HOME記事キャラクターモデルギミックフル搭載のウェーブ「1/35 ストライクドッグ[PS版]」を製作! 細部のディテールアップと土汚れウェザリングで存在感がアップした作例とともに通常版との違いを確認しよう!【装甲騎兵ボトムズ】

ギミックフル搭載のウェーブ「1/35 ストライクドッグ[PS版]」を製作! 細部のディテールアップと土汚れウェザリングで存在感がアップした作例とともに通常版との違いを確認しよう!【装甲騎兵ボトムズ】

2026.07.21

X・ATH-02 ストライクドッグ【ウェーブ 1/35】●ダミアン教授 月刊ホビージャパン2026年8月号(6月25日発売)

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」特撮

ギミックフル搭載! 豪華版1/35キットを楽しむ

 TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する強敵、ストライクドッグ。ウェーブは本機を1/35プラキットとして2024年にST版(スタンダード仕様)で発売したが、今回は各種ギミックを追加したPS版(プロスペック仕様)を新たに送り出した。コクピットシートや降着機構の再現に加え、初回限定版にはパイロットフィギュアも付属するなど、プレイバリューの高い豪華仕様をレビュー。土汚れを中心とした定番ウェザリングで、機体の存在感をさらに引き立てている。

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」
▲ストライクドッグは、秘密結社が製作したPS(パーフェクトソルジャー)専用の試作AT。クメン編からサンサ編にかけて印象深い活躍を残した、TVシリーズ最大の強敵である。キットは一部外装がラビドリードッグと共用だが、形状の異なる部分は新造パーツでフォロー。ちなみに、PS版の外観は先に発売されたST版とほぼ共通で、胸とヒザ関節に新パーツが盛り込まれている
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」背面
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」製作途中
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」製作途中背面

▲製作途中の状態。プロポーションはキットのままだが、頭部アンテナは真鍮線とスプリングを組み合わせたものに交換。肩関節ポリキャップの軸受け部を約1.5mm削り、合計3mm肩幅を狭めた(軸受が短くなるぶん、肩が若干すっぽ抜けやすくなる点は注意)

通常版からの変更点は?

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」コクピット内部アップ
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」降着機構再現

▲PS版はコクピットハッチ内部の形状を新たに再現、着座姿勢のイプシロンフィギュアを座らせることができる。さらにヒザに引き出し関節が追加されており、降着機構を差し替えなしで再現。さらにさらに、初回限定版には立ちポーズのイプシロンフィギュアが付属と、至れり尽くせりのボリュームなのだ

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」股関節
▲股関節の側面にはパーツのダボが露出しているので、それを切り取って戦車キットの転輪パーツを貼ってディテールを追加
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」ポージング例
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」初回付属イプシロンフィギュア
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」初回付属イプシロンヘルメット着用フィギュア

▲初回限定版に付属する立ちポーズのイプシロン人形。2種類の頭部を選んで組み立てられる

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」顔アップ
▲PS版ではクリアーパーツ製のターレットレンズが付属するのも地味にうれしいポイント。左右の赤い部分や青いレンズは、キラッと光る付属のシールがいい感じだったのでそのまま貼っている
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」ソリッドシューター担ぎアップ
▲ソリッドシューターは申し分のないボリューム感。銃持ち手の手首関節も角度のついたパーツが用意されているので、難なく肩に担ぐことができる
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」アイアンクロー
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」アイアンクロー閉め
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」アイアンクロー開

▲左腕アイアンクローは設定の機構を再現。手甲側のクローを後退させ、親指側のクローを開くことで内部の11ミリ機関砲が露出する

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」ミッションパック
▲専用ミッションパックのスラスター部はプラ板を貼ってディテールアップ。フックも流用パーツで追加した
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」靴裏
▲各部の塗装剥がれは、ケープ剥がし(ラッカー塗料塗布後、ケープスプレーで表面を保護。その後水性アクリル塗料を吹いてから、水を付けた筆などでアクリル塗料を剥がしたいところだけ撫でて落とす手法)で自然な風合いで塗装剥がれを表現した
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」降着体勢
▲ヒザ関節を引き出すことで降着体勢に
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」コクピットシート製作途中
ダミアン教授製作「ストライクドッグ」コクピット製作途中

▲コクピット内部は1/700艦船パーツでシート両サイドの箱形状にディテール追加。足元両サイドにはタンク状モールド、操縦桿前面にパイピングを追加した

ダミアン教授製作「ストライクドッグ」降着体勢正面

 今回の作例は日頃作っているF1マシンや『F.S.S.』のロボットなどのツヤツヤ作風とは真逆の、1/35ストライクドッグPS版です。ちょっと苦手意識。キットは先に発売されていたST版にパーツ追加でコクピット内部&シートに座るイプシロンのフィギュア、それと降着機構再現用のヒザ関節が同梱されています。
■製作
 プロポーションに関しては、肩関節のポリキャップを片側約1.5mmずつ削って肩幅を狭めただけです。外観は設定画と比較すると省略されたディテールがあるので、プラ材によるモールドやスジ彫りで再現。機体各所にリベットやねじの穴を追加しました。
 降着機構入りのヒザ関節ははさみ込みで組んでいく構造ですが、後ハメできるようにするとスライド部の保持力が落ちてポーズが決まらなくなる恐れがあるので、素直にキット通りに組むのがよいでしょう。
■塗装
 カラーレシピはほぼ説明書のとおりに塗りました(コクピットと足内部は白にアレンジ)が、青はコバルトブルーを多めに混ぜたほうが設定画や劇中に近くなると、後になって思いました。本作例では一度塗った上からコバルトブルーを吹いていますが、塗装剥がしのあとだったのではっきり発色できるほど吹き重ねられなかったのが反省点。
 塗装剥がれの表現はケープ剥がしです(説明すると長くなるので各自調べていただけると幸甚です)。またほぼ青1色のため単調にならないようカラーモジュレーション(説明すると以下同文)で塗装しました。
 専用別売りデカールが入手できなかったのでフロントアーマーと肩のマーキングはマスキングで塗装し、コーションマークはガンダムデカールやマシーネンクリーガーのデカールから流用。あとは教科書どおりのウォッシング、フィルタリング、凸部へのドライブラシ、雨垂れ、オイル垂れ表現、足周りを中心に土砂汚れ表現を行っています。最後のクリアーコートはガサガサのツヤ消しにせず3/4ツヤ消しにして、まだ新しめの機体であることをアピールしています。
 イプシロンのフィギュアは、リアル塗りにするかアニメ塗りにするか悩んでたら中途半端になっちゃいました。

ウェーブ 1/35スケール プラスチックキット ストライクドッグ[PS版]初回限定版 使用

X・ATH-02 ストライクドッグ

製作・文/ダミアン教授(firstAge)

ストライクドッグ[PS版]初回限定版
●発売元/ウェーブ●6380円、発売中●1/35、約12cm●プラキット


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ⓒサンライズ

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