戸塚有輝　飛世ユウマ●役
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金田 昇　石堂シュウ●役
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辻本貴則　『ウルトラマンアーク』●メイン監督

　テレビシリーズ最終回が放送され、完結を迎えた『ウルトラマンアーク』。感動の最終回の余韻が残るが、『アーク』はまだ終わらない。2月21日（金）には『ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦！光と闇のアーク』の公開が待ち構えているのだ。そこで今回は主人公・飛世ユウマ役の戸塚有輝さん、石堂シュウ役の金田昇さん、そしてテレビシリーズのメイン監督及び映画でも監督を務めた辻本貴則監督（辻は一点しんにょう）をお招きした座談会をお届けしよう！ テレビシリーズとこの半年を振り返り、さらに映画の見どころも語っていただいた。

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――まずはテレビシリーズの完結おめでとうございます！ 最終回すごく感動しました！

辻本●ありがとうございます！

――旅立つユウマをシュウが抱き締めるシーンで涙が出ました。『ウルトラマンアーク』では作品を通してユウマとシュウの関係性が大事に描かれていましたが、役として、素のおふたりとして、ユウマとシュウの関係性をどのように築かれたのでしょうか？

戸塚●撮影自体が半年くらいかけて行われたので、当然一緒に過ごす時間が長くなれば金田くんのことを知る機会が増えていきました。日が経つにつれて金田くんはじめSKIPのメンバーみんなと仲良くなってると感じていましたし、きっとその距離の縮まりがお芝居にも表れているんだと思います。今はそこからさらに一年くらい経っているので、もっと、最終回の撮影をしていた頃の僕ら以上にお互いの理解が深まっていますね。

金田●そうですね。ただ、僕と有輝の関係は時とともに深まっていったんですけど、シュウとユウマとしては必ずしも同じようにはいかないというか……。シュウの自分の気持ちを表現しづらい、ストレートに物事を言えない性格が、ユウマのまっすぐ走り抜けていく姿を見るうちに感化されていったんですよね。終盤では彼を止められなかったことの後悔や、ユウマに対する思いがすごく強くなっていって。それが最終回のハグのシーンに繋がって、やっとちゃんとシュウもストレートに自分の感情を表現できたんだと思います。

――ユウマとシュウの自然な関係性が『アーク』では非常に印象に残りました。演じたお二方の仲の深まりも反映された結果なのだと思います。みなさんを見守ってきた辻本監督としては、撮影を経ての変化は感じましたか？

辻本●やっぱり2クール撮影をして、このふたりを含めたSKIPの4人は僕の知らないところでもどんどん仲良くなってるなと感じていましたし、それがドラマにもとてもいい影響を与えていたと思います。一度食事会に参加させてもらって……あれはいつだっけ、暑かった記憶があるから14話を撮影する前かな？ 1・2・3話を撮って、その次に僕が登板する前だったと思うんですけど「もうこんなに仲良くなってるんだ！」と驚きましたし、必要以上に遠慮せずに話せる関係ができていってるのがわかりました。

――ちなみに撮影が終わってからすでに1年ほど経っているようですが、それからの交流もおありですか？

辻本●わりとある方だと思います。こういうふうに取材があると「この後ご飯行く？」ってことにもなったり。

金田●そうですね。もしかしたら監督とより仲が深まったのは撮影後かも……？

辻本●それはちょっと寂しいなあ（笑）。でもそうかも。撮影中はお互い忙しかったしね。

金田●ご飯に行って、「あのときこう思ってたんだよ」みたいなお話を聞いたりして。

辻本●たまたま僕の誕生日が近かったときに、サプライズでお祝いしてもらったこともありました。嬉しかったです。

――放送が始まって、ウルサマ（ウルトラヒーローズEXPO 2024 サマーフェスティバル）などイベント出演もありました。

戸塚●地方とか海外とか、いろんなところに行けるのが単純に楽しいです。中国語で挨拶したりして、ほんとうに全世界で観られてるんだなという実感が湧きました。

金田●ウルサマは初めて観てくださっているみなさんの前に直接立てた場でした。始まったのが3話の放送が終わったくらいのタイミングで、まだあまり実感がなかったんです。けれどひと月くらいイベントが続いて、放送された回の反響をタイムリーに感じることができました。クロコ星人のハンドサインをしたらすごく盛り上がってくださったり、「たくさんの方が観てくださっているんだな」とすごく感じました。

辻本●だからエキスポ（ウルトラヒーローズEXPO 2025 ニューイヤーフェスティバル）がまた楽しそうだよね。（※取材時点はエキスポ開催前の12月）みなさんにキャラクターが浸透して、『ウルトラマンアーク』が馴染んだところでふたりが生でお芝居するから、お客さんの反応が楽しみ。僕も客席で子どもたちに混ざってふたりを応援します。「ユウマー！」って（笑）。

――監督は戸塚さんと一緒に梅田のウルサマにも登壇されていましたね。

辻本●行きましたね！ 大阪にああいうイベントが来ることってあんまりないので、熱量を感じました。大人のお客さんも「監督！」ってめちゃくちゃ声を出してくれていました。

©円谷プロ ©ウルトラマンアーク特別編製作委員会