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完成度を求めるならこれ！ カラーパテでの“合わせ目消し”を解説。ガールズプラモの基礎工作のテクニック【全3回・カラーパテ編】
2024.02.23
ガールズプラモスタイル #01（11月30日発売）
ガルプラレスキュー隊!! 合わせ目消し その③「カラーパテ編」
模型誌などの作例ではあまりに当たり前に解決している、基本的な工作テクニック。ガールズプラモに限らず、基礎のテクニックがあってこそカスタマイズや遊びが最大限輝くというもの。作ってから「なにか違う……」とならないよう、大事な下ごしらえについても知っておきましょう。本ガルプラレスキュー隊は、読者の皆様の「あれは何？ どうするの？」を解決するべく、出動するのです…。
解説／隊長・けんたろう
第一回 合わせ目消しをマスターせよ！
そもそも合わせ目ってなんなの？ ほうっておいちゃダメなの？
キャラクターモデルに限らず、プラモデルはバラバラになったパーツを組み立てていく製品です。その過程で、設定や実物にはないパーツ同士の合わせ目が発生します。近年では、技術の向上やメーカーによる努力によって合わせ目はどんどん目立たなくなっています。しかし、生産の都合上どうしても目立った場所に合わせ目が来る場合があります。ただ、そういった箇所は目立つぶん、しっかり処理をすればそれだけで作品の完成度をグッと上げることができます。
今回は3パターンの合わせ目消しを実践しました。ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
今回の記事はレスキュー3「カラーパテ編」
今回キーとなるマテリアル！
完成度を求めるならこれ！
▲ ほとんど成型色と同じ色でキレイに盛りつけることができるパテです。硬化促進剤が必須で、なおかつ硬化したパテはプラスチックより硬いため、一歩間違えるとプラスチックのほうが削れてしまうということも起こります。ただし最終的な仕上がりは非常にキレイなので、そこのトレードオフをどう考えるかがポイントになります
▲ 合わせ目だけでなく、ゲート跡やパーティングラインの処理などプラモデル全般の切削作業で多く使われる紙ヤスリ。こちらの細目セットは、大きく形を整える400番、幅広く成型作業をこなす600番、お肌をキレイにする1000番とガールズプラモに使いやすい3種類がまとまっているのでオススメです
▲ 紙ヤスリは細部にフィットした磨きができますが、指の力がややダイレクトにパーツに伝わります。そのため、丸みを帯びたパーツが平らな面になってしまうことがあります。スポンジとヤスリが一体になったこの神ヤス！ を使うことで、丸みを維持しつつパーツにヤスリがけすることができます
レスキュー３ コスト高め最終兵器！ 瞬間カラーパテ
ほとんど成型色と同じ色！
硬化スプレーは必要！
まとめ
ガールズプラモは基本的に塗装をしなくても色分けや質感が良くなるように工夫されているのですが、合わせ目はどうしても発生するもので、こと肌などはどうしても目につきやすいパーツです。たとえ塗装をしないとしても、この轟雷のように地道に合わせ目を処理することで、より手を加えたと感じる、自分ならではの完成品ができるものです。作例などではこの作業を基礎として、さらに塗装やカスタムなど、より多くの工程が重なっていきます。ガールズプラモの深い世界の一歩として、合わせ目消しにぜひチャレンジしてみてください
ガールズプラモの“合わせ目消し”は全3回で更新
その① 流し込み接着剤編
その② 瞬間接着剤編
今回の記事 その③ 瞬間カラーパテ編
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Ⓒ KOTOBUKIYA
