HOME記事スケールモデルドラゴン新キット「1/48 メッサーシュミットBf109E-4」! 見事な仕上がりの色プラの楽しみ方を、無塗装+迷彩デカール作例&リベット処理と通常塗装作例の2機比較で見てみよう!

ドラゴン新キット「1/48 メッサーシュミットBf109E-4」! 見事な仕上がりの色プラの楽しみ方を、無塗装+迷彩デカール作例&リベット処理と通常塗装作例の2機比較で見てみよう!

2026.06.10

WWII ドイツ軍 メッサーシュミットBf109 E-4 3Dプリントエンジン/フレーム塗装済みキャノピー/迷彩塗装デカール付属【プラッツ 1/48】●ヨンケイ 月刊ホビージャパン2026年7月号(5月25日発売)

Bf109E 成型色のまま無塗装+迷彩デカールの作例と、リベット処理と通常塗装の作例の2機が映っている

無塗装でも遜色ない仕上がり!? ドラゴン新キットは大戦機を色プラにしちゃいました!

 1/48スケールでドラゴンから新発売のWWIIドイツ空軍戦闘機メッサーシュミットBf109E-4は、一体成型の胴体など組み立てやすい構成、ランナーごとの多色成型、塗り分け済みキャノピー、迷彩デカールなど、塗装なしでも十分な仕上がりを約束する「ウイングテック2」キット。大戦機スケールモデルの色プラ化は、ついにここまで到達したっ!

これが成型色を活かして仕上げたって信じられます?

Bf109E 成型色のまま無塗装+迷彩デカールの作例
▲今回は成型色のまま無塗装+迷彩デカールの作例と、リベット処理と通常塗装の作例の2機を同時製作。写真は前者の成型色作例だが、スミ入れやトップコートを施せば塗装作例とまったく見分けはつかず、十分に実用的であることがおわかりいただけよう

こちらは塗装して仕上げた作例

Bf109E リベット処理と通常塗装の作例 前
▲こちらの写真は通常のエアブラシ塗装で仕上げた作例。モットリングはデカールによる仕上がりに合わせてエッチングのテンプレートを使用している
Bf109E リベット処理と通常塗装の作例 後ろ
▲無塗装+迷彩デカールの作例を左後方から見る。迷彩塗装を再現した大判のデカールは、マーキングデカールと同様にカルトグラフ製がセットされ、色調や貼り付けにはまったく問題ない
多数の撃墜マークが描かれた垂直尾翼
▲多数の撃墜マークが描かれた垂直尾翼。動翼類はすべて別パーツ構成。方向舵のイエローは、迷彩塗装と同様にデカールが用意されているので塗り分けも不要だ
右主翼上面
▲右主翼上面。迷彩デカールは表面のパネルラインやリベットなどの繊細なモールドにもよく馴染む。貼り付け後のスミ入れやウォッシングも問題なく行える
カウリングは着脱可能
▲カウリングは着脱可能で、3Dプリント製のDB601エンジンが内蔵される。3Dプリントパーツ特有の積層痕はセミグロスブラックで塗装すれば目立たなくなる
キャノピー
▲キャノピーはフレームが塗り分けられた塗装済みパーツが付属し、大戦期モデリングのハードルを大幅に下げてくれる。コクピット内部も精密に再現されている
カウリング下面のパネルは着脱可能
▲カウリング下面のパネルは着脱可能。バルジやパネル類が入り組んだ複雑な形状も再現。エンジン下部のオイルクーラーや配管類ももちろん色プラ化されている
主翼下面
▲主翼下面。翼面と主脚収納庫は色分けで成型されている。翼内には20mm機関砲を内蔵し、別パーツのバルジパネルを外せばドラム式弾倉などを見せることもできる
下から見た尾部
▲下から見た尾部。古めかしさを感じる水平尾翼の支柱はE型までの特徴。作例では省略しているが、方向舵の操舵ワイヤーとホーンもエッチングパーツで用意される
望遠式照準器を搭載したキャノピーを選択。他の塗装例のために通常の光学照準器用のパーツも用意されている
▲ガランド機の仕様に合わせ、望遠式照準器を搭載したキャノピーを選択。他の塗装例のために通常の光学照準器用のパーツも用意されている
DB601はエンジン架で搭載する実機同様の構造
▲DB601はエンジン架で搭載する実機同様の構造。カウル着脱で破損しないよう、エンジン後部とバルクへッドをセメダイン「メタルロック」でがっちり固定
取り外した状態のカウリング上下。どちらもイエローの成型色となっており、塗り分け不要で組み立てられる
▲取り外した状態のカウリング上下。どちらもイエローの成型色となっており、塗り分け不要で組み立てられる。なお不要パーツとしてグレー成型のものも入っている

塗装仕上げ派、無塗装&デカール&スミ入れ派、どちらも楽しめる!

迷彩を塗装仕上げ、マーキングのみデカールを使用した作例。迷彩デカールの再現性は非常に高く、胴体のモットリングは塗装よりデカールのほうが上かもしれないという敗北感を感じるほど
▲迷彩を塗装仕上げ、マーキングのみデカールを使用した作例。迷彩デカールの再現性は非常に高く、胴体のモットリングは塗装よりデカールのほうが上かもしれないという敗北感を感じるほど

ドラゴンの新しい1/48マスターシリーズ
 「ドラゴンが新しく発売する色プラのドイツ機です……今日持ってきてしまいました」2026年1月末に横浜で開催されたモデラー合同作品展展示会場で本誌の編集担当から手渡されたのはドラゴンの最新版Bf109E-4……。「大戦機で色プラ? ちょっと無理があるでしょ?」と最初は疑問に思うところはありましたが、いざ箱を開け内容を確かめると3Dプリントされた見事なDB601エンジン、一体成型の胴体と徹底的なまでに細部が再現されたコクピットなどなど、メーカーのやる気が溢れている内容でした。
細部の徹底再現と超微細パーツのジレンマ
 とにかくこのキットは小さな部品が多いのが特徴です。部品総数はそれほど多いわけではありませんがあまりに小さ過ぎる部品が多いのです。なぜ分割して小さくしたの? と理解に苦しむパーツも散見され、ピンセットで弾いて飛ばしてしまったらもう見つけられないような小さな部品が存在します。今回の製作でも数度ピンセットでこまかいパーツを弾き飛ばして探索すること2時間。結局諦めて自分で製作した部品が数点あります
3Dプリント品のエンジンとエンジン架
 少しオレンジがかった茶色のレジンでプリントされたDB601エンジンをじっくり観察するとプリント品特有の積層痕が見えます。これは下処理せずにセミグロスブラックで塗装するだけで目立たなくなる程度のもので気にする必要はないでしょう。エンジンを機体に搭載する際にはちょっとした注意が必要です。組立説明書ではエンジンをバルクヘッドにエンジン架を介して搭載するという実機同様の構造で進めるように指示がありますが、パーツが細く軟らかいので一度カウルを取り付けてしまうと着脱が困難になってしまうのです。ですので今回は過給機の後ろとバルクヘッドの隙間に、金属の接着にも有効なセメダイン製の接着剤「メタルロック」を使用し頑強に固定しました。
色プラでドイツ機は再現できたのか?
 「キットを塗装した場合と生地の色+迷彩デカールで仕上げた場合ではどれくらい仕上がりに差がでるのか?」というのは作例製作時にもっとも気になったテーマでした。今回は外装の右半分を無塗装(スミ入れは実施)左半分は通常のエアブラシ塗装で仕上げています。モットリングはデカールによる仕上がりに合わせエッチングのテンプレートを使用しました。
 さて製作を終えての感想ですが、外装に関して多色成型+迷彩デカールの組み合わせは十分に実用的でありしっかりとデカールの乾燥時間をとったうえでツヤ消しのトップコートを行えば、塗装して仕上げたものと同様にスミ入れやウォッシングも可能であったこと、さらに実感のあるモットリングは塗装よりデカールのほうが上かもしれないという敗北感でした。
 すべてリベットの処理をして通常の塗装で仕上げたBf109も同時に作ってしてみました。 
総論
 このキットは資料図面を片手にじっくり仕上げてもいいですが、塗装環境を持てない人でも、その成型色を活かして塗装をせずとも十分な出来になるという嬉しい製品です。迷っている人はぜひ製作してみてください。無塗装でも映える作品が仕上がるはずです。

プラッツ 1/48スケール プラスチックキット

WWII ドイツ軍 メッサーシュミットBf109 E-4
3Dプリントエンジン/フレーム塗装済みキャノピー/迷彩塗装デカール付属

製作・文/ヨンケイ

WWII ドイツ軍 メッサーシュミットBf109 E-4 3Dプリントエンジン/フレーム塗装済みキャノピー/迷彩塗装デカール付属
●発売元/プラッツ●10780円、発売中●1/48、約18.8cm●プラキット

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