HOME記事ガンダム伝説の作例・MAX渡辺の「MG Zガンダム アムロ・レイ仕様機」が令和に甦る!! エアブラシを駆使した「MAX塗り」で重厚感と立体感をアップした令和版スプリッター迷彩をお届け!【試し読み】

伝説の作例・MAX渡辺の「MG Zガンダム アムロ・レイ仕様機」が令和に甦る!! エアブラシを駆使した「MAX塗り」で重厚感と立体感をアップした令和版スプリッター迷彩をお届け!【試し読み】

2026.08.22

令和に甦る「伝説のスプリッター塗装」/MSZ-006 Zガンダム アムロ・レイ仕様機【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月24日発売)

2609MAX塗りZガンダムアップ

MAX渡辺がふたたび塗る、Zガンダム アムロ・レイ仕様機。~MAX塗り~

 月刊ホビージャパンの歴史を彩ってきた数々のガンプラ作例。そのなかでも、多くの読者の心を惹きつけた作品のひとつが、MAX渡辺が模型オリジナルの配色で製作した「Zガンダム アムロ・レイ仕様機」です。現用戦闘機のスプリッター迷彩を可変機であるZガンダムへ大胆に落とし込み、さらに赤の配色面積を減らすことでスケールモデル的なリアリティを追求。その鮮烈なカラーリングはいまなお色褪せることなく、多くのモデラーの記憶に刻まれています。
 そして令和──MAX渡辺が、その伝説の作例をふたたび塗ります。しかも今回は2体同時製作。ひとつは、エアブラシによる「MAX塗り」。もうひとつは、現在の模型ライフスタイルの中心となった筆塗りによる「シン・MAX塗り」です。
 同じラッカー塗料を使いながらも、完成した2体は色味も質感もまったく異なる表情を見せます。塗り方が変われば、作品の魅力も変わる。ラッカー塗料というひとつの素材が持つ表現の幅広さを、これほどわかりやすく体感できる比較もそう多くはありません。
 エアブラシか、筆塗りか。答えはどちらかひとつではなく、どちらも楽しい。伝説のZガンダムが、令和の模型シーンへその答えを示します。

▲同じラッカー塗料を使っていても、塗り方が変われば仕上がりの印象は大きく変化する。黒下地を活かし、重厚感と立体感を強調するエアブラシによる「MAX塗り」。そして、その理論を筆塗りで表現する「シン・MAX塗り」。それぞれが生み出す色味や質感の違いを、じっくりと楽しんでほしい


エアブラシ塗装! MAX塗りの準備

好みの色味に調色したラッカー塗料

▲Mr.カラーをメインに調色した塗料を用意。筆塗りでもエアブラシでも切り替えやすいように希釈率は塗料1:うすめ液1くらいの濃度にしている

溶剤は水差しボトルに

▲うすめ液を溶剤耐性のある水差しボトルに移す。ワンプッシュですぐに溶剤を出せて、気軽に塗料を希釈できるので塗装効率がグッと上がる

塗料は3倍くらいに希釈

▲MAX塗りは薄めの塗料を塗り重ねていくのが特徴。そこで紙コップなどを用意して、塗料1:うすめ液3くらいの割合で希釈してから使用する

ウェーブ スーパーエアブラシ アドバンス

▲MAX渡辺が愛用しているエアブラシ。ウェーブのハイエンドモデルだ。吹き付ける風量を調節できる「エアマチックシステム」を搭載。エアーレギュレーター無しでも、手元の操作だけで風量の調整が可能となる

エア圧は低めに

▲MAX塗りは薄い塗料を細吹きで塗り重ねていく。そのためエア圧は0.03〜0.05Mpaくらいに調節

ニードルアジャスターが便利!

▲MAX塗りは細吹きを繰り返す。その際、不意にボタンを引きすぎてしまわないように、ニードルアジャスターを自分好みの引き具合になるところで締めて、常に安定した細吹きができるようにしよう

●黒立ち上げでMAX塗りスタート!



●マスキングで表現するスプリッター迷彩



●エアブラシ塗装「MAX塗り」解説/ラッカー塗料の色沈みをコントロールしよう

■いまの塗料、いまの技法で……
 何でか手元にVer.Kaのゼータが2機ありました。さて……「ラッカー塗料を極める」というタイトルならやはりエアブラシ仕上げも見せたほうがよいのでは? 比較できたら絶対良い記事になるのでは? と悪魔(オレのゴースト)が囁きます。なんたって、誰でもないオレが観たいんだもの、誰も止められませんwww。そんなわけで往年の、そしていまでも愛される人気フィニッシュ法「MAX塗り」と、使用感コテコテな最近の筆で叩き付ける「シン・MAX塗り」を発案者本人の手による同一モチーフ、同一ベースキットで比較する、ワクワクドキドキの実験作例のご披露ですよ♪
■まずはMAX塗り
 塗り出す下地は2機とも一緒、サーフェィサー処理→シルバー→ベースグレー(黒)です。なんといっても完全変形の超意欲キットのVer.Ka。パーツ数が凄まじい(滝汗)。
 全体の60%を占めるホワイト部位を先行して塗り出します。暗い下地に白色を乗せていくのはもっとも塗り回数を要する工程。注意すべきは均一性。淡々とやり過ぎない、吹き過ぎないよう気をつけてパーツを回していきます。この白は1日目3回転、2日目2回転、3日目フィニッシュで1回転の合計6回転を回しました。
 ラッカー塗料のMAX塗りは1日経つとグンと色が落ち着いて沈むので1日で判断してはいけません。そのうえで並べて色味を比較、吹きが浅いパーツには追加吹きして揃えます。
 青のパーツも3日にわたり、まず濃い青を先に2〜3回吹きでMAX塗りします。その後テキトー感覚でマスキングテープでマスキングし、1部位ごとに明るい青を吹いていきます。吹いたら軽くドライヤーで乾燥させスグに剥がしちゃうのがオレ流。色味をスグに確かめられるし多少のミスも次のマスキングで面積のバランスコントロールができるからです。
 そんなわけで迷彩パターン自体も下書き無しで一発勝負! 作例はというと、キット付属のデカールを全貼りし、左肩にはアムロのパーソナルマーク〈A〉を♪ 気分アゲアゲですね。パーツ全体、デカール部位に厚めにクリアーを吹いて軽く研ぎ出し。クルマ模型のように完全な平滑を求めようとすると、相応の肉厚の塗膜となり、可動に支障をきたすのではと判断。段差は消えるけど少しふっくらモッコリくらいのなんちゃって研ぎ出しです。その後全面に半ツヤ消しのクリアーをザッとかけて完成です♪

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード”ゼータガンダム Ver.Ka使用

MSZ-006 Zガンダム アムロ・レイ仕様機

製作総指揮・解説/MAX渡辺
協力/鈴木孝・仁平哲也・堤啓介・小林義仁・楡木一之

hj26年9月号28-29pボカシ入り
hj26年9月号30-31pボカシ入り

 作例の細部や
製作過程を知りたい方は
\\ こちら //


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ⓒサンライズ

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