HOME記事キャラクターモデル祝 連載200回!! 43年前に横山宏がMAX渡辺に贈った絵をふたりのホルニッセを合わせ立体で再現する! さらに「横山宏展」2026レポートもお届け【Ma.K in SF3D】

祝 連載200回!! 43年前に横山宏がMAX渡辺に贈った絵をふたりのホルニッセを合わせ立体で再現する! さらに「横山宏展」2026レポートもお届け【Ma.K in SF3D】

2026.09.16

Ma.K. in SF3D【マックスファクトリー 1/35】 月刊ホビージャパン2026年10月号(8月25日発売)

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シュトラール軍 装甲戦闘服搭載型戦闘偵察機 ホルニッセ 製作/横山宏

▲グレー系の迷彩塗装とホルニッセ(スズメバチ)の部隊マークが映える24番機(写真左)と月刊ホビージャパン1982年7月号の初出時を彷彿させる単色塗装の14番機(同右)
▲キットの脚部が可動するのでP.K.A.H0を分離させられる
▲一見単色塗装に見える14番機のP.K.A.H0には迷彩塗装が施されている
▲上面のグリッドのマス目に意図して色を置くことで内部にタンクやパイプが入って透けて見えているような効果が生まれる
▲斑点迷彩の境界のぼかし方が絶妙な24番機。対照的な赤い機体番号が全体を引き締める
▲横山氏が監修し手を加えたo.k.b氏原型のP.K.A.パイロット。2体はヘルメットの形状が異なる。徹底改修版はtonericoから通信販売される予定
▲︎月刊ホビージャパン1982年8月号掲載のイラスト。o.k.b氏はこのイラストを基にパイロットを立体化した
▲下面後方のノズルと飾り台を直径1.8mmの真鍮線2本でつないで展示。それぞれの真鍮線の長さを変えることで高低差のある展示ができるように。本体後部のアンテナ類は直径0.4mmのピアノ線に換装
▲横山氏が完成直後に撮影した9番機。温かみのあるサンドイエローとライトグレーの折線迷彩がホルニッセのフォルムにマッチする
▲パイロットの表情がはっきりわかるショット。キャノピーの透明度が高いのも特筆すべき点だ
▲粗い筆塗りのタッチが程よいフックに
▲ノズル中央の突起をカットしてからポンチで跡をつけドリルで直径1.8mmの穴をあけた

 この連載が今回200回を迎えることを知って非常に驚いているところです。墨田川沿いのお店でマシーネントークをしたのが100回記念だったそうで、そこからあっという間に200回! そりゃあ70歳にもなるわと思いますよ。人生はジェットコースターと同じで前半に登った高さだけ後半の降りる速度が速くなります。ここまで来れたのも連載に巻き込まれたようなかたちになったにもかかわらず毎回作品を作り続けてくれたMAX渡辺さんをはじめ、連載を担当してくれた歴代の編集の皆さんと詳細なところまでしっかり構成してくれたKATOOOさん、そして何より長年にわたってこの連載を応援してくれた読者のみなさんへの感謝の気持ちで胸がいっぱいになりながらこの原稿を書いています。あと10年、80歳になったときに生きていたらそのときはまたよろしくお願いしますね。
 先日のワンフェス2026夏の「横山宏展」にも本当にたくさんの人にご来場いただき感謝しかありません。トークやサイン会やグッズ売り場にもたくさんの方が来てくれて自分史上最大数のサインをしたみたいです。ここで一句。
「先生を コキ使った 古稀祝い」
 おかげでまったく買い物をしなかったワンフェスは30年来初めて。無駄遣いは今度の冬までとっておくことにしましょう。そんなみなさんの熱いマシーネン愛を直に体感できた熱い1日でした。
 200回目となる今回の連載はMAXさんこと渡辺君が20歳のときに「一番好きなメカ」宣言をしたホルニッセの大特集です。43年前、正月の3日に遊びに来た当時の渡辺君こと現MAX渡辺氏になんと3時間くらいかけて描いたホルニッセのカラーイラストの入ったサイン色紙。これをこんなにきれいに保存してくれてて本当にありがとうね! というかなんでそんなに気合い入れて描いたのか? 長年の謎でした。その答えが今回見つかったのですよ。
 マックスファクトリーの製品である1/35ホルニッセ。まず2025年の秋に14番の機体をT1テストショットから作って、それから静岡ホビーショーでも展示するために3機追加で作ります。製品化にあたっては塗粧図が必要なのでこの時代に合った新たな塗装パターンがいくつかあったらいいなってことになって気がついたら3機も追加で作っちゃいました。インストがないので苦労したけど組み立てそのものがとても楽しい構造になっています。さすが造形師脊戸さんの設計だ。静岡のホビーショー会場では機体下面の装甲カバーも見せられるよう仕様を変えながらの3機としてます。1/20は作るのにかなり時間がかかるけど1/35は超短時間で組み立てできるのですぐに塗装にかかれます。堕落モデラーの我々も早起きすれば組み立てて塗るまでを寝る頃にはできますね。
 このホルニッセは1/20では金属のメッシュだったグリッド(格子状)部分がプラのモールドになってます。このグリッドに筆でスミ入れをするときに上手く塗料を影のように置いていくと、グリッド越しにタンクやパイプのようなかたちがあるように見せることができます。筆でモザイク状に見える絵を描く感じだね。1/20ではメッシュのところが複数素材で少々壊れやすかったけど1/35だと長所に変わりました。矢吹少年がボクシングのチャンピオンになるようなもんだね。
 スケールが1/35になったから斑点迷彩の境目も精度を上げて塗っていくとスケール感がアップできる。いつものモデルカステンのチタン丸筆で塗っていって細かいところはToo.の一番筆や鼬(イタチ)版下八景の面相筆で塗っています。1/35のホルニッセは迷彩塗装したくなる面積とその曲面が最大の魅力。本体上面は平面じゃなくてバスケットボールのような大きさの球体の一部分のようなもの。今回地球儀を塗っていくように迷彩してたなぁ。
 この1/35のホルニッセはMa.K.史に残る名キットになりました。展示の仕方はファルケで発明した「二本差し」です。後方ノズル2個の真ん中にポンチで位置決めして1.8mm穴をあけてから2本の1.8mm真鍮線を挿して固定すると強度が確保できて実際に飛んでいるように展示できるのでぜひこの方法で展示してみてください。ちなみに黒染めしておくと真鍮線が見えなくなるような気がしてくるよ。そして40年後にこんなすごいキットを作ったりするメーカーの社長になることを未来透視したから3時間もかけてこの色紙を描いたのでした。わしプレコグだったんだね。

マックスファクトリー 1/35スケール プラスチックキット“PLAMAX”

シュトラール軍 装甲戦闘服搭載型戦闘偵察機 ホルニッセ

製作・文/横山宏

PLAMAX 1/35 装甲戦闘服搭載型戦闘機 Panzer Kampf 41 mit Panzer Kampf Anzug Ausf H0ホルニッセ
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●価格未定、2026年予定●1/35●プラキット●原型/ホルニッセ:せど、フィギュア:平田英明

ホルニッセ
●企画/3Qモデル、製造・販売元/ウェーブ●6050円、2011年11月発売(販売休止)●1/20、約20cm●プラキット

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© Kow Yokoyama 2026

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