HOME記事工具・マテリアル汚れ落としもテクスチャーも“これ1本で決まる”W金属ブラシ「HGツインヘッドワイヤーブラシ」を試す!!

汚れ落としもテクスチャーも“これ1本で決まる”W金属ブラシ「HGツインヘッドワイヤーブラシ」を試す!!

2026.09.26

プロモデラー「ノモケン」が教える工具、 マテリアルの使い方!! 【HGツインヘッドワイヤーブラシ【真ちゅう/ステンレス】/ウェーブ】

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鉄ヤスリの削りカスを落とす

▲ワイヤーブラシを使うと鉄ヤスリについた削りカスを手軽に落とせます。この際はヤスリを傷めにくいシンチュウ側を使い、ヤスリ目に沿ってブラシを掛けます

テクスチャーをつける

 ワイヤーブラシはパーツ表面の足付け(下地を荒らす)などにも重宝します。また、粘土やパテの表面に独自の跡(テクスチャー)をつけるのにも便利。そんな例をいくつか紹介します。

▲ベース製作で紙粘土を使った地面の製作。硬めなブラシで擦ったり叩くことで、細かな凹凸の質感が表現できます
▲生物的な造形でのパテ盛り。周囲とのボリュームを馴染ませるのにブラシで払って形状を調整したり、ザラついた表面にも仕上げられます
▲パテ盛り時に練ったパテをパレットから剥がす際は、スクレーパーとしても活用できます
▲プラパーツの表面にワイヤーブラシを使って荒れた跡などのテクスチャーをつけることもできます。溶剤系セメントや強力な溶剤を塗って軟化した面をブラシで叩いたり、擦ったりするだけです
▲鋳造表現(鋳型による製造)の荒れた表面にするのに、パテ等を使わずプラパーツ面をブラシで直に荒らすこともできます
▲生物的なプラモデルで合わせ目をならしたところに表情をつけて、周囲と馴染ませている例です

塗装の剥がれを演出

▲ワイヤーブラシの鋭い擦れ跡をダメージ表現に応用する例です。塗装面をブラシで擦って下地色を露出。剥がれや擦過跡を表現できます。塗料を剥がれやすくする離型剤を下塗りするなど塗装の工夫と合わせると効果的です

長持ちさせる小技

▲長くブラシを使い続けると毛先が広がってしまいます。特に軟らかいほうのシンチュウはそうなりやすいです。そこで筆者の場合は、先端を残してブラシの周囲をテープで囲って使うようにしています

今回のまとめ

 二つのワイヤーブラシの特徴を1本でこなす「HGツインヘッドワイヤーブラシ」。ワイヤーブラシを使う場面に合わせてシンチュウとステンレス、ブラシの強弱のどちらにも対応できるのは紹介した通りです。その上で実際に使って感じたメリットは「どちらを使うか迷うような場面でもとっさに変えられる」という点。特にテクスチャー付けではどちらもすぐに試せて、交互に使えるのは2in1ならではです。ワイヤーブラシを1本選ぶなら丁度良いアイテムといえます。両面にブラシがあるので、うっかりブラシ先端に触れないよう注意して扱いましょう。


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解説・文/野本憲一

 多くのユーザーから愛される模型製作ガイド「NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所」の著者・プロモデラー。当連載『いまさら聞けないプラモデルの基礎』では、令和最新版“プラモデル製作の基礎”を解説します。現在では数多くの選択肢があるプラモデル製作の道具やテクニック。「名前は知っているけどどんなものなんだろう?」「いまさら聞くのもなぁ…」と思うものもあるはず。そんな“ギモン”を改めて学んでみましょう。


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野本憲一

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