HOME記事キャラクターモデル祝 連載200回!! 43年前に横山宏がMAX渡辺に贈った絵をふたりのホルニッセを合わせ立体で再現する! さらに「横山宏展」2026レポートもお届け【Ma.K in SF3D】

祝 連載200回!! 43年前に横山宏がMAX渡辺に贈った絵をふたりのホルニッセを合わせ立体で再現する! さらに「横山宏展」2026レポートもお届け【Ma.K in SF3D】

2026.09.16

Ma.K. in SF3D【マックスファクトリー 1/35】 月刊ホビージャパン2026年10月号(8月25日発売)

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Ma.K. in SF3D Photo Story 「電光石火」

 ゲリラ戦の補助兵器として開発された傭兵軍の装甲戦闘服A.F.S.はシュトラール軍の武装輸送隊や補給基地を襲撃し壊滅的な打撃を与えていた。A.F.S.の対抗兵器の開発に踏み切ったシュトラール軍兵器開発局は装甲戦闘服P.K.A.を軽戦闘偵察機P.K.40の分離可能なコックピットにする計画を立案。突拍子もなく思えたこの合体案はさしたる障壁もなく数回の試験飛行を経て装甲戦闘服P.K.A.とP.K.A.を搭載する戦闘偵察機P.K.41は制式に登録されることとなった。
 第44戦闘航空団第8偵察中隊に一風変わった戦闘機が配備された。曲面のキャノピーに覆われた装甲服がコックピットとなるその戦闘機はスズメバチを思わせる風貌から「ホルニッセ」というコードネームで呼ばれ、P.K.40のパイロットから選出された3名がホルニッセのパイロットに任命された。3名は敵A.F.S.の集結地を発見し無人ホバー機ナッツロッカーと連動してA.F.S.を壊滅する作戦に参加することとなった。

「電光石火」と名付けられた作戦決行の朝、飛行甲板を急造した小型空母が軍港に到着。パイロットがP.K.A.を着用した状態のホルニッセを3機搭載し出港した。空母が海上を進むなか、傭兵軍J-40(S)9機の撃破スコアを持つエースパイロット、クラウス・ハイデン軍曹はホルニッセの初出撃に一抹の不安を感じていた。しかし、その不安よりも機動力の高い新型機で敵を完膚なきまで制圧する衝動が沸き上がるのにも気づいた。クラウス軍曹はP.K.A.の内部でゆっくり目を閉じ、電光石火でA.F.S.を捉え撃破する映像を思い浮かべる。クラウスは自分が人一倍好戦的な人間であることを強く実感した。
 海上で空母が作戦開始の合図を待つなか、スパイ衛星が複数のA.F.S.を搭載した輸送車を捉え集結地点に到達する時刻を予測した。ほどなくして整備兵が発進のハンドシグナルを出した。
「アップへーベン(離陸)!」
 クラウスのホルニッセが垂直離陸して飛び立ち、カール伍長、エミール上等兵の機体がそれに続く。敵に知られていない新型機で奇襲をかける高揚感は3人の不安を払拭した。山間部を悠々と飛行する3機は大空の狩人のように見えただろう。
 傭兵軍の新型戦闘機が出現するまで地球の空はホルニッセのものだった。


26歳の横山宏が20歳の渡辺誠に描いたホルニッセ

「将来ホルニッセのキットを作ってね」と念を込めてましー念!

横山:日付があるけど、この絵を描いたのは1983年の1月3日なんですね。
MAX:当時僕は20歳で横山さんの近所に住んでて、お正月の夜に自転車飛ばして遊びに行ったんですよ。「昼間は寝てるから夜来い」って言われて(笑)。
横山:渡辺君が20歳ってことは、わしは26歳だね。
MAX:そうですね。僕と横山さんは6歳違いだから。それで色紙を渡したら「一番好きなのを描いてあげるよ」って言ってくれて、ホルニッセって即答したんですよ。
横山:その頃ってS.A.F.S.はもう作ってたんだっけ?
MAX:ありました。でもホルニッセが圧倒的にカッコいいなと思って即答したんです。当時、サイロンレーダーのキットとウイリアムズFW-07のキットをニコイチしてホルニッセを途中まで作ったくらい好きだったんです。
横山:そんなに好きだったんだねえ。こうしてマックスファクトリーからホルニッセが出るのは、この時ホルニッセの絵を描いたからだと思うんですよ。43年前にMAXさんが将来これをキット化するなんて想像もしなかったけど、この結果に起因してるんです。大げさに言うと43年前に運命が決まってたんじゃないかな。ホルニッセをその時に描かなきゃいけなかったんですよ。
MAX:どう考えたって色紙を渡したらカラーの絵を描いてくれるなんて思わないじゃないですか。当時は数回しか会ってなくて長い付き合いじゃなかったわけだから。
横山:それからもう長い付き合いで、この連載も200回だもんね。すごいことです。いろいろな人に「ありがとう」って言っておかないとね。

▲当時20歳のMAX氏が持参した色紙に26歳の横山氏が山間部上空を編隊飛行するホルニッセを描いた。本記事のトップの特撮写真はこの絵を再現したものだ

「横山宏展」2026レポート

 2026年7月26日のワンダーフェスティバル2026[夏]では横山氏の古希を祝して「横山宏展2026」が開催された。横山氏が1980年代に描いた原画や完成品の展示、『Ma.K.』関連メーカーやディーラーの作品展示、オフィシャルグッズや『Ma.K.』ディーラーの販売、ゲストとのトークショーなど充実した内容でイベントは大盛況だった。

▲MAX氏、海洋堂の宮脇修一氏、大森記詩氏らがトークに参加
▲「横山宏展」の外壁にはイラストや特撮写真のパネルが
▲︎『SF3D』シミュレーションゲームのカバーイラストなど多数の原画を展示
▲『Ma.K.』ディーラー展示では横山氏の古希を祝う作品も
▲1/8エディ・アムゼルやTシャツなどオフィシャルグッズ販売に長蛇の列ができた

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© Kow Yokoyama 2026

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MAX渡辺/横山宏

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