HOME記事ガンダム今年で30周年を迎えた『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主役機「陸戦型ガンダム」を、各所ディテールアップに加え地上運用を意識したウェザリングで仕上げる

今年で30周年を迎えた『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主役機「陸戦型ガンダム」を、各所ディテールアップに加え地上運用を意識したウェザリングで仕上げる

2026.06.18

RX-79[G] 陸戦型ガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】●哀川和彦 月刊ホビージャパン2026年7月号(5月25日発売)

【08小隊30周年】HG陸戦型ガンダム
特撮

地上運用を意識したウェザリングで仕上げる

 1996年から1999年にかけて展開されたOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は今年で30周年!! 7月31日発売予定のホビージャパンMOOK「ガンダムフォワードVol.22」では本作を大特集するが、その前哨戦として本誌では作例記事を4本立てでお届けする。先鋒は本作の顔である「RX-79[G] 陸戦型ガンダム」。リニューアル版のHGUCキットを使用し、哀川和彦が地上運用を意識したウェザリングで仕上げた。

HG陸戦型ガンダム
前
HG陸戦型ガンダム
後ろ
▲コジマ大隊ではシロー・アマダ率いる第08MS小隊の他、第01、第04、第06小隊に配備されている陸戦型ガンダム。RX-78ガンダムの余剰部品を用いて製造された急造品で、生産数自体は極めて少ない。コア・ブロック・システムはオミットされているが、作戦遂行中でも武装交換が可能なウェポン・コンテナを搭載できる。作例はチッピングをメインに汚し塗装を行い、マーキングにも掠れを加えて使用感を演出している
頭部はマスクパーツ裏側の差し込みピンをカットして後ハメ化することでヘルメットの合わせ目を処理
▲頭部はマスクパーツ裏側の差し込みピンをカットして後ハメ化することでヘルメットの合わせ目を処理
ブレードアンテナは削り込んでシャープ化。アゴを引こうとすると若干首に干渉するので、アゴ裏面を削り込んだ
▲ブレードアンテナは削り込んでシャープ化。アゴを引こうとすると若干首に干渉するので、アゴ裏面を削り込んだ
胸部バルカン砲とマルチランチャーは砲口をピンバイスで開口。腹部底面の肉抜きはプラ板で塞いだ
▲胸部バルカン砲とマルチランチャーは砲口をピンバイスで開口。腹部底面の肉抜きはプラ板で塞いだ
前腕はフレームパーツをヒジ側と手首側に分割することで後ハメ化し、外装の合わせ目を処理。握り拳はオプションパーツセット「ガンプラ03(ビルドハンズ角型)」のSサイズを使用している
▲前腕はフレームパーツをヒジ側と手首側に分割することで後ハメ化し、外装の合わせ目を処理。握り拳はオプションパーツセット「ガンプラ03(ビルドハンズ角型)」のSサイズを使用している
腰部各アーマー裏側の肉抜きはプラ板で塞いでいる
▲腰部各アーマー裏側の肉抜きはプラ板で塞いだ
靴裏の肉抜きはソールパーツに切れ込みを入れてプラ板を差し込むことで塞いでいる
足首を左右にスイングさせようとするとスネとアンクルアーマーが干渉するので、ウェーブ「PCプラサポ1」の4mmポリキャップ用を使用して片側軸接続方式に変更

▲靴裏の肉抜きはソールパーツに切れ込みを入れてプラ板を差し込むことで塞いでいる。足首を左右にスイングさせようとするとスネとアンクルアーマーが干渉するので、ウェーブ「PCプラサポ1」の4mmポリキャップ用を使用して片側軸接続方式に変更

ビーム・ライフルはインナーパーツを前後に分割して後ハメ化することでジャケットパーツの合わせ目を処理
▲ビーム・ライフルはインナーパーツを前後に分割して後ハメ化することでジャケットパーツの合わせ目を処理
シールドはリューターで砲弾痕のようなダメージ加工を施している
▲シールドはリューターで砲弾痕のようなダメージ加工を施している
キットには100mmマシンガン、ビーム・ライフル、180mmキャノン、ビーム・サーベル×2、シールドが付属。作例ではプレミアムバンダイ販売アイテムのHG 陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)に付属するミサイル・ランチャーを追加で製作
▲キットには100mmマシンガン、ビーム・ライフル、180mmキャノン、ビーム・サーベル×2、シールドが付属。作例ではプレミアムバンダイ販売アイテムのHG 陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)に付属するミサイル・ランチャーを追加で製作
ランドセルを展開させることでウェポン・ラックを搭載することができる。出撃準備シーンのような立てヒザポーズも難なく可能だ
▲ランドセルを展開させることでウェポン・ラックを搭載することができる。出撃準備シーンのような立てヒザポーズも難なく可能だ
ビームサーベルとシールドを持ってポージング
ミサイル・ランチャーを左肩に担いでいる
オープニングアニメにのみ登場するパラシュート・パックもHG 陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)からコンバート
▲オープニングアニメにのみ登場するパラシュート・パックもHG 陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)からコンバート
180mmキャノンは分割してウェポン・コンテナに収納可能
▲180mmキャノンは分割してウェポン・コンテナに収納可能
パラシュート・パックの中央ブロックと左右スラスターの接続部を加工することで後ハメ化。放熱孔はピンバイスで開口。一体成型されているノズルを分割し、内部はICソケットピンでディテールアップ
▲中央ブロックと左右スラスターの接続部を加工することで後ハメ化。放熱孔はピンバイスで開口。一体成型されているノズルを分割し、内部はICソケットピンでディテールアップ
引き出し式の肩関節や腹部可動などの柔軟な関節構造により、立てヒザでの武装両手持ちが可能
オープニングアニメでも印象深い180mmキャノン射撃ポーズも自然に決まる
▲引き出し式の肩関節や腹部可動などの柔軟な関節構造により、立てヒザでの武装両手持ちや、オープニングアニメでも印象深い180mmキャノン射撃ポーズも自然に決まる

 2018年発売ということで合わせ目処理や後ハメ加工が必要になる箇所がいくつかありますが、今見てもかっこいいキットです。今回は別売りキットのパラシュート・パックなども合わせて汚れの似合う機体として製作しました。
■本体工作
 頭部はブレードアンテナをシャープ化し、マスク裏の差し込みピンをカットして後ハメ化。アゴは首元に干渉気味なので後面を削って引けるようにしました。腕部はヒジと手首関節をC字に加工し後ハメ化し、握り拳は「ビルドハンズ(角型)」のSサイズを使用しています。胸部バルカン砲とマルチランチャーはピンバイスで開口。腹部底面と腰部アーマー裏の肉抜きはプラ板でフタをしました。靴裏の肉抜きは切れ込みを入れてからプラ板を差し込むことでキットのモールドを活かしています。アンクルアーマーは上下にしか動かないので、接続ピンをカットしてからウェーブの「プラサポ1」のボールジョイントで接続することで左右可動化。靴部の接地性を高めています。
■パラシュート・パック
 左右のスラスターパーツははさみ込みなので、接続ピンをカットして後ハメ化。放熱孔はピンバイスで開口しました。連結されているノズルは切り離し、内部をICソケットピンでディテールアップしました。
■塗装
 下地にGSIクレオスのMr.サーフェイサー1000ダークグレーを吹き、これを活かしてグラデーション塗装をしました。その後マーキングデカールを貼り、Mr.ウェザリングカラーでウォッシング。スーパースムースクリアーつや消しをコートしたら完成です。
白=灰色9号
赤=モンザレッド
黄=キアライエロー+黄橙色
紺=ティターンズブルー2
黒=MSファントムグレー

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードユニバーサルセンチュリー”

RX-79[G] 陸戦型ガンダム

製作・文/哀川和彦

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©サンライズ

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哀川和彦(アイカワカズヒコ)

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