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マジンガー5体のバトルロイヤル……!? MODEROIDマジンガーZESTでオリジナルの場面をディオラマ化『破獄のマジンガー』

2024.03.31

バトルロイヤル【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年5月号(3月25日発売)

キット5体を使ってマジンガーどうしのバトルロイヤルをディオラマ化!

 2024年3月第2巻が発売されたコミック『破獄のマジンガー』より、MODEROIDマジンガーZESTのディオラマ作品をお届けする。今回は『破獄のマジンガー』初参戦の角田勝成が担当。角田氏が得意とする、動きのあるマジンガーどうしのバトルロイヤルシーンをディオラマ化。合計5体分のキットを使い、市街地での戦闘シーンを、オリジナルシチュエーションで切り取っている。

コミックス第2巻、大好評発売中!

 ホビージャパンウェブにて連載中の『破獄のマジンガー』のコミックス第2巻がついに発売! 謎のバトルロイヤルの仕掛け人の登場に、もうひとりの“シレン”の思惑など、物語が大きく動き出す6話から12話までを収録。鉄シレンとマジンガーZESTの死闘、第2ラウンド開幕!!

破獄のマジンガー②

●発行元/ホビージャパン●1210円、発売中●A5判・194ページ

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▲ガレキと化した市街地を舞台に5機のマジンガーがバトルロイヤルを繰り広げる、作例オリジナルシチュエーション。倒壊したビル群は鉄道模型用ストラクチャーを使用。ガレキはセメントを薄く伸ばして固めた板状のものを砕いて、水で薄めた木工用ボンドで固定している。ディオラマサイズは横41cm×縦27.3cm×高さ26.5cmほどとなっている

▲シレンのマジンガーZESTはキットのままストレート組み。アニメ版マジンガーZのように前腕やスネから下の色をブルーグレーに変えて、他の機体との差別化を図っている

▲マジンガーの背面の2ヵ所の3mm穴はすべて埋めて、背中には市販パーツによるダクトを設けている

▲その他のマジンガーはこれまでのシレン機と同様、耳、口のスリット、放熱板がない状態に改造している

▲ロケットパンチを繰り出さんとするマジンガーは、パンチエフェクトを活用した

 星和弥氏が描くコミック『破獄のマジンガー』。マジンガーどうしが闘う異色のストーリー展開に圧倒された方も多いと思います。もちろん私もそのひとり。このコミックに登場するマジンガーが、MODEROIDよりリリースされてしばらく経ちますが、もう皆さんは手に入れられましたか?
 作例を担当された他のモデラーさん達もおっしゃる通り、大変良く考えられたキットだと今回組み立てながら感じました。スタイリングもメカニックデザインを担当された阿久津潤一氏が描くフォルムを見事にトレース。ストレスフリーで楽しく完成させることができる好キットだと思います。
 今回はコミックのストーリー展開から妄想を膨らませて、オリジナルの場面を合計5体のマジンガーを使用してディオラマにしてみました。
 主人公・鉄シレンが乗るマジンガーはキットをストレートに組んだもの。残り4体は頭部の耳にあたる所をカット。さらに口元は瞬間接着剤で形状変更。放熱板は取り付けず、代わりにプラ板でパネルを追加してあります。背中と腰にあるジョイント穴は、デザイン画にないのでエポパテで塞いであります。手には表情が欲しかったので平手の指の角度を変更しました。また、ホバーパイルダーの一機は脱出したイメージで飛行状態で登場してもらいました。
 ディオラマはいつもの木製パネルにスタイロフォームを積層してベースを作ります。倒壊したビルは、鉄道模型のストラクチャーを使用。ガレキはセメントを薄く伸ばして乾燥後、無作為にバキバキと割ったモノで再現してあります。

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“MODEROID”マジンガーZEST 使用

バトルロイヤル

ディオラマ製作・文/角田勝成

MODEROID マジンガーZEST
●発売元/グッドスマイルカンパニー●3900円、発売中●約14.5cm●プラキット

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角田勝成(カクタカツナリ)

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