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「フロントミッション ストラクチャーアーツ」ヴィネット作例 より赤色が目立つ形で仕上げる

2022.04.29

スクウェア・エニックスプロダクツ 月刊ホビージャパン2022年6月号(4月25日発売)

「フロントミッション ストラクチャーアーツ」ヴィネット作例 より赤色が目立つ形で仕上げる

前回に引き続き『地獄の壁部隊』をイメージした作例を製作!

地獄の壁 メイン画像

 続々と新商品が発表されるストラクチャーアーツ『フロントミッション』より、地獄の壁部隊をイメージした作例が到着!2022年3月号掲載の作例から別動隊として残す3機の赤いフロストを使用したヴィネットとなった。同じシチュエーションを意識しつつ汚しの度合いに変化を入れ、赤色がより目立つように製作。無機質な瓦礫に映える赤備えが地獄の壁の凛々しくも恐ろしい雰囲気を演出している。ウェザリング方法やベースの製作にも注目してご紹介しよう。

ディオラマ製作・文/小澤京介


地獄の壁 正面全体画像
▲ グレー色の地面に赤いフロストの機体色が映えるヴィネット。サイズは直径約21cm×高さ約14cm
地獄の壁 背面全体画像
▲ ヴィネットには高低差をつけてブロックやストラクチャーを配置

■はじめに

 今回はフロントミッションの地獄の壁セットから、 2022年3月号に引き続き、残す地獄の壁部隊の3体を別動隊としてヴィネットにしています。

■組み立てについて

 組み立てはストレートで組んでいきます。一部パーツを補強するために接着して製作。関節部分はキットの可動域の広さを最大限活かすために、しっかり可動することを確認しながら組み立てましょう。プラスチックの材質が柔らかいため、パーティングラインはデザインナイフでカリカリと擦るくらいで消えていきます。それでもウェザリング用塗料にも負けない耐久性があるので汚し塗装をしてもパーツが割れづらく安心して製作できました。

■塗装について

 3月号の作例では暗めに塗装したので、今回は意識して明るめにしています。黒立ち上げから、ベースにブラッディレッドを塗装して、明るめの赤として基本色にMSサザビーレッドを使用しています。部分的なハイライトにはシャインレッドで塗装しました。また関節部分にはガンメタルを使っています。

■ウェザリングについて

 本体は地獄の壁部隊の赤を強調しようと思い、ドライブラシなし、チッピングは抑えめのソフトなウェザリングで仕上げています。使用したのはAMMOオイルブラッシャー ダークブラウンを希釈してフィルタリング。スミ入れにも同じダークブラウンを使用しています。ちなみに代用として、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを攪拌せずに、底に溜まっている濃い部分を掬っても同じような色味を再現することができます。また脚周りは、Mr.ウェザリングペースト マットホワイトで軽くウェザリングをしました


武器を左手に構えたフロストの画像
武器を右手に構えたフロストの画像
武器を両手に構えたフロストの画像

▲ 赤とガンメタルのシンプルな塗装で無骨なフロストを再現。スミ入れにはダークブラウンを使用

フロストの顔アップの画像
▲ 赤はMSサザビーレッドにて塗装。エッジには塗装剥げ表現としてシルバーでチッピング
武器アップの画像
▲ 関節と武器はガンメタルで基本塗装。武装には追加でシルバーのドライブラシを施す
瓦礫の柱の画像
瓦礫の鉄筋の画像

▲ ベースの瓦礫は100円ショップのセメントを使用。鉄筋は網のお玉から。柱はラムネ菓子の円柱容器から製作した

2022年3月号の作例 正面の画像
2022年3月号の作例 背面の画像
▲ こちらが2022年3月号にて掲載の地獄の壁作例。雰囲気は合わせつつもウェザリングの度合いを差別化。武装面を比較してみても差異が見られる

スクウェア・エニックス 1/72スケール プラスチックキット “フロントミッション ストラクチャーアーツ” フロスト使用

地獄の壁

ディオラマ製作・文/小澤京介


フロントミッション ストラクチャーアーツ 1/72 スケールプラスティック モデルキット シリーズ Vol.2

●発売元/スクウェア・エニックス●各1980円、発売中●1/72、約9cm●プラキット


フロントミッション ストラクチャーアーツ 1/72 スケールプラスティック モデルキット フロスト地獄の壁セット

●発売元/スクウェア・エニックス●13200円、発売中●1/72、約9cm●プラキット

SQUARE ENIX 1/72 scale plastic kit “FRONT MISSION STRUCTURE ARTS” FROST Hell’s Wall the diorama bult&descrided by Kyosuke OZAWA

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小澤京介(オザワキョウスケ)

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