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【水性塗料ペインティングLAB.】ランナー塗りでクイックペイント 「霊子甲冑・三式光武(天宮さくら機)」

2022.02.16

水性塗料ペインティングLAB. 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)

【水性塗料ペインティングLAB.】ランナー塗りでクイックペイント 「霊子甲冑・三式光武(天宮さくら機)」
霊子甲冑・三式光武
霊子甲冑・三式光武 後ろ

製作・文/むっちょ

むっちょ

 安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
 2022年のプラモ初めは、海洋堂から発売された1/35スケール三式光武。可愛らしいサイズ感にモールドもビシッと決まった本キットは、ピンク一色の成型色なので、一部の塗り分けだけで完成するお手軽キットです。今回はさらに楽に仕上げるためランナーのまま塗装。さらに細部には水性アクリルボーイのこだわりペイントも組み込んでみました。

今回使用している塗料・材料

リトリビューター・アーマー(シタデル)
コルヴス・ブラック(シタデル)
ピンクホラー(シタデル)
ダークスティール(ファレホ メカカラー)
ライトスティール(ファレホ メカカラー)

 みなさんこんにちわ! 水性アクリルボーイのむっちょです!
 2022年一発目の水性塗料ペインティングLAB.です。今回はベーシックに、筆塗りでの塗り分け仕上げ。1/35スケールといってもかなり小さいモデルなので、ランナーのまま、サクッとペイントしました。

■塗りなれてる感じのサイズ感
 このコーナーでチャレンジしているだいたいのモデルは、普段ペイントしているウォーハンマー等ミニチュアよりもサイズが大きいので、ベタ塗りでも結構苦労することが多いのですが、「お手頃価格で楽しめるデスクトップサイズのプラモデル」とのことだけあって非常に馴染みやすいサイズ感のキットでした。

■ピンクの成型色
 各キャラクターをイメージした成型色ということで、三式光武のランナーはピンク。シタデルカラーをはじめとした水性エマルションはこれ系のパキッとしたカラーのラインナップが少なく、下地の色も含めて工夫が必要な場合もあるので、ピンクはこのまま残すことに。

■筆塗りのお供にツヤ消しクリアー
 前回も紹介しましたが、食いつきの良さ、隠蔽力の高さをフルに発揮出来るようにツヤ消しのクリアーを噛ませてからペイントを行います。
 今回は主に金属部分と、肩アーマーなどのサーモンピンクを塗り分けました。

肩アーマーのベタ塗り
肩アーマーのベタ塗り 三度塗り
肩アーマーのベタ塗り 乾燥
▲アクセントになりそうな肩アーマーのベタ塗り。含みのよい筆で、同方向、一定のストロークでペイントを意識するとキレイなベタ塗りができる。だいたい3度塗りくらい。しっかり乾燥させるのもコツ
シタデルのベースカラー、コルヴス・ブラック
スミ入れ

▲シタデルのベースカラー、コルヴス・ブラックをシャバシャバにしてスミ入れ。塗料の乾燥を防ぐウォーターパレットを使用すると便利

センサー部
テザラクト・グロウでサクッと染め塗り
塗料の溜まりを意識

▲センサーはライトスティールの上に、テザラクト・グロウでサクッと染め塗り。初挑戦だったが、塗料の溜まりを意識して染めていい感じになった

鍔の塗り途中
鍔の紋様を描いてみた

▲今回の遊び心ポイント。鍔の紋様を描いてみた。コントラストカラーでうすーく下書きしてからこちょこちょ修正していくと楽しく描き込みができる

柄と鍔塗り後
ランナーのまま塗り分け
▲ランナーのまま塗り分けたあと。実はこうしてペイントするのも初挑戦だったが、こうなってるのは壮観で気持ちいいですね
ゲート跡はサラッとヤスリがけ
上から塗りつぶす

▲ゲート跡はサラッとヤスリがけして上から塗りつぶせばOK。これも新鮮で良し

霊子甲冑・三式光武 頭部俯瞰

新サクラ大戦 1/35スケールプラモデルキットシリーズ Vol.1
霊子甲冑・三式光武(天宮さくら機)

●発売元/海洋堂●2178円、発売中●1/35、約6.8cm●プラキット

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ⒸSEGA

むっちょ

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