HOME記事キャラクターモデル「30MF ローザンソードマン」をお手軽ヴィネットで世界観演出! モールドの彫り直しと立体感を高めた塗装で甲冑の重厚感をUP!【30 MINUTES FANTASY】

「30MF ローザンソードマン」をお手軽ヴィネットで世界観演出! モールドの彫り直しと立体感を高めた塗装で甲冑の重厚感をUP!【30 MINUTES FANTASY】

2026.06.06

戦士の休息【BANDAI SPIRITS】●Mr.ゴリラヘッド 月刊ホビージャパン2026年7月号(5月25日発売)

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」withベース-特写

30MFの世界観を足元から広げよう!

 ファンタジー世界をモチーフに、キャラクター性とカスタマイズ性を両立したプラモデルシリーズ「30 MINUTES FANTASY」。組み立てやすく、完成後はアクションフィギュアのように動かして楽しめる本シリーズだが、そこに小さな情景を添えることで、キットの存在感はさらに大きく変わる。今回Mr.ゴリラヘッドが製作したのは、ローザンソードマンをベースにしたヴィネット作例。100円ショップで手に入るカラーボードやフォトフレーム、ネイルアート用シールなどを活用し、古代遺跡の片隅でひと息つくグラディエーターの姿を表現している。大きな改造を施さずとも、丁寧な塗装と身近な素材による情景製作で、30MFの世界はここまで広がる。

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」withベース
▲本体は黒下地から塗装することで、甲冑の重厚感を強調。メタリック系塗料はリターダー入りの溶剤で希釈し、ツヤと金属感を引き出している。完全乾燥後、モールドや逆エッジに向けてスモークグレーを吹くことで、スミ入れを行わずに立体感を高めた

 STORY 

コロシアムに名を刻んだ戦士その束の間の休息

 ローザン帝国の歴史に、その名を刻むグラディエーターがいる。コロシアムで数々の激戦を制し、一時代を築いた剣闘士だ。しかしある時を境に、試合の中で感じていた緊張や高揚が薄れていくのを自覚する。「このままでは、自分はただの“勝つための機械”になってしまう」。そう悟った彼は新たな刺激と体験を求め、終わりなき旅へと身を投じる。
 そして旅の途中で訪れた静かな遺跡の片隅で、束の間の休息を取るのだった。

▲モデラーが想定した本作例の世界観設定。背景をひとつ用意するだけで、キットの佇まいに説得力が生まれる

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」withベース-後ろ

ミスティックペーパーでマントを造形

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」マント
▲今回の作例ではマントも自作。使用したのは、水に濡らすと柔らかくなり、乾燥すると硬化するミスティックペーパー。好みの形を作りやすい便利な素材だ
Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」マント製作中途
Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」マント製作中途2

▲大まかな形を下書きし、ラインに沿ってカット。水に濡らして形を整え、乾燥後に通常の模型用塗料で塗装すれば、動きのあるマントが完成する

武器の持ち手に説得力を持たせる

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」槍onベース
▲ローザンソードマンにクラスアップアーマーを装着したことで、武器にもより力強いシルエットがほしくなった。そこで「30MF アイテムショップ2(ファイターオプション)」の槍を装備し、グラディエーターらしい迫力を加えている
Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」槍
ホワイトボード用のラインテープ

▲ホワイトボード用のラインテープを武器の持ち手に巻き付け、革巻き風のグリップを表現。軸が太くなりすぎないよう、巻く量を調整するのがポイント

簡単ケガキ針でモールドを彫り直す

お手製簡単ケガキ針製作中
お手製簡単ケガキ針

▲奥まった部分やモールドを彫り直すだけでも、完成時のクオリティはぐっと上がる。今回は0.5mmシャープペンとマチ針を組み合わせた自作のケガキ針を使用。シャープペン本来の使い方ではないため、針先の取り扱いには十分注意しよう

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」背面
Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」

▲クラスアップアーマーの赤は、発色を少し落として落ち着いた印象に調整。メカサフ スーパーヘヴィの上から薄く塗装し、重厚な甲冑の質感を再現している。本写真のマントはキット付属のもの

Mrゴリラヘッド製作「30MF-グラディエーター」withベース-ポージング例

■はじめに
 はじめまして。Mr.ゴリラヘッドです。今回「30 MINUTES FANTASY」シリーズよりローザンソードマンとローザングラディエーターの作例を担当いたしました。
■製作方針
 本キットはプロポーションの良さと組みやすさが両立したキットでした。今回はその魅力を最大限に活かすため、大きな改修は行わず、丁寧な工作と塗装で“キットの良さを引き出す”ことをテーマに製作しました。また世界観をより強く感じられるよう簡易ヴィネットを製作し、情景の中での佇まいを表現しました。
■ポイント
 今回、使用しない3mmジョイント穴はランナーを使って埋めました。また、固定ポーズで飾ることにしたのでマントを自作。さらに、30MFの特徴であるカスタム性を活かすため、別売りの武器セットから槍を拝借しました。
 塗装は、“重厚な金属感”を表現するためグレーサフをベースに黒→メタリック→シャドウの順に塗装。今回は装備の換装を考慮していないため、甲冑や革を表現したい箇所以外はグレーの1色で仕上げました。古代ローマ時代に実際に装飾されていたとされるものやカラーリングを参考に、差し色は赤にすることにしました。
■最後に
 今回は「基本工作」、「簡単塗装」、「お手軽ヴィネットで楽しむ」をテーマに製作しました。30MFのキットは総じて完成度が高く、素組みでも十分に魅力的な仕上がりになります。その良さを活かしながら、追加の工作と塗装で完成度を上げ、ヴィネットを添えることで、自分だけの世界観を表現できるのも大きな魅力です。大好きなファンタジーの世界を自分の手で製作でき、とても楽しかったです。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“30 MINUTES FANTASY”ローザンソードマン使用

戦士の休息

製作・文/Mr.ゴリラヘッド

使用したキット

30MFローザンソードマン

30MF ローザンソードマン

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2420円、発売中●約17cm●プラキット

30MFクラスアップアーマー

30MF クラスアップアーマー

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●1100円、発売中●プラキット

30MF アイテムショップ2(ファイターオプション)

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●880円、発売中●プラキット

お手軽ヴィネットHow toの公開は
このあと(2026年6月6日)の20時から!


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©BANDAI SPIRITS 2023

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