HOME記事ガンダム1998年より開催の“オラザク”選手権。その軌跡を「月刊ホビージャパン」表紙で振り返る【全日本オラザク選手権第1回～第13回／前編】

1998年より開催の“オラザク”選手権。その軌跡を「月刊ホビージャパン」表紙で振り返る【全日本オラザク選手権第1回～第13回／前編】

2024.11.15

表紙で振り返るオラザク選手権の軌跡月刊ホビージャパン2024年11月号（9月25日発売）

表紙で振り返るオラザク選手権の軌跡【第1回～第13回】

　1998年に第1回が開催されて以来、四半世紀以上にわたってガンプラ、そしてガンプラモデラーとともに歩んできたホビージャパン最大の模型コンテスト「全日本オラザク選手権」。スタート時は応募作品323点だった当コンテストも、回を重ねるごとに参加作品が増加。最大時には2000点を超えるほど大規模なものに成長していった。ここではそんなオラザクの軌跡を月刊ホビージャパンの表紙を通して振り返ってみよう。

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第1回全日本オラザク選手権

■1998年3月号■応募総数／323点

オラザクの歴史はここから始まった！

　「全日本オラザク選手権」はマスターグレードシリーズの発売を受けて1996年3月号からスタートした連載企画「オラがザクは世界一!」から生まれた。そのような経緯もあり、記念すべき第1回は「一年戦争のMS」で1/100スケール限定で応募はひとり1点のみという、今から見ればなかなか厳しいレギュレーションであったが、最終的に323点が集まり、応募作はすべて月刊ホビージャパンの誌面に掲載された。なお、審査方法は現在の採点制ではなく審査員による協議制で実施。この方法は第1回から第6回まで続けられ、第7回より現在の採点制となった。

第1回大賞作 「MSM-03/C HYGOG改」
製作／工藤誠治

第2回全日本オラザク選手権

■1999年5月号■応募総数／800点

第2回大賞作 「ザク MS-00」
製作／野田啓之

第3回全日本オラザク選手権

■2000年6月号■応募総数／1336点

応募総数1000点突破！

　これまで一年戦争関連作品と「MSV」および『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』に限られていた対象作品が全ガンダム作品に拡大されたこともあり、3回目にして応募総数が初めて1000点を突破。あまりの急激な増加に誌面が全作品掲載に対応することができず、この回では上位優秀作品をコメント付き、優秀作を写真付きで掲載し、その他は作品名と作者名のみ記載した参加リストというかたちでの掲載となった。

第3回大賞作 「MS-06 ザクⅡ」
製作／押切晃治

第4回全日本オラザク選手権

■2001年6月号■応募総数／1401点

第4回大賞作 「105［ワン・オー・ファイブ］」
製作／ボビー金井

第5回全日本オラザク選手権

■2002年8月号■応募総数／1192点

第5回大賞作 「GOGG-ADVANTAGE」
製作／白幡啓之

第6回全日本オラザク選手権

■2003年9月号■応募総数／970点

第6回大賞作 「強襲! 黒い三連星」
製作／町田豊

第7回全日本オラザク選手権

■2004年8月号■応募総数／860点

第7回大賞作 「MECHANICS ZAKU」
製作／永岡悠作

第8回全日本オラザク選手権

■2005年9月号■応募総数／839点

ワイド版初のオラザク号！

　2004年5月号より月刊ホビージャパンはA4ワイドサイズに判型が拡大。オラザク選手権としてはこの第8回がワイドサイズ初の開催となった。大賞作品はこの年劇場版も公開された注目作である『機動戦士Zガンダム』より、Zガンダムをモチーフにした山田良太の「カミーユのゼータ」が獲得。それにしても第8回まで主役機での大賞受賞が無かったというのも実にオラザクらしいといえるかもしれない。