【HJweb限定】『ヤマトよ永遠にRBEL3199』スペシャルインタビュー!畠中祐(土門竜介役)× 村中知(京塚みやこ役)が衝撃的な展開の舞台裏について語る!!
2026.06.29ヤマトよ永遠にRBEL3199
土門竜介役
畠中祐 さん
×
京塚みやこ役
村中知 さん
スペシャルインタビュー
ついに上映となった『ヤマトよ永遠にRBEL3199 第六章 碧い迷宮』、第五章の衝撃のクライマックスからはじまる本作について、土門竜介役の畠中祐さんと京塚みやこ役の村中知さんにお話を伺った。
畠中祐

村中知

衝撃的な展開の舞台裏とは?
──ついに第六章が上映され、クライマックスが近づいてきました。現在の心境をお聞かせください。
畠中 終盤に向かうにつれて、「この物語をどう畳むんだ!?」と思うほどの超展開で、先の読めない物語が続いていますね。ただ、その予測できない展開こそが、本作の大きな魅力と感じています。実際、自分自身も台本を読みながら、驚かされることばかりでしたね。
村中 第六章だけでも「これがクライマックスなのでは?」と思うほど、見どころが盛りだくさんです。ヤマト艦内だけではなく、地球に宇宙、そして各勢力で幅広いドラマが描かれていて驚きます。私が出演していないパートでも、きっとスタッフのみなさんは「全力で作品を作り続けているんだろうな」と想像しながら、完結の瞬間を楽しみにしています。
──第五章のラストはファンにとっても大きな衝撃だったと思いますが、おふたりは新宿に出現したヤマトを見て、どんな感想を持ちましたか?
畠中 あのシーンはほぼセリフがなかったので、自分のセリフが終わったあとにはじめて気づきました。「えっ!? なにかいる?」って。まさに現代の僕らが住んでいる時代の新宿上空ですからね。「こんな場所にヤマトが出現してしまったら……」と想像するだけでも、事件が巻き起こりそうです。はたして自衛隊の対応は、この時代の人々との交流はどうなるんだろうか……。まさに未知との遭遇なわけですからね。
村中 そもそもヤマトは、地球を救うための希望を求めて、イスカンダルへと旅立つという展開から始まった物語じゃないですか。どこか未来や宇宙の物語という印象が強かったのですが、現代の新宿、しかもみんながスマホを構えている描写を見ると、「地続きの世界なんだ」という実感が湧きました。
──第六章全般について、どのような説明がありましたか?
畠中 説明は特に受けていません。土門はどちらかというと、「目の前で起こったことがすべて」というタイプのキャラクターですから。ひとつの章のなかでも、クルーがバラバラになったり、また戻ったりしていて、「本当にどうなっちゃうの!?」という感じでしたね。続きが気になって、早く次の台本を読みたくて仕方がなかったです。
村中 福井(晴敏)さんから、ざっくりと「みやこは大変なことになるよ」とはお聞きしていました。ただ、みやこが大変になるというよりは、「周りが大変なことになって、その流れ弾を食らう」みたいな展開でしたね(笑)。みやこは自分の思いや気持ちを人にぶつけることが、普段あまりない人です。作戦会議や戦闘に関わる場面にも出る立場ではありません。でも、だからこそ土門に思い切ったことが言えるのかなと思います。セリフにはみやこの立場上の切なさが込められつつも、「ここまで言っていいんだ」と思いました。
──38期生の連帯感という意味でも、新世代のヤマトクルーの成長が見えたエピソードだと感じました。
畠中 よくぞここまで「心が開けるようになったな」という気持ちです。初期は仲間を疑ってかかって、ようやく仲良くなってきたところに揚羽が入ってきて。それこそ殴り合いの喧嘩もありましたしね。
村中 『2205』のみやこは、同期の鎹(かすがい)のような存在で、本当に周りをよく見て、いろいろなことを考えている子なんだなと思います。一方で、自分が信じたことにはまっすぐ突き進む子でもあります。今までのヤマトも、さまざまな選択の積み重ねによって今に至っていると思うんです。地球人もガミラス人も、ヤマトクルーも、それぞれの選択がどんな未来につながっていくのか。そうしたドラマが丁寧に描かれていて、個人的にも好きな要素がたくさん詰まった、とても満足度の高い作品になっていると思います。
畠中 坂本と雷電も心強かったですね。先陣を切って戦ってくれて。38期生は、1つのチームとして強いなと感じました。
──土門のクーデターを決意するまでに至る流れには、鬼気迫るものがありました。どのような心情を思い浮かべながら演じられたのでしょうか?
畠中 台本をいただいた時は、もちろん土門としての感情の動きや心の動線をすごく考えていました。ただ、「今の地球にヤマトの居場所がありますか!」というセリフをはじめ、土門のセリフそのものに強い力があって、「もうここに乗っかればいいんじゃないか」と思えた部分がありました。
「俺たち若手をヤマトに集めたのは、未来を託したいからじゃないんですか!」と山南艦長に詰め寄る場面もそうですが、ここで語られた言葉は、土門の本音そのものだと感じたんです。『3199』という作品は、ある意味ですごく泥臭いところまで踏み込んでテーマを描いている作品だと思います。一方で、今は何事もわかりやすさやスタイリッシュさが求められる時代でもあります。そうしたなかで、「こういう作品の居場所が少しずつなくなってしまうのではないか」という漠然とした不安を感じることもあるんです。
だからこそ、土門のあのセリフには強く共感しました。土門としての思いであると同時に、一人の人間としての自分の思いも重なっていた気がします。「今の地球にヤマトの居場所がありますか!」という言葉には、そうした気持ちがすべて込められていたように感じました。
──真に迫る緊迫感を感じました。
畠中 ありがとうございます。あのシーンは、テストテイクが使用されているんです。まったく息継ぎもできないままで収録したので、最後はもう息もできないぐらいだったんですよ。逆にそのほうが、臨場感があったのかもしれません。
村中 土門くんが島さんに、「守るべき家族をお持ちの方は公平な視点は持てない」と言う場面がありますよね。その時に、「みやこはどっちなんだろう……」と考えさせられました。みやこの素性はまだ明かされていませんが、命の尊さや遺された人たちの思いについて触れる場面もあります。そうした姿を見ていると、きっと彼女はどちらか一方ではなく、双方の立場や気持ちを理解できる子なのかなと思っています。
クーデターがもたらしたヤマトクルーの新時代
──みやこは同期たちのクーデターには賛同しませんでしたが、あの選択も勇気あるものだったと感じます。
村中 土門くんの言いたいことも理解できるんです。でも、みやこはたとえ過去にどんな出来事があったとしても、それを前向きに受け止めて、自分の大切な一部として抱えてきた人だと思うんですよね。それに、みやこは人とのつながりをとても大事にしている人。横のつながり、縦のつながりも含めて、これまで築いてきた関係を大切にしている。だからこそ、「過去を書き換える」という選択に対して、「今の私たちが築いてきたつながりまでなかったことにしていいのか」という思いがあったんじゃないかなと。特に、これまで積み重ねてきた土門とみやこの関係ですら、「なくなってしまってもいい」と言われているような切なさもあって……。いろいろな感情が入り混じる場面だったので、収録もかなり大変だった記憶がありますね。
──佐渡先生の「最悪の告白」という言葉にも納得感がありました。
村中 たとえば「お互いの命がこのままでは危うい。じゃあ手を取り合って……」という状況なら納得いくかもしれないんです。でも銃を構えて押し入られて、「また出会えばいい」って言われたら、受け入れられないですよね。ですから最後に戻ってきてくれて良かったと思います。
畠中 うん。なかなか味わえないロマンチックさを、若手クルーでやらせてもらえたという感動はありますね。
村中 公式サイトのみやこのキャラクター解説に「古代と雪の関係に密かに憧れを抱いている」と書いてあったことがあって、クーデター後の宇宙で抱き合うシーンについても、「『2199』の古代と雪を意識している」とお聞きしたんです。でも、演じながら改めて「あのおふたりにはまだまだ及ばないな」と感じました。
畠中 もうちょっと掘り下げていかないとね。艦長と雪さんの関係は相当深いですから。
──クーデターのなかで、土門は古代に銃を突きつけますが、古代は若いクルーを見守るという役割を果たそうとしました。おふたりから見た今回の古代の印象はいかがですか?
畠中 あの場面で古代艦長が銃を突きつけられながらも「俺も行く」と言ってくれた時は、「ようやく自分たちの知っている古代艦長が帰ってきた」と感じました。アフレコ中もすごくグッときましたし、土門としてなのか、あるいは僕自身としてなのか、思わず涙が出そうになるほどでしたね。
古代艦長って、クルーの思いをしっかり受け止めたうえで、「最後まで責任は自分が持つから、お前たちはやってみろ」と背中を押してくれる存在だと思うんです。どっしりと構えていて、みんなを包み込んでくれるような安心感がある。その姿を見ていると、古代艦長の魅力が改めて感じられましたし、「やっぱり古代艦長はかっこいいな」と思いました。だからこそ、あのシーンは個人的にも「お帰りなさい」という気持ちになりましたね。本当に大好きな場面です。
村中 全艦放送で雪さんへのプロポーズを練習するなど、『3199』の古代艦長は少し可愛らしい一面から始まりましたよね。もちろん、彼のかっこよさは以前から描かれてきましたが、その一方で、数々の失敗を経験しながら成長してきた人物でもあると思うんです。
だからこそ、クーデターの場面で「俺も行く」と決断したシーンは印象的でした。これまで自分自身が失敗を重ねてきたからこそ、今度は若い世代に挑戦する機会を与え、その失敗も受け止められる立場になったのだと感じました。ヤマトクルーの世代継承を象徴するようなシーンだったと思います。
──古代進役の小野大輔さんの演技から感じられることは?
畠中 小野さんとは『3199』になってから一緒に収録する機会も増えて、いろいろなディスカッションをさせていただいたり、多くのことを教えていただいたりしました。しかも、言葉だけではなく背中で見せてくださるんですよね。まるでバトンを受け継いでいくような感覚があって、たとえば「波動砲、発射!」という一言を発するだけで気持ちが高まるんです。今回の掛け合いのシーンについても、その臨場感を大切にしたいということで、普段であれば別々に収録するシーンを一緒に録るという流れになりました。そのおかげで、より緊張感のあるシーンになっていると思います。
村中 同じスタジオで、すぐ隣からおふたりのお芝居を見ていました。ただ、あの場面の空気感を壊したくなかったので、なるべく視線も落としながら、そのやり取りを感じていましたね。その後にはみやこのセリフも控えていたので、「このふたりのぶつかり合いをしっかり受け止めなければいけない」という気持ちで見ていました。緊張感もありましたし、とても印象に残っている収録でした。
畠中 そう、たしか土門とみやこの間でもひと悶着あるシーンの収録でした。そのままの流れで収録したので、本編では「土門、ちょっとテンション高すぎないか!?」「勢いありすぎるぞ、大丈夫か?」と思うくらい感情が前に出すぎていました(笑)。でも、みやこに全部受け止めてもらえた感じでしたね。
──最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。
畠中 やっぱり新宿に降り立った意味を感じてほしいですね。『3199』は第六章に限らず、今の僕らに届ける物語になっている気がします。たとえばコムメダルもそうですが、あれを現代に置き換えて考えてみると、「それに依存してしまっている僕たちは何なんだろう」とか、「そこから離れられなくなっているのはなぜなんだろう」とか、いろいろなことを考えさせられますよね。物語として楽しみながらも、ふと自分たちの現実に置き換えて考えてみると、新しい発見がある作品なんじゃないかなと思います。「ヤマトの居場所があるか」という問いは、「じゃあ僕らに居場所があるか」という問いでもあります。特に僕らの世代にも見てもらいたい作品になっていると思いますね。
村中 『3199』では、ヤマトのクルーも地球の人々も、常に何かしらの選択を迫られていると思うんです。個人的には、第六章は特にその「選択」が数多く描かれている章だと感じています。戦うことを選ぶ人もいれば、過去を書き換えることを選ぶ人もいる。作戦としての決断もあれば、自分の本心を打ち明ける選択や、自分に恥じない生き方を選ぶこともあります。そうしたひとつひとつの選択は、とても小さなものに見えるかもしれません。でも、その積み重ねがやがて大きな力となり、物語を動かしていく。そういう人々の意思の連なりも、第六章の大きな見どころのひとつではないかと思っています。
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