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『境界戦機 フロストフラワー』に登場の「42NA10 セツロ」をスクラッチ製作【仲井望】
2021.09.17- キャラクターモデル
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仲井望（ナカイノゾム）
境界戦機 フロストフラワー- 作例
- フルスクラッチ
- 境界戦機
NA10/3JP セツロ【スクラッチビルド 1/72】 月刊ホビージャパン2021年10月号（8月25日発売）
ビャクチと並び“際の極光”で運用される機体、セツロを仲井望がスクラッチで製作。北米同盟のAMAIM特有の直線で構成された形状をプラ板の箱組みをメインとした工作で再現している。その精度の高さをご確認いただきたい。
MECHANIC FILE 04
SETSURO
“際の極光”で運用されるAMAIM。北米同盟が使用する旧型機体ジョーハウンドを鹵獲したもので、専用のチューニングが施されている。また、民間で独自に開発された自律思考型AI「モブ」を搭載している。メカデザインは海老川兼武氏。
型式：NA10/3JP
全高：9.2m
重量：14.8t
武装：ライフル
所属：際の極光
搭乗者：晴矢ユキ
▲プラ板の箱組みと積層で製作。メインカメラ部分はプラパイプの組み合わせで回転可動できるようにしている。首関節はボールジョイント接続なので、若干の可動も可能だ
▲腕部はほぼプラ板の箱組みから製作。肩関節はボールジョイント接続、ヒジ関節は内部に軸関節を仕込んでいる。ハンドは前後で共通デザインなので武器持ち手兼握り拳としてプラ板で製作後、複製して左右をそろえた
▲脚部は各部プラ板の箱組みと積層から製作。ある程度ヒザが曲がるように関節まわりのクリアランスを確保している。アンクルアーマーは可動式。靴部は複製を考慮して細かく分割し、裏面のディテールも再現した
REAR
SIDE
FRONT
▲ライフルはプラ板の箱組みとプラパイプから製作。グリップガード部分はKPSランナータグと2mmプラ棒を組み合わせて可動化した
■はじめに
2021年秋の放送が楽しみなアニメ『境界戦機』から外伝登場機体の作例を製作しました。僕に話がきたということは、やっぱりスクラッチビルドです（笑）。この作品の登場機体は直線主体でデザインされているようで、このセツロも設定画を見ると直線主体で描かれています。作例ではプラ板の箱組みを中心に製作。なお、左右対称パーツは複製で対応しています。
■塗装
主にMr.カラー、ガンダムカラー、ガイアカラーを使用。
白＝ニュートラルグレーⅠ＋ニュートラルグレーⅣ＋アルティメットブラック＋パープル＋色ノ源シアン
青＝MSライトブルー＋ニュートラルグレーⅠ＋パープル＋アルティメットブラック＋色ノ源マゼンタ
黒＝MSファントムグレー
グレー＝ニュートラルグレーⅣ＋パープル
マーキングはガンダムデカールとHJモデラーズデカールを使用。仕上げにフラットクリアーでツヤを整えて完成です。
1/72スケール スクラッチビルド
NA10/3JP セツロ
製作・文／仲井望
©2021 SUNRISE BEYOND INC.
仲井望（ナカイノゾム）
月刊ホビージャパンを代表するスクラッチモデラーのひとり。月刊ホビージャパンデビュー12年目の中堅モデラーで、その造形テクニックは現在も進化を続けている。
