サーフェイサーもエアブラシで吹いて薄く均一に下地塗装!クリアー塗料、台所用洗剤も便利なエアブラシTips3選
2025.04.20サーフェイサーもエアブラシで吹くと便利!
下地塗装や、整形後の細かな傷埋めにも使える「サーフェイサー」。缶スプレーが主流だが、エアブラシで吹ける「瓶タイプ」もあり、これがとっても便利。缶スプレーは意外とコントロールが難しく失敗して厚塗りになることもあるが、瓶タイプのサーフェイサーをエアブラシで吹けば、細部まできれいに下地塗装できる。混色して色を付けることも可能だ。
缶スプレーでサーフェイサーを吹く
ついつい厚塗りに

瓶タイプのサーフェイサーなら安心
薄く均一に塗装できる
きれいに下地塗装ができた
混色も可能
溶剤と一緒に希釈
自分好みの色味になりました
エアブラシだから、迷彩色に合わせて
クリアー塗料で隠蔽力を調整してみよう!
クリアー塗料は筆塗りよりもエアブラシ塗装のほうが透明度を高くできる。表面をピカピカにする塗料というイメージが強いが、実は絵具のメディウムのようにソリッドカラーに混ぜることで、塗料の濃度は維持しつつ、色味を薄め隠蔽力を下げることができる。
まとめ
溶剤で薄めた塗料を吹くと、溶剤成分が多すぎて下地を溶かしたり、流動性が上がりすぎて塗料が流れくぼみに溜まるなど、失敗を招きやすい。色を薄くしたい場合、このようにクリアーを混ぜて隠蔽力を調整すると失敗も少なくなる。ぜひ塗料のクリアー割りを試してみてほしい。
台所用洗剤があれば複雑な塗り分けも気軽に楽しめる!
ラッカー系塗料の塗膜などを侵さない水性アクリル塗料を塗り、台所用洗剤(マジックリンなど)で落とすことで、スミ入れや塗り分けができる。通常用いるエナメル塗料と違いプラを割るリスクもなく手軽なため、注目されているテクニックだ。これもエアブラシ塗装との相性がいい。
拭き取る

▲台所用洗剤を染み込ませた綿棒などでレッドを拭き取ればOK。今回はロゴやラインのディテールが大きく、よりシャープな拭き取り精度が必要であったため、ガイアノーツのフィニッシュマスターRを使用した
完成

▲拭き取った状態。窪みにレッドが残り、下地を侵すことなくロゴの塗り分けを再現できた! 副次効果として洗剤でメッキパーツ表面がクリーニングされ、驚きの輝きも得られた。複雑な塗り分けが必要なSDガンダムのメッキパーツなどにも応用できそうだ
まとめ
台所用洗剤にはさまざまな種類があり、一般的な中性洗剤では洗浄力が足りない場合もあるが、強めのアルカリ性洗剤ならアクリル系塗料をスムーズに拭き取ることができる。油汚れに対応する台所用洗剤などがおすすめ。
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