HOME記事アニメ・ゲーム【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第21回は古代イスカンダル人の遺した艦「シャルバート級航宙戦艦」! いまだ謎多き宇宙戦艦をその活躍とともに改めて考察!『宇宙戦艦ヤマト3199』

【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第21回は古代イスカンダル人の遺した艦「シャルバート級航宙戦艦」! いまだ謎多き宇宙戦艦をその活躍とともに改めて考察!『宇宙戦艦ヤマト3199』

2026.07.22

宇宙戦艦ヤマト メカニクス●皆川ゆか 月刊ホビージャパン2026年8月号(6月25日発売)

宇宙戦艦ヤマトメカニクス第21回サムネイル画像

宇宙戦艦ヤマト メカニクス

 『宇宙戦艦ヤマト2199』から『ヤマトよ永遠に REBEL3199』までのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する戦艦などのメカニックを解説する連載。第21回は古代イスカンダル人の遺したシャルバート級航宙戦艦。ガルマン人の神話に登場する聖女シャルバートに因んで命名された、いまだ謎多きこの宇宙戦艦を考察していく。

解説/皆川ゆか


第21回:シャルバート級航宙戦艦

諸元・性能
全長:343.15m
全幅:116.5m

砲熕兵器
波動砲(イスカンダル式)×1[艦首]
回転式ビーム砲塔×7(12門)[艦上部・両舷]
近接防御用単装小型ビーム砲塔×14[船体各部]
ミサイル発射筒×3[艦上面]
その他

シャルバート級航宙戦艦シャルバート・ゼオ
シャルバート級航宙戦艦シャルバート・アル

イスカンダルの遺構

『宇宙戦艦ヤマト3199』シャルバート級航宙戦艦場面カットイスカンダルの遺構

 発掘された本級はフラウスキー中佐らによる試射に成功。戦力としての有用性が証明されたことで、デスラーの命により本格的な復元が進められた。

回転式ビーム砲塔

『宇宙戦艦ヤマト3199』シャルバート級航宙戦艦場面カット回転式ビーム砲塔

 主砲として12門の砲門を持つ回転式のビーム砲を複数備える。また、近接防御用として単装の小型ビーム砲なども船体各部に配置されている。

シャルバート・アル

『宇宙戦艦ヤマト3199』シャルバート級航宙戦艦場面カットシャルバート・アル

 キール・キーリングが座乗し、乗員はガルマン人の若者が中心とされた。ディガブラス攻撃において〈ヤマト〉に倣い、僚艦とともに波動砲の一斉射をゴルバへ見舞った。

シャルバート・ゼオ

『宇宙戦艦ヤマト3199』シャルバート級航宙戦艦場面カットシャルバート・ゼオ

 〈ゼランダル〉からの遠隔操作によってUX-01艦隊とともに亜空間へ潜航。機関を臨界突破・暴走させた状態で突進、自爆と引き換えに位相エネルギー供給網を絶った。

次元圧耐性

『宇宙戦艦ヤマト3199』シャルバート級航宙戦艦場面カット次元圧耐性

 深度限界を超え、自爆時には次元圧によって船体の崩壊が始まっていた。波動砲搭載艦は重要な戦力であるが、大深度までの潜航が可能な艦は本級の他になく、作戦に選択の余地はなかった。


 アベルト・デスラーによるガルマン人の解放後、ガミラス人の入植にともなう地下資源調査によって、かつてこの地を支配したイスカンダルの遺構が発見された。遺構はガルマン人たちの聖地のみならず、星の各地に存在し、そこには総計100隻を超える宇宙戦艦が遺されていた。これらはかつて数多の星に波動砲の雨を降らせ、生命のエレメント化を行った「イスカンダルの遺産」と考えられた。艦級名はガルマン人の神話に登場する聖女シャルバートに因んで命名され、ガミラス艦隊の区分に則り航宙戦艦とされた。
 イスカンダル文明に出自を持つ本級は、余剰次元を展開させてエネルギーを得る波動エンジン(ゲシュ=タム機関)を主機関とする。機関の原理自体はガミラスや地球の技術と同様であるものの、発見時は波動コアが抜き取られており、装着されたガミラス製コアでは反応せず、ヤマトのイスカンダル純正波動コアに呼応することで初めて起動に至った。
 ガミラス艦、地球艦同様、波動エンジンによってワープや銀河間航行が可能である。また、単独での次元潜航はできないものの、ゼランダル級攻撃型次元潜航艦以上の亜空間深度に耐える次元耐圧性能を持つ。
 なお、喪われたイスカンダルの技術を基に建造されているためか、本級の機関は地球やガミラスの艦艇以上に位相エネルギーの影響を受けやすく、出力低下に陥りやすい。
 姿勢制御には通常スラスターに加え、本級固有の「クリスタル・スラスター」が併用される。これは通常の噴射とは異なり、船体各部に配されたクリスタルの周囲に、エネルギー場を発生させることで行われる(クリスタルは宙空に浮くかたちで固定されている)。戦闘機動にも用いられ、既存のガミラス艦艇にはない高い機動性をもたらしている。ただし、主機関とエネルギー供給が連動していること以外、原理は未解明である。
 砲熕兵器の最大の特徴は、機関に直結するかたちで配された艦首砲である。艦首が展開して砲口が出現するギミックを持ち、波動砲(デスラー砲)と同様に射軸上に余剰次元を連鎖展開させる。威力も同等だが、発射時には艦首のクリスタル・スラスターが稼働して周囲の空間からエネルギーを取り込むことが確認されており、地球やガミラスの波動砲とはやや異なる原理を持つと考えられている。
 発掘時の船体は他のイスカンダル艦艇と同様に「イスカンダル・ゴールド」と呼ばれる黄金色であった。ガミラス製コアでの稼動が可能となると、艦隊としてキール・キーリングの指揮のもとガルマン星を出立、グリーン系の国防色への塗り替えや識別マークの塗布(〈シャルバート・ゼオ〉を除く)、航行灯の設置など艦隊運用のための仕様変更が施された。その後、4隻が中間補給基地ディガブラス攻略作戦の艦艇に合流し、敵基地のあるガネル星雲へと向かっている。
 現段階において、実戦へ投入された艦はごく一部である。しかし、疲弊したガルマン・ガミラスにとって、これら波動砲搭載艦は強大な戦力であり、早晩、各方面に配備されることは想像に難くない。


HJメカニクス 22 特集:宇宙戦艦ヤマト2199-3199
好評発売中!!

HJメカ22表紙

ヤマト、発進!!

 2024年7月19日より最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』が上映開始となった、リブート版『宇宙戦艦ヤマト』。これまで『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』と順調に作品を重ねており、往年のヤマトファンはもちろん、新たな若いファンも魅了しています。

 そこでHJメカニクス最新号では、リブート版『宇宙戦艦ヤマト』4作品に登場する戦艦やメカニックにスポットを当て、発売されたキットを中心に登場するメカニックを立体作例で解説。
 一部スクラッチモデルも加え、作品解説とともに本作の魅力に迫ります。

HJメカニクス 22 特集:宇宙戦艦ヤマト2199-3199

●発行元/ホビージャパン●A4判●2420円、発売中

購入はこちら


\この記事が気に入った方はこちらもチェック!!/

© 西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

この記事が気に入ったらシェアしてください!

皆川ゆか

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2026年8月号

ご購入はこちら

HJメカニクス 22 特集:宇宙戦艦ヤマト2199-3199

ご購入はこちら

ホビージャパン ヴィンテージ Vol.14

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー