▲ 塗装前の状態。胸部や背部のスラスター類は、STYLE-Sのロボバーニアに交換してディテールアップ

　今回のお題はジム・ナイトシーカーⅡ。熟成され続けてきたジムキットの最新版ということもあって完成度がとても高く、さらにヘッドパーツの2種付属や、豊富な武器も相まって一度に二度おいしい。どんな姿で飾ろうか迷ってしまいますね。
　特記すべきは、新規造形された肩関節。見事な精密ディテールが入っており個人的に感動。チラ見えする部分なのでただの軸よりも説得力があり素晴らしいなぁと思いました。唯一の懸念点としては肩の合わせ目。一応段落ちモールドになっているのですが、ここはパリッと面が出ていたほうが好みだったので、3日悩んで見つけ出した渾身の後ハメ加工を施しました。

■肩周りの後ハメ加工
　肩関節はいったんカットして後ハメ加工。1mm真鍮線を通すスペースもあるので加工後もガッチリ補強できます。上腕関節は先に肩ブロックに組み込んでしまい、マスキングで塗装対応。これにより肩アーマーの合わせ目を消すことができます。

■肩幅の短縮
　肩の付け根を2mm程度胴体側にオフセットしました。肩口側の可動軸をカットし、胴体に食い込ませるかたちで埋め込むことで引き締まった脇を演出。肩周りの可動は非常に広いので、この軸をオミットしてもほとんど可動に影響は及ぼしません。

■デカール
　ラインマーキングはガンダムデカール各種を使用。コーション類はスジボリ堂のロボデカール。一部自作したデカールも使用しています。

■カラーレシピ
白＝NAZCA スチールホワイト
黒＝ヘキサギアカラー ヘキサブラック
青＝GX5番 スージーブルー
緑＝ダグラムカラー グリーングレー
関節＝ガールズ＆パンツァーカラー 大洗グレー

　バイザー類はカスタマイズマテリアル（3Dメタリックシール2）を貼り付け。ギラッと光ってくれるのでおすすめです。
　今回の製作コンセプトとしては、キットの持ち味を活かしつつ、100点が130点になるよう重箱の隅をつつきながら改修してみたつもりです。実はジムを作るのは今回が人生初。すっかりジムの虜になってしまいました。

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