HOME記事工具・マテリアル可動部を自作したい!プロのテクニックを見て見よう! 関節が緩くなってパーツが不安定…そんなお悩みも答えます【模型質問箱】

可動部を自作したい!プロのテクニックを見て見よう! 関節が緩くなってパーツが不安定…そんなお悩みも答えます【模型質問箱】

2023.07.17

模型質問箱2023 工作編 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)

みんなの気になる“模型の質問”に答えます!

 読者の皆様からのアンケートはがきやHJ Web、SNS等にお寄せ頂いたご意見やご質問を参考に「気になる模型の質問」のプロモデラー・けんたろう、フミテシ、そしてホビージャパンモデラー陣やメーカー各社様がお答えていきます!


Q.可動部を自作したい

A.プロのテクニックを見てみよう!

 関節はもちろん、バックパックのスラスターやメンテナンスハッチなど、さまざまな部分が動く模型は楽しいですね。ここでは過去のホビージャパンから仲井望氏による可動工作を見てみましょう。

可動部パーツの自作解説画像 その1
▲ 1/144スケール「ガンダム・ダンタリオン パーフェクトカウル」脚部の複製パーツを使用し て解説します。使用するパーツはPC-03プラサポ、ABSユニット、3mm径KPSランナー、 4mmポリキャップです
可動部パーツの自作解説画像 その2
▲ 各パーツを接続するために、受け部分をそれぞれ開口します
可動部パーツの自作解説画像 その3
▲ ABSユニットもそのままでは軸が入らないので、3mmドリルで穴を広げます
可動部パーツの自作解説画像 その4
▲ 軸の渋みを調整し、問題なければ瞬間接着剤を流して固定。余分な箇所を整形してします
可動部パーツの自作解説画像 その5
▲ 軸受け部分はレジンのままではすぐに緩くなるので、プラパイプを埋め込みます。ABSユニットは3.2m径なので、3.5mmプラパイプを埋め込みます
可動部パーツの自作解説画像 その6
▲ 足首関節はプラサポとポリキャップで製作します。ポリキャップの接続軸は4mm径のプラパイプに交換します
可動部パーツの自作解説画像 その7
▲ プラサポは収まるように調整しながら整形し、接続部はプラ板の積層(6枚)で高さを調整しました
可動部パーツの自作解説画像 その8
▲ 足首側の干渉する角を削り、本体接続部は3mmプラパイプを使用しました
可動部パーツの自作解説画像 その9
▲ 工作した関節部を接続して完成。ダンタリオンの脚部は変形機能があるので、ボールジョイントではなく軸関節を主体とした構成で可動範囲を確保しています

Q.緩くなった関節は復活できますか?

A.パーマネントマットバーニッシュがおすすめ!

 リキテックスのパーマネントバーニッシュがとっても便利です。こちらは軸にひと塗りするだけで、薄い膜が形成されて関節が渋くなります。ペリッとキレイに剥がせるのも良いです。(フミテシ)

パーマネントバーニッシュと使用例の画像
▲ 本来は絵具の上に塗る保護用のニス。透明な液体でその名の通りツヤ消しの仕上がりになります。これを筆で緩くなった関節に塗ってやりましょう

リキテックス パーマネントマットバーニッシュ 40ml

●発売元/リキテックス●539円


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