“ハイ”と“ロー”に二極化?10月に開催された「Wonder Festival 2026 上海」から見る、現在の“中国ホビーシーン”のトレンドと傾向を展示写真とともにレポート【WF上海2026】
2026.11.02●アクションフィギュア
大型スタチュー並みにリアルな1/12フィギュアも多数登場
もうひとつ気になった点としては、1/12サイズなどのアクションフィギュアが数多く出展されていたというポイントがある。従来より中国のホビーシーンでは大型スタチューが人気で、特にハリウッドのアクション映画やスーパーヒーロー映画の演者そっくりの大型スタチューは、各社から数多くのアイテムが販売されてきた。それをそっくりそのまま縮小し、さらに関節の可動もプラスしたアイテムが目立ったのである。
わかりやすいところでは、大型スタチューで知られるQUEEN STUDIOのブランドである“INART”の新作展示がある。こちらでは映画『マトリックス』のキャラクターなどが多数出展されており、来場者の注目を浴びていた。また新作として同社初のオリジナルアイテムの原型も展示されており、こちらも映画を題材とした商品で、同様の高いクオリティが期待できる。
また、1/12のアイテムとしては、美少女系のフィギュアも存在する。こちらについては、SNAIL SHELLが数多くの新作を展示。幅広い体型・ルックスのキャラクターをフェティッシュに造形、さらに全身に関節も配置されていてよく動くという、昨今の美少女アクションフィギュアのレベルの高さを窺わせるアイテムが揃っている。
大型スタチューでは『凡人』が人気に
従来の中国ホビーらしい、大型スタチューや大型合金トイも健在である。巨大なベースを備えた大型スタチューは中国ホビーの花形であり、今回の上海WFでも多数のメーカーが出展していた。
以前から『週刊少年ジャンプ』掲載作はスタチューとなってきたが、今年も『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』『遊戯王』など「ジャンプ」関連の製品は多数展示。特にLIGHTYEAR STUDIOは『ドラゴンボールGT』を題材とした全高1m超えの大型スタチューを展示しており、来場者の目を惹いていた。
もうひとつ、今年の上海WFの大型スタチューで目立ったのが、『凡人修仙伝』を題材とした商品である。原作は中国の小説サイトで連載された長編小説で、300億超えの閲覧数を獲得したという人気作。貧しい生まれの平凡な少年が仙人を目指しつつ成長していく姿を描いた作品で、3DCGアニメ化・ゲーム化・実写化もされている。
本作の登場人物を題材にしたフィギュアは会場の各所に展示されており、特にQUEEN STUDIOでは等身大の大型フィギュアを出展。他にも橘汽楽玩(Orange Soda)やINFINITY STUDIOなど、多くのブランドが『凡人』を題材にしたアイテムを展示していた。
これらの大型スタチューの展示も、ホールのほぼ丸々ひとつを占めるほどの数となっていた。いまだにこれだけ数多く出展されているという事実は、高額・大型商品も依然として中国での高い需要があることを示している。
●美少女フィギュア
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