HOME記事ガンダム筆塗り×ラッカーでスプリッター迷彩を描く!!「シン・MAX塗り」で伝説の作例「MG Zガンダム アムロ・レイ仕様機」が令和版としてアップデート!【試し読み】

筆塗り×ラッカーでスプリッター迷彩を描く!!「シン・MAX塗り」で伝説の作例「MG Zガンダム アムロ・レイ仕様機」が令和版としてアップデート!【試し読み】

2026.08.23

令和に甦る「伝説のスプリッター塗装」/MSZ-006 Zガンダム アムロ・レイ仕様機【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月24日発売)

2609シンMAX塗りZガンダムアップ

MAX渡辺がふたたび塗る、Zガンダム アムロ・レイ仕様機。~シン・MAX塗り~

 月刊ホビージャパンの歴史を彩ってきた数々のガンプラ作例。そのなかでも、多くの読者の心を惹きつけた作品のひとつが、MAX渡辺が模型オリジナルの配色で製作した「Zガンダム アムロ・レイ仕様機」です。現用戦闘機のスプリッター迷彩を可変機であるZガンダムへ大胆に落とし込み、さらに赤の配色面積を減らすことでスケールモデル的なリアリティを追求。その鮮烈なカラーリングはいまなお色褪せることなく、多くのモデラーの記憶に刻まれています。
 そして令和──MAX渡辺が、その伝説の作例をふたたび塗ります。しかも今回は2体同時製作。ひとつは、エアブラシによる「MAX塗り」。もうひとつは、現在の模型ライフスタイルの中心となった筆塗りによる「シン・MAX塗り」です。
 同じラッカー塗料を使いながらも、完成した2体は色味も質感もまったく異なる表情を見せます。塗り方が変われば、作品の魅力も変わる。ラッカー塗料というひとつの素材が持つ表現の幅広さを、これほどわかりやすく体感できる比較もそう多くはありません。
 エアブラシか、筆塗りか。答えはどちらかひとつではなく、どちらも楽しい。伝説のZガンダムが、令和の模型シーンへその答えを示します。

▲同じラッカー塗料を使っていても、塗り方が変われば仕上がりの印象は大きく変化する。黒下地を活かし、重厚感と立体感を強調するエアブラシによる「MAX塗り」。そして、その理論を筆塗りで表現する「シン・MAX塗り」。それぞれが生み出す色味や質感の違いを、じっくりと楽しんでほしい

MAX塗りの記事はコチラ


筆塗り塗装! シン・MAX塗り

フィルバートや平筆を使用

▲ここからは筆を用いたシン・MAX塗りを解説。先がラウンドした丸平筆(以下フィルバート筆)と平筆を愛用

エアブラシ塗装と同じ塗料を使用

▲エアブラシ塗装で使用したものと同じ塗料を使う。すでに塗料1:うすめ液1くらいの濃度で希釈されているので、陶器の皿に移せばすぐに塗装がスタートできる
web記事はコチラ

陶器の皿を使う理由

▲白い陶器の皿は、塗料の色味を確認しやすいのが大きなメリット。適度な重さがあるため作業中にズレにくく安定感も抜群だ。また、フチを使って塗料を伸ばしたり、筆に含ませる塗料の量を調整したりと、パレット以上の役割を果たしてくれる

塗るではなく、スタンピング



●ノンマスキング!? 筆塗りでスプリッター迷彩を楽しむ秘訣



●平筆を使ってまっすぐなラインを引くコツ



●ぼかしの迷彩はフィルバート筆にお任せ



●スプリッター迷彩の筆塗り



●筆塗りで魅せる、シン・MAX塗り

■「シン・MAX塗り」さらに気持ち趣くままに
 やはりコチラも全体の半分以上の面積、体積を占めるホワイト部位から攻略していきます。粘度、濃度の高い、粘って糸を引く寸前くらいの塗料を筆に含ませ、ベットリとは付かないよう余分な塗料を皿や紙の上に落としてから塗面に乗せていきます。先端がラウンドしているフィルバートタイプの筆がオススメ。ほぼ垂直にタッチしていきます。付けすぎていたら速攻で対応して筆圧をコントロールしたり塗料を拭ったりしてリズムよく「スタンピング」していくわけですね。
 淡々と機械的に進めて3〜4回転したら、やはり次の日に。塗膜が厚い、乗っている顔料が多いのでエアブラシほどではありませんが、やはり翌日は色が落ち着いて沈んでいるはず。強めに白くしたいなら日を空けて3工程〜4工程とじっくり時間を費やすとよいでしょう。
 青の工程はエアブラシと違い、明るい青と濃い青を同時進行します。面積比も迷彩パターンもその場の雰囲気を見ながら調整の繰り返しです。メッチャ楽しい♪ もちろん、というか当然のごとく、前作のMAX塗りVer.の迷彩パターンなど見てもいませんからまったく違っているはず♪ こういう気楽さがキャラクター模型らしくて大好き。
 塗り分けラインが直線ならば平筆の出番。希望するラインに筆を置いていく要領でタッチしては横に動かさずにソッと離す。その横にまた筆をズラして塗面に置いて離す。こうしてつなげることで直線を描いていくわけです。真っすぐパキパキにしたい方には、実直なマスキングをオススメします。しますがボクは多分もうやらないでしょう一生ww
 デカール貼り付け後、MAX塗り作例よりしっかりと全面にクリアーを3~5回転コートします。これは筆のタッチが結構荒々しく凹凸を作っているからです。エッジは多めに。なぜならば思ったほど乗らないので、研ぎ出しの時に露出させちゃうからです。本作例でも結構剥いちゃいましたが、こういう雑味溢れる仕上げなのでむしろ無問題どころか大切な情報に♪ とはいえクリアーコートすると塗膜がメッチャ硬くなってアートナイフチッピングがなかなか通らず苦戦。次回からはコート前ですな。
 というわけで前人未到の違う仕上げで2体同時同誌掲載!! 地獄のスケジュールでしたがいまは雲の上にいる気分です。無理ゲーに付き合ってくれたスタッフのみんなありがとう〜♪

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード”ゼータガンダム Ver.Ka使用

MSZ-006 Zガンダム アムロ・レイ仕様機

製作総指揮・解説/MAX渡辺
協力/鈴木孝・仁平哲也・堤啓介・小林義仁・楡木一之

hj26年9月号32-33pボカシ入り
hj26年9月号34-35pボカシ入り

 作例の細部や
製作過程を知りたい方は
\\ こちら //


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ⓒサンライズ

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