HOME記事キャラクターモデル"メカ少女"アチェルビー(TYPE-A)をオプションパーツセットで宇宙戦仕様にカスタマイズ!【30MM】

“メカ少女”アチェルビー(TYPE-A)をオプションパーツセットで宇宙戦仕様にカスタマイズ!【30MM】

2023.11.14

EXM-H15-U アチェルビー ユニバース【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)

EXM-H15-U アチェルビー ユニバース イメージカット

マクシオン軍の新たなる女性型エグザマクス登場! オプションパーツセットで宇宙仕様に

 ついに発売された「アチェルビー(TYPE-A)」。「アチェルビー」は「スピナティア」に続く新たなるマクシオン軍女性型機体となっており、そのデザインコンセプトをひと言で表すなら“メカ少女”。カスタマイズ幅を大きく広げるであろう注目アイテムとして発表時から話題を呼び、23年11月にはTYPE-B、24年2月にはTYPE-Cの発売も控えている。
 そんな新機体に同じく23年10月発売となった新オプションパーツ「オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)」を組み込んだ、宇宙戦仕様のカスタマイズ作例をご覧いただこう。製作はRe-taが担当し、生物的な胴体と機械的四肢のコントラストが楽しい一作に仕上げている。さらに次回はTYPE-Bを使用したカスタマイズ作例もお届けする予定なので、乞うご期待!

30MM EXM-H15A アチェルビー(TYPE-A) パッケージイラスト

30MM EXM-H15A アチェルビー(TYPE-A)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1848円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

30MM オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)

30MM オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1078円、発売中●1/144●プラキット

アチェルビー ユニバース解説

 TYPE-Aのアチェルビーをテストベッドとした宇宙戦用の試作実験機。通常のエグザマクスよりもひと周り大きい機体として開発されており、スピナティオや鹵獲した他陣営機体の部品も活用されている。空間戦闘に強く調整されており、膨大な推力をもたらす脚部の大型ブースターと試験的に開発されたワイヤレスウェポンを備えたバックパックが特徴的。試験運用の段階ではあるが、今後実戦テストを行ったあと、量産化まで計画されている。

アチェルビー ユニバース 正面
アチェルビー ユニバース 背面

▲“アチェルビーがパワードスーツを着た”ような雰囲気。胴体は「アチェルビー」の曲線的なデザインを活かしているのに対し、腕部、脚部は大型化させつつ直線的でメカメカしい印象。カラーリングはTYPE-Aを踏襲したピンクと赤を基調としたものとなっている

ポージング画像1
▲メインウェポンはジャンクパーツを組み合わせて製作した大型ビームライフル。非使用時は右太モモにマウントする
ポージング画像2
▲左腕の盾は「エスポジットα」と「スピナティオ(ナイト仕様)」のシールドを組み合わせたもの。上部にはビームキャノンを仕込んでおり、回転させれば武器として使用できる。ビームソートは「カスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)」を活用し、非使用時は柄を左太モモにマウントする
バイザー 上下時の比較
▲バイザーは差し替えで上下に調整できる
製作途中 頭部パーツ
▲頭部はツインテール状のパーツを「オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)」のヘッドアクセサリーパーツに置き替えたオリジナル形状。先端はヤスリでシャープに仕上げている
腕部アップ
▲大型化した腕部はスピナティオとシエルノヴァのパーツを組み合わせたもの。ハンドパーツもバランスを考慮してジャンクパーツから30MMよりもひと周り大きいものを探して流用させた
胸部アップ
▲アチェルビーには別機体のアーマーを接続可能な胸部パーツも同梱するので、今回はこのギミックを活用。「スピナティオ(戦国仕様)」の胸アーマーを接続させた
製作途中 頭部、胴体パーツと腰パーツ
▲背負いものが結構重たくなってしまうため、のけぞらないように腰の接続はボールから3mm軸に変更
オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック) パーツ
オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック) アップ

▲「オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)」を2セット使用したバックパック。翼を模した形状で、フレキシブルに可動する。ワイヤレスウェポンを4基搭載し、デカールで番号も振っている

脚部アップ
▲本機のアイデンティティともいえる脚部。あえてつま先は設けないことで、宇宙戦用の機体であることを強調。背面のバーニアはカッパーで塗装した
製作途中 脚部パーツ各種
▲太モモより下はスピナティオ(忍者仕様)のパーツで大型させ、末端に「オプションパーツセット13(レッグブースター╱ワイヤレスウェポンパック)」のレッグブースターを組み込んだ形
ポージング画像3
▲アチェルビーの標準武装であるビームソート付きサブマシンガンも用意しているので、2丁持ちのフルウエポンモードに
通常アチェルビーの手脚&ツインテール状パーツ装着状態
▲さらに通常のアチェルビーの手脚&ツインテール状パーツも製作したので、簡単にデチューンさせることも可能
塗装前の状態
▲塗装前の状態。カスタマイズに使用したパーツが分かりやすいカットだ

▶︎はじめに
 今回はマクシオン軍の新エグザマクス「アチェルビー」の作例を担当させていただきました。「スピナティア」よりもさらに女性らしいデザインとなっており、カスタマイズの組み合わせの塩梅がとても難しいかと思っていましたが、いざ組み合わせていると案外マッチするパーツも多かったです。30MMシリーズ内でさらにカスタマイズの幅を広げてくれるキットだと感じました。せっかくの新型機ということなので、TYPE-Aの雰囲気やカラーリングを活かしつつ、新規オプションパーツセット「オプションパーツセット13(レッグブースター/ワイヤレスウェポンパック)」を使用して、強化アーマーを装着したような宇宙戦仕様イメージで作りました。

▶︎本体
 デザインを考えるにあたり、強化型とぱっと見で分かりつつも、太々しいごつい感じではなくスラッとしたフォルムにしたいと思いました。レッグブースターをそのまま取り付けただけでは味気ないので、スピナティオのパーツなどを使用しながら頭身を伸ばしています。今回TYPE-Aのカラーリングで仕上げたため基のアチェルビーにも戻せるよう腕部と脚部の着脱を簡単にできるようにしたいと思いました。アチェルビーの手足の規格が30MSと同様のものとなっているので、接続には30MSのオプションパーツを活用しています。

▶︎塗装、仕上げ
 TYPE-Aの配色をリスペクトし、ローズピンク、マリブラウン、鴇羽色で仕上げました。今回ツヤの質感を変えることでメリハリを付けています。センサー部分のグリーンやイエローの箇所には「カスタマイズマテリアル(3Dメタリックシール)」をカットしたものを使用しています。ラピーテープなどよりも立体感のあるシールで自分で自由な大きさにカットしながら使えアクセントになるため、すごく気に入り最近よく使用しています。デカールには月刊ホビージャパンでモデラーをされているかいんさんの自作デカールを使用させていただきました。小さいながらも特徴あるデザインなので、ディテールの細かい30MMシリーズにぴったりでとても使いやすかったです。

▶︎最後に
 今までにない新しいデザインでカスタマイズを考えるのがとても楽しめるキットでした。30MSシリーズとの親和性もとても高いため、今後公式戦などでも使用できるようになるとさらにカスタマイズの幅が広がるなと個人的には感じました。TYPE-B、TYPE-Cと今後も同型機の新作が続くので、またカスタマイズ案が浮かんだら製作したいと思います。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“30 MINUTES MISSIONS”アチェルビー(TYPE-A)使用

EXM-H15-U アチェルビー ユニバース

製作・文/Re-ta

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©BANDAI SPIRITS 2019

Re-ta(レータ)

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