HOME記事ガンダム【「オラザク選手権」ヒストリー】第1回(1998年開催)大賞作品「MSM-03/C HYGOG改」を振り返る

【「オラザク選手権」ヒストリー】第1回(1998年開催)大賞作品「MSM-03/C HYGOG改」を振り返る

2026.10.06

1998年 第1回

月刊ホビージャパン1998年3月号掲載
応募総数323点

MSM-03/C HYGOG改 特写
▲曲面を主体とした外装は当時の誌面でも登場の機会が減っていた、バキュームフォームを駆使して再現。そのことについて審査員のMAX渡辺さんの「バキュームフォームをこなす人がまだいたなんて……。」という驚きのコメントも残されています

1/100スケール スクラッチビルド

MSM-03/C HYGOG改

製作/工藤誠治

 現在まで続くオラザク選手権の上位入賞作品の傾向として、見た目の派手さよりも技術的な面を重視するモデラー的視点があげられるでしょう。実物を見て審査するコンテストや展示会では作品の大きさや電飾ギミックは非常に効果的ですが、写真のみの審査であるオラザクではその魅力をすべて伝えることは困難です。結果として作品の評価は、審査員が思わず手を止める魅力的なテーマとそれを表現する技術に集約されることになります。
 本作が高く評価されたのも、第1回当時はもちろん、現在でもキット化を果たしていない1/100スケールのハイゴッグというテーマ選択に加えて、それをフルスクラッチで見事に立体化した確かな工作技術を審査員が読み取ったからでしょう。決して派手な作品ではないですが、良いものは良い。という“オラザク”らしい審査結果だったのではないでしょうか。

[審査員]
川口克己
MAX渡辺
ガンプラマスター
ホビージャパン編集部
(敬称略、社名は当時のもの)

MSM-03/C HYGOG改 正面
MSM-03/C HYGOG改 背面

▲作者曰く、自身の好みで末端肥大気味にアレンジしすぎてしまったというプロポーションも、撮影では迫力あるパースを生み出す要因として非常に効果的でした

コンテスト 様子

 記念すべき最初のオラザク選手権は予想を上回るハイレベルな応募作多数のため、審査結果の発表は当初予定されていた2月号から1ヵ月遅らせて3月号へ。なお、本大会のレギュレーションを要約すると
・応募作品は一年戦争に登場したモビルスーツが対象
・スケールは1/100スケールのみ
・応募は1人1作品、写真は5枚まで
という非常にシンプルなものでした。また、応募作からは大賞の他、オラザク賞(5作品)、佳作(10作品)、特別賞(11作品)を選出。さらに全応募作品が製作者のコメントとともにカラーページに掲載されました。


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