな~~
フミテシ:できてる!
(オオマツ):まだできてません(笑)。でもこれでもOKな気もします
(オオマツ):さらにダークイエロー、ダークグリーンで細い線を描いていきます。ランダムに気軽に線を描いています。細部を塗って、タミヤ スミ入れ塗料のダークブラウンでウォッシングしたら完成です

約2時間で完成!

フミテシ:成型色仕上げとは思えない完成度!
(オオマツ):キットの完成度のおかげです。情景テクスチャーペイントは「砂 ライトサンド」を使用して荒野をイメージした仕上がりにしました

みんなで作ろう「タミヤ フクイラプトル」

▲接着剤不要で、パチパチ組めて、すぐに塗装も楽しめる「タミヤ クリックロック フクイラプトル」。全塗装で楽しんでも、その日のうちに完成可能な素晴らしい構成となっている。ひとりでも、模型仲間と一緒に作っても楽しいプラモデルなので、ぜひこの機会に作ってみてほしい

タミヤ 1/35スケール プラスチックキット“クリックロック”

フクイラプトル

製作・文/ホビージャパン編集部

クリックロック 1/35 恐竜シリーズ フクイラプトル
●発売元/タミヤ●880円、発売中●1/35、約11.8cm●プラキット

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フミテシ/ホビージャパン編集部

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