HOME記事ガンダムMSD版「HG ジム」キットレビュー! セット同梱の様々な武装で自分だけのジムを作り上げる!

MSD版「HG ジム」キットレビュー! セット同梱の様々な武装で自分だけのジムを作り上げる!

2023.12.22

RGM-79 ジム ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年1月号(11月25日発売)

RGM-79 ジム ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備 イメージカット

装備が満載! MSD版ジムを遊び尽くせ!!

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の世界観を基に展開されるメカニカル考証企画『機動戦士ガンダム Mobile Suit Discovery』(MSD)より、一年戦争を戦い抜いたベーシックな「ジム」が最新フォーマットで登場。キットは肩と腰のミサイルポッドを新規パーツで用意しつつさまざまな武装が大量に付属しており、まさに量産機ファン垂涎のキットとなっている。他のMSD系キットと組み合わせても楽しめる逸品だが、今回はキットレビューということでセットに同梱されている武装の組み合わせ例に絞ってご紹介。“オレGM”製作の参考になれば幸いだ。

RGM-79 ジム ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備 正面
RGM-79 ジム ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備 正面、背面
▲地球連邦軍がRX-78シリーズから得たデータを基に開発した量産型主力MS・ジム。さまざまなバリエーション機が存在しており、ミサイルポッドとショルダー・キャノンを装備したタイプはモロッコ戦線およびアレグランサ島でも確認されている
ショルダー・キャノン&サーベルラック装備状態とミサイルポッド装備状態の比較
▲製品は2種のタイプから選んで組み立てられる。左肩にショルダー・キャノン、右肩にサーベルラックを取り付けたタイプ(写真左)と、両肩と腰にミサイルポッドを装着するタイプ(写真右)。肩のミサイルポッドは付け根に可動軸があるので、写真のように上に向けることができる
シールド、ミサイルポッド(肩)、ショルダー・キャノン、ミサイルポッド(腰)、ビーム・ライフル(前期型)、サーベルラック(腰、背中)、ビーム・スプレーガン(前期型)、ビーム・スプレーガン、ハイパー・バズーカ
▲キット付属の武装を見ていこう。写真左上から、シールド、ミサイルポッド(肩)、ショルダー・キャノン、ミサイルポッド(腰)、ビーム・ライフル(前期型)、サーベルラック(腰、背中)、ビーム・スプレーガン(前期型)、ビーム・スプレーガン、ハイパー・バズーカ…と大盤振る舞いな装備が付属する。もちろん好みでさまざまな装備を取り替え可能なので、複数揃えて自分だけのジム小隊を作りたくなる!
背面 腰のサーベルラック アップ

▲ランドセルにミサイルポッドを装備する場合は、腰部にサーベルラックを増設してビーム・サーベル2本を携行する。戦後のMSを彷彿させる搭載方法が興味深い

ランドセル アップ
▲ランドセル装着用サーベルラックも左右ぶん付属するので、肩サーベル2本挿し…なんてタイプも製作可能
製作途中 ランドセル アップ
▲前腕ラッチはAUBE Dimension WorksのADモールド(小)を貼り付けた。バーニアもADバーニア N6に交換している
胴体パーツ 肩口アップ
▲肩のポリキャップはそのままでは塗装できないので、0.3mmプラ板を貼って隠した
フロント/リアアーマー裏
▲フロント/リアアーマー裏にプラ板を貼ってディテールを追加した
肩のミサイルポッド パーツ
▲肩のミサイルポッド(新造形)は片側10発の弾頭がモールドされている。作例は3発ぶんだけドリルでくりぬき、中にプラパイプを詰めて発射後の様子を再現してみた
ネオジム磁石を仕込んだ左前腕とシールド基部
▲左前腕とシールド基部にネオジム磁石を仕込んで接続方式を変更
製作途中の状態 上半身
▲製作途中の状態。スタイルは申し分ないのでディテールを細かく追加。右肩鎖骨部にアンテナを、フロントアーマーのフチに0.5mmプラ板を貼ったほか、胸側面のスラスターも1mmプラ棒にピンバイスで穴を開けて自作したノズルパーツでディテールアップした
ポージング画像1
▲ビーム・ライフル(前期型)を構えて。シールドはのぞき窓の上に切り欠きがある、ジム(スレッガー搭乗機)やジム(モロッコ戦線仕様)と同タイプのもの。作例はモロッコ戦線にいた機体から「301」ナンバーを拝借した
ポージング画像2
▲頭頂部のメインカメラやショルダー・キャノンのセンサー部には市販のラピーテープを貼り付け。キラッと光るアクセントになる
ポージング画像3
▲試しに付属のキットパーツを最大限に活用したフル装備例。こんな重装備が気軽に楽しめるのも模型ならでは
素組みとの比較 正面
▲素組み(左)と比較。ミサイルポッドは弾頭のマスキングがやや手間だが、チャームポイントなので丁寧に塗り分けてあげよう。ハンドはギュッと握った形状が欲しかったので、市販のADハンドに交換している
素組みとの比較 背面
▲背面の比較。穴がむき出しの前腕やランドセルのジョイントに市販ディテールパーツでフタをしたほか、関節部の塗り分けを増やすことで情報量を上げている

■はじめに
 ここ1年ほどの連邦量産型MSキット界隈ではジム(スレッガー搭乗機)、ジム(モロッコ戦線仕様)と相次いで発売されてきましたが、今回はショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備という2種の武装選択式としてまたも製品化されました。付属武装がとにかく盛りだくさんで、サーベルも肩と腰のどちらにも搭載可能となんだか大盤振る舞いでうれしくなります。『ククルス・ドアンの島』の映像中にも登場していますが、キットのパッケージアートを見る限り、宇宙でもこのデザインの機体がモリモリ活躍しているということなのでしょう。今回もジムスキーのひとりとして、できるだけカッコよく製作していきたいと思います。

■製作
 頭部の前後パーツはスチロール系接着剤でガッチリ接着して合わせ目を消します。バルカン砲は0.3mmドリルで開口しました。頭頂部のカメラやビーム・ライフルのセンサーなどは付属シールでも良いのですが、市販のラピーテープを使用しています。ラピーテープはかなりキラッと光ってくれます。
 肩のミサイルポッドは右側を発射状態にしてみました。3mmドリルで穴を開けてから中に3mmプラパイプを仕込んでいます。
 プロポーションが良好なので、大幅な改修はしていません。全体のスジ彫りを深く彫り直しつつ、胸部、腕部、腰アーマーなどを中心にスジ彫りやディテールを追加しました。

■塗装
本体色1=モデルカステン ライトゴーストグレー+色ノ源シアン少量+1番ホワイト少量
本体色2=ニュートラルグレーII
レッド=68番モンザレッド+100番マルーン
イエロー=58番黄橙色
ランドセル=ガンダムカラー MSファントムグレー
関節色1=37番RLM75グレーバイオレット
関節色2=ニュートラルグレーI
武器類=グラファイトブラック
 スミ入れはエナメル塗料ジャーマングレイ、最後にフラットクリアーEx-10を吹いて完成です。このジムは武器をいろいろ換装できるので、飾る時に悩ましいですね。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

RGM-79 ジム ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備

製作・文/不破優

HG ジム(ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2530円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

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ⓒ創通・サンライズ

不破優(フワユウ)

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