HOME記事キャラクターモデル【溶剤節約】 ラッカー塗料でエアブラシ塗装したい人必見!! 「節約」と「効率化」を両立した新たな選択肢「カートリッジ式エアーブラシ FLYER-SR2」の使い心地を「HG ブルーティッシュドッグ」で検証!

【溶剤節約】 ラッカー塗料でエアブラシ塗装したい人必見!! 「節約」と「効率化」を両立した新たな選択肢「カートリッジ式エアーブラシ FLYER-SR2」の使い心地を「HG ブルーティッシュドッグ」で検証!

2026.08.09

こんな時代だからこそ知りたい! 溶剤節約&効率化で楽しむラッカー塗料エアブラシ塗装/ATM-09-GC ブルーティッシュドッグ【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月24日発売)

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実践! カートリッジ式エアブラシ塗装

サーフェイサーは缶スプレー塗装

▲それではエアブラシ塗装へ。今回下地にはタミヤ缶スプレー「ファインサーフェイサーL(オキサイドレッド)」を塗装。サーフェイサーを吹いておくと、塗料の食いつきが良くなるので、吹き付け回数も少なくなる

オキサイレッドを活かしたい「ヘアスプレー落とし」と「塩マスキング」

 戦闘で塗装が剥がれ、下地のオキサイドレッドが露出したようなチッピング表現は、ATと相性抜群。ここでは、手軽に試せる「ヘアスプレー落とし」と「塩マスキング」の2つのテクニックをご紹介します。

ヘアスプレー落とし

 サーフェイサーが十分に乾燥したら、その上からヘアスプレーを吹き付ける。本来はこの上から水性塗料を塗り、水で塗膜を剥がす技法だが、ラッカー塗料でも塗膜の密着をやや弱められるため、ヤスリやナイフなどで塗膜を削り落としやすくなる。

塩マスキング

 基本塗装の前に、水で軽く湿らせた表面に少量の塩をまぶす。塩がマスキング材の役割を果たし、塗装後に洗い流すことで、不規則で細かな塗装剥がれを表現できる。ランダムな粒状のチッピングを手軽に再現できるテクニックだ。

的確な希釈をサポートしてくれるパレット

▲節約・効率化において目分量のアバウトな希釈は禁物。タミヤの「15皿パレット」はカットして使用できるうえに、FLYER-SR2のボトルの量に注ぐのにちょうどよい量で作れる。希釈率は塗料1:うすめ液1とする

いきなりパーツに吹き付けない

▲いきなり模型に吹き付けるのではなく、コピー用紙やプラ板などで試し吹きをしておこう。ボトルを回して塗料の吐出量を調整し、必要に応じてコンプレッサー側でエア圧も調整する。吹き付け具合が自分のイメージ通りになってから本塗装に移れば、失敗を防ぎながらスムーズに作業を進められる

大面積は組んだまま塗っちゃおう!

▲HG ブルーティッシュドッグの主色であるボトムズカラー ローズピンクは、このあと重ねる色への影響が少ないため、先に一気に塗装するのがおすすめ。キットをある程度組み立てた状態で吹き付ければ、パーツを持ち替える手間が省けて大幅な時短につながる。可動範囲の広いHG ブルーティッシュドッグならではの構造を活かし、関節を動かしてパーツをずらしながら、全体にローズピンクを吹き付けていこう

ここまでおよそ1時間!

グラデーション塗装も可能!

▲ローズピンクのボトルに、数滴のGX1番 GXクールホワイトを加える。ボトルをセットしたら細吹きにセッティングして、明るくしたい箇所に塗っていく。これでローズピンクのグラデーション塗装は完了

次はココアブラウン

▲先ほどご紹介した方法で洗浄したボトルにダグラムカラー ココアブラウンを入れてバイザーなどを塗装。希釈率は塗料1:うすめ液1。色変化もなく、きれいに塗れた

パーツを持ち手に固定

▲ここからはダグラムカラー ライトブラウンやガイアカラー ダークグレーなど細部を塗っていくので、エアブラシ塗装の定番である「持ち手にパーツを固定」していく

ボトルが複数あると本当に便利

▲こういうときにボトルが複数あると便利。明るい色のライトブラウンと、暗い色のダークグレーを分けることで、ボトルを交換するだけですぐに色を変えられる

ノズル周辺に塗料が溜まったら

▲長時間塗装していると、ノズル周辺に塗料が溜まってくる。これでは塗装の色に影響が出るので、ツールクリーナーを染み込ませた綿棒で拭き取ってあげよう

ライトブラウン

▲厚塗りしないように、ていねいに。下地のオキサイドレッドを完全に隠蔽しないようにして塗るとグラデーション効果も生まれてグッド

ダークグレー→プレミアムチタンシルバー

▲右腕ガトリングはダークグレーを塗ったあとに、上からうっすらと金属色のガイアカラー プレミアムチタンシルバーを塗装。メタリック塗料は最後に塗ると、他の塗料にメタリック粒子の影響が及ばない

およそ3時間で基本塗装完了!

▲FLYER-SR2による簡単な色チェンジと洗浄回数の少なさによって、塗装時間も大幅に短縮されている。時短&節約が可能なのだ!

チッピングと塩落とし

▲基本塗装が完了したら、傷を付けたい場所の塗料を金属ヘラなどで削って下地を露出させる。降り掛けた塩も水をつけた歯ブラシで一緒に落とす

全体をウォッシング

▲Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを、専用のMr.ウェザリングカラー専用うすめ液で薄めたものでウォッシング。全体に塗って、キムワイプで拭き取った

ツヤ消しトップコート

▲ここでツヤ消しのトップコートを吹いて、塗料を定着させる。こうすることでケープで定着力が落ちているラッカー塗料もしっかりと保護できる

焼鉄色をドライブラシ

▲鈍く光る傷を施すために、水性ホビーカラーの焼鉄色をドライブラシ

Mr.ウェザリングカラーをエアブラシ塗装

▲攪拌したMr.ウェザリングカラー サンディウォッシュをボトルに入れて、エアブラシで吹き付ける。うっすらとホコリをまとった雰囲気が手軽に施せた!

4時間で完成! HG ブルーティッシュドッグ

 うすめ液の使用量は約100ml、塗装時間は約4時間と、溶剤の節約と大幅な時短を実現したけんたろう。カートリッジ式エアーブラシ FLYER-SR2を活用し、適切な希釈率を守ること、さらに色移りしにくい塗装順を組み立てることで、洗浄回数を最小限に抑えながら快適なエアブラシ塗装を実現しました。
 塗料や溶剤の価格が上がり続けるいまだからこそ、「使う量を減らす」のではなく、「ムダなく使う」という発想が大切。道具を上手に活用し、塗装工程を少し工夫するだけで、節約と効率化は十分に両立できます。限られた塗料や溶剤を最後まで有効に使い切りながら、これからも思いきり模型塗装を楽しんでいきましょう。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “ハイグレード”

ATM-09-GC ブルーティッシュドッグ

製作・文/けんたろう

HG ブルーティッシュドッグ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●4180円、発売中●約11.5cm●プラキット


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ⓒサンライズ

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