HOME記事ガールズプラモ7月23日(木)発売『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』プロデューサー 石原章弘氏 特別インタビュー。完全オリジナルの美少女プラキット企画から展開されるハードな物語とは?【VALKYRIE TUNE】

7月23日(木)発売『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』プロデューサー 石原章弘氏 特別インタビュー。完全オリジナルの美少女プラキット企画から展開されるハードな物語とは?【VALKYRIE TUNE】

2026.07.25

――本作には魅力的な美少女キャラクターが多数登場します。各キャラクターのコンセプトについて教えてください。

石原:リサは、物語の原動力となるキャラクターです。ゲーム版の主人公は、プレイヤーのみなさんと同じく何も知らない巻き込まれ型にしようと思っていたので、ストーリーを強力に動かしてくれるキャラクターが必要でした。これも僕のクセなのですが“赤”のカラーを持つキャラクターをメインキャラに持ってきがちで、戦闘シーンではリーダーに熱さが欲しいというのもあったので、最終的に活発で思い込んだら一直線な子になりました。

――スーパー戦隊みたいな。

石原:色はわかりやすいですよね。青担当はエリカ。リサのライバルで一見クール……に見えますが、でも実はそうでもなくて。僕としてはリサとエリカでダブルヒロインのつもりです。リサは主人公をグイグイ引っ張っていくので、あまり気遣ってくれるタイプじゃない。でも、エリカは寄り添ってくれる。ゲーム本編での彼女は結構重たいですよ(笑)。追いかけたくなるリサと、後ろからついてきてくれるエリカ、両対照なポジションになっています。

 アイリスは主人公にとってのメンター。お姉さんぶっていて、何も知らないプレイヤーにも、いろいろと世界のことを教えてくれます。彼女はドジでよく転ぶのですが、それは彼女の身体にガタが来ていることを示しているんです。アンドロイドだから見た目ではわかりませんが、相当長い期間酷使されてきています。お姉さんどころか、本来は長老で、所謂ロリババア枠なんです。体験版をやっていただけると片鱗が見えますが、アンドロイドとしては少し特殊なメンタリティの持ち主なので、異端児という意味でリサと反りが合うんです。

 また最初、正統派お姉さん枠はローラでした。過去形なのには理由があって……彼女はPVとゲームとで髪の色が違うのですが、それには理由がありまして。その理由はここでは言えないので、ゲームをプレイして欲しいんですが、現在は身体は大人、頭脳は子供みたいなキャラクターです。最終的には無邪気なお姉さんキャラになったので、素直にかわいいと思えるキャラクターになっていると思います。

 メイスは……ひとりくらいメガネキャラが欲しいなって(笑)。アンドロイドだから視力が悪いってことはないんですよ。でも、目が悪く距離感がバグった感じにしたいと思ったので、人間に興味があって観察のために距離を詰めてくるという、逆算でキャラクター設定を積み上げました。なかなかクセのあるキャラクターに仕上がりまして、個人的には一番書きやすいキャラクターです。突拍子もない行動に出るキャラクターは、昔からお気に入りです。

 マチルダとアイリーンは、この世界の厳しさや真実の一端を主人公に知らせる役割です。最初マチルダは女騎士や鬼軍曹的な、もっと厳しいキャラクターとして考えていたのですが、あれよあれよと中身が可愛らしくなってしまいました(苦笑)。冷たく見えるけど情が深い。対してアイリーンは徹頭徹尾冷酷ですが、それはアンドロイドの使命ゆえ。しかし情緒を持ってしまったがゆえに本当は葛藤しているという、人ならざるものの哀しさを体現しています。一番、マップスリスペクトなキャラクターです(笑)

――各キャラクターのキャスティングも豪華です。

石原:結果としてそうなってしまったのですが、昔からオーディションの時点で所謂「売れ線」の方かするかどうかは考えずに決定しています。自分の中で、このキャラならこの声しかないってハマったなら、それで即決。キャラクターソングを作ることは決まっていたので、歌える方というのも前提でしたが。

 僕は自分で音響監督もやるのですが、自分の頭の中にある芝居に近いものが出せるかどうかを重視しています。リサ役の礒部花凜さんは、可愛らしさの中に気の強さや勝ち気さを芝居に感じられたのが良かった。可愛らしさが優先で、逆ではないんです。エリカ役の大和田仁美さんにしても、クールなだけではなく、どこか頑固で融通の効かない感じが欲しかった。アイリス役の井澤詩織さんには、キャラクター設定的に可愛らしさよりも年齢不詳な声を求めていました。

 とにかくセリフ量が膨大で、収録はとても大変でしたね。足かけ4か月くらいかかりました。特に礒部さんと大和田さんは激闘でした。磯部さんは叫ぶお芝居が多かったですし、大和田さんは後半になればなるほどエリカが感情的になっていくので、それぞれエネルギーが必要だった。こちらとしても妥協はしたくないので、演者さんの体力に限界が来ているようなら、無理に収録を続けることはしないで後日に繰り延べる、ということをやっていった結果、1クールアニメの収録に匹敵する作業量になってしまいました(苦笑)。

――プラキットについてもお話を伺います。第1弾のリサとアイリスが発売中ですが、出来映えは確かめられましたか?

石原:僕は日常的にプラキット製作を嗜んでいるわけではないんです。世代的に最初のガンプラブーム(1981~82年頃)の時に触ったくらい。今回は久しぶりにプラキットを組んでみたんですが、パーツが小さくて大変でした(笑)。

 SNSなどを見ていると、やはり日頃プラキットを製作されている、アンテナの高いコアなマニア、モデラーの方々が楽しんでくださっている印象ですね。ストーリーやキャラクター性があまりわからない中でも手に取っていただけたということで、ありがたい限りです。塗装や改造までされる方も少なからずいて、ありがたいことに、売り上げも上々なようです。

 僕としては「キャラクターが好きで、その“ご本尊”としてプラキットが欲しい」と言ってくれる方を、もっと呼び込んでいきたいと思っています。アクスタを買ってきてそれでおしまいというよりは、自分で時間をかけて、じっくり作ったプラキットのほうが、より愛着が湧くと思うんです。オリジナルのIPですから、そんなに簡単なことではありませんが、長い目で見て頂ければ幸いです。

ヴァルキリーチューン「リサ=キャスター」の全体画像
ヴァルキリーチューン「アイリス=ブルックナー」の全体画像

▲現在PLAMATEA「リサ=キャスター」と「アイリス=ブルックナー」の2人が初場中

――石原さんから、プラキットの開発チームに要請されたことはありますか?

石原:どちらかというと、プラキットチームからの要請を調整する係でした。開発チームとしてプラキットでは設定画の再現が難しいというところがあれば、設定画を造形可能なものに変えてもらったりしています。結構頻繁に起きることなので、イラストレーターの今井くんには都度負担をかけてしまっていました。しかしこれは、原作のない模型ありきの内製コンテンツだからこそできる離れ業ですね。なので本作のデザインは、プラキットが100%の正解だと断言してもいいでしょう。

――9月には第2弾アイテムとしてエリカが発売されます。

石原:新キットのエリカは、パーツ換装による高速軽装モードへのチェンジが特色です。プレイバリューを向上させるため、プラキットチームからの提案により実装されたギミックです。第1弾としてリリースされたリサとアイリスは、グッスマとしても未踏領域への挑戦だったため、かなりの難産だったのですが、そこで得られたノウハウを反映して、さらに上のクオリティを目指す商品になっています。今後も進化を続けていきますので、ユーザーのみなさんには、ぜひ楽しみにしていただきたいなと。近いうちにバトルだけではない『ヴァルキリーチューン』のいろんな顔もお見せできると思います。

PLAMATEA VALKYRIE TUNE エリカ=ストラディヴァリのイラスト
PLAMATEA VALKYRIE TUNE エリカ=ストラディヴァリの全体画像

PLAMATEA VALKYRIE TUNE エリカ=ストラディヴァリ

●発売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、9月予定●約16cm●プラキット

――最後にプロジェクトの展望と、ファンへのメッセージを。

石原:『ヴァルキリーチューン』というプロジェクトの根本には、プラキットに付加価値を与えていきたいという思いがあります。組み上げて終わりではなく、組み上げた後にも長く愛着を持ってもらいたい。例えば、ゲーム本編プレイした後にプラキットを眺めて「お前は、あんな大変な経験をしてきたんだな」みたいな気持ちになってもらいたいんです。多岐にわたるメディアミックス展開の中で、じっくりとキャラクターを育てていくつもりです。

 ユーザーのみなさんにはぜひ、プラキットを手に取っていただき、ゲームをプレイしていただければと。皆様の応援こそが、彼女たちの様々な姿を世に出せる鍵となります。今後ともよろしくお願いいたします!!

2026年5月グッドスマイルカンパニー本社にて


ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』製品版リリース

 豪華スタッフ&声優陣で贈るビジュアルノベルゲーム『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』が7月23日(木)にリリース!同時に、大ボリュームの無料体験版も配信中です。まずは無料体験版をプレイしてみて、さまざまなキャラクターと交流しながら『VALKYRIE TUNE』の世界の一端に触れてみましょう

  Steamで体験版配信中!(バナーをクリック)  

ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイのイラスト

ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ
●発売元/グッドスマイルカンパニー、開発元/フロントウイング
●価格未定、2026年7月23日予定
●ジャンル/ノベルゲーム
●対象年齢/全年齢/対応言語/日本語・英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語

© GOOD SMILE COMPANY

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