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スジ彫り中心のディテールアップ＆クリーンフィニッシュでリック・ドムを仕上げる

　続いては2022年3月に発売となったリック・ドムを製作。【MS-09ドム】とは異なり、スジ彫りなどによるディテールを大幅に追加し、カラーリングも明度を上げてスミが入ったディテールをより浮き出させる効果をねらっている。ウェザリングを施さない清潔感あるクリーンフィッシュで仕上がったリック・ドムを、じっくりお楽しみいただきたい。

　今回のお題はアップデートされました、MGリック・ドムです。

■概要
　外装の半分くらいは従来キットのままですが、そのあとに出たドワッジのパーツを使用するなど、インナーフレームはほぼリニューアルされていると言っていいでしょう。元々のキット自体も当時から出色の出来で絶賛されていましたが、今回のリニューアルでさらにカッコよくなりましたね。

■なんかやることある？
　腰から下の外装は今回のリニューアルでも変わっていませんので、エッジの処理などシャッキリされるようキチンとヤスリがけしておきます。腕の着く位置を上げたかったので、胴体側の腕を受けるポリパーツの位置を変更しました。また、リック・ドムはドムに比べて背面のバーニア上部の膨らみが大きいのですが、膨らみに対してバーニアパーツが小さく感じたので、市販の大型パーツに交換しました。
　今回もディテール追加の指示をもらっていて、スジ彫りをしたりプラ片を貼ったりで、いろいろ考えながら収まりのいいパターンに落ち着きました。

■カラーリング
　黒と紫がドムのカラーなのですが、黒い部分に関して、せっかく彫ったスジ彫りにスミ入れが目立たないので、全体的に明度を上げました。特に黒いパーツは黒でスミ入れして判別できて、かつ、なんとか黒に見えるところを探りました。“明るい光が当たって見える黒”といった感じに着地しました。
ブラック部＝HM-03 ヘビーダークグレー
パープル部＝ラベンダー
胸部グレー＝ニュートラルグレー3
レッド部＝ハーマンレッド
関節グレー＝ニュートラルグレー4
武器グレー＝ニュートラルグレー3＋4
　かつてのZEONOGRAPHY（ジオノグラフィ）を参考にマーキングのデザインをして水転写式デカールにてデコレーションしました。

■ドムのキットにハズレなし
　2022年にMGドムがこんな形でアップデートされるなんてね。どうにも手に入りにくい状況ではありますけど、ずっとこのままじゃないと思いますので、入手して作ってみてくださいませ。

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