HOME記事スケールモデル「食事の時間」ミニアート「ドイツ軍 RSO/01 フィールドキッチン搭載車」からイメージを膨らませた兵士たちの食事シーンディオラマを製作。ディテールアップを施した各車の仕上がりにも注目

「食事の時間」ミニアート「ドイツ軍 RSO/01 フィールドキッチン搭載車」からイメージを膨らませた兵士たちの食事シーンディオラマを製作。ディテールアップを施した各車の仕上がりにも注目

2026.08.15

『食事の時間』【ミニアート 1/35】●青木周太郎 月刊ホビージャパン2026年5月号(3月25日発売)

食事の時間 サムネ

食事の時間

 今回青木周太郎がお届けするのは、ミニアートから発売中の1/35スケールキット「ドイツ軍 RSO/01 フィールドキッチン搭載車」からイメージを膨らませた兵士たちの食事シーン。ただし、一見和やかそうな雰囲気ながら、彼らを見据えるカメラの存在の解釈次第で、さまざまなバックストーリーを想像できそうな点もポイントとなっている。また、汎用装軌式トラクターであるRSO/01をはじめ、ハーフトラックにシュビムワーゲンと、車両のチョイスは渋めながら、しっかりとディテールアップを施した各車の仕上がりにも注目していただきたい。

食事の時間 斜めから
食事の時間 全体
▲ベース全景。二両の平台貨車を中心とした構成はシンプルながら、各所に配置されたフィギュアが情景に活気を与えている。ベースサイズは縦27cm×横60㎝×高さ22㎝
東部戦線の劣悪な路面事情にも対応した優れた走破性でドイツ軍を支えた装軌式汎用トラクター、RSO
フィールドキッチン搭載仕様は幌から突き出た煙突が特徴だ

▲東部戦線の劣悪な路面事情にも対応した優れた走破性でドイツ軍を支えた装軌式汎用トラクター、RSO。フィールドキッチン搭載仕様は幌から突き出た煙突が特徴だ

RSOの幌は取り外し可能。内部のフィールドキッチンは新規造形となっている
▲幌は取り外し可能。内部のフィールドキッチンは新規造形となっている
タミヤのSd.Kfz.251をベースに懐かしいアズムット製の改造パーツで戦闘工兵車型のSd.Ksz.251/7を再現
各部のディテールは茂木屋のディテールパーツでアップデート

▲タミヤのSd.Kfz.251をベースに懐かしいアズムット製の改造パーツで戦闘工兵車型のSd.Ksz.251/7を再現。各部のディテールは茂木屋のディテールパーツでアップデートした

同じくSd.Kfz.251/7。こちらはドラゴン製キットから2.8㎝ゲルリッヒ砲を移植
履帯はどちらもモデルカステン製のものに交換している

▲同じくSd.Kfz.251/7。こちらはドラゴン製キットから2.8㎝ゲルリッヒ砲を移植。なお、履帯はどちらもモデルカステン製のものに交換している

フィギュアは基本的にドラゴン製フィギュアの上半身にその他のメーカーの下半身を組み合わせて製作。制服のディテールはエポパテを使って再現している
▲フィギュアは基本的にドラゴン製フィギュアの上半身にその他のメーカーの下半身を組み合わせて製作。制服のディテールはエポパテを使って再現している
PK部隊のシュビムワーゲンはタミヤ製キットに3Dパーツの幅広タイヤを装備。ムービーカメラ(アスカニアZ)は茂木屋の3Dパーツ製でこちらも非常に精密な仕上がり
▲PK部隊のシュビムワーゲンはタミヤ製キットに3Dパーツの幅広タイヤを装備。ムービーカメラ(アスカニアZ)は茂木屋の3Dパーツ製でこちらも非常に精密な仕上がり

 今回の作例はミニアートより発売中のRSOのフィールドキッチンタイプに合わせてディオラマを製作してみました。
 キットはいつもながらの繊細なパーツ構成で実車の構造を再現。特にエンジン周りの再現度は小型車両ながら感心してしまいました。荷台には本キットの主役といえる新規造形のフィールドキッチン。こちらもそろそろ新作キットとして登場してほしかったところでしたので、いつも以上に楽しく製作することができました。
 今回はさらに以前大型ディオラマを製作した際に友人の黒瀬雄治氏が製作してくれたタミヤのSd.Kfz.251のキットが2両ありましたので、この際にと思い、昔懐かしいアズムットのレジン製改造キットを使用してSd.Kfz.251/7を製作してみました。ディテールアップは茂木屋(喜屋ホビーにて取り扱い中) のSd.Kfz.251のアップデートパーツを使い、現在のキットと並べても遜色の無い仕上がりにしています。シュビムワーゲンはタミヤ製。ワイドホイール仕様の発売前でしたので、タイヤとホイールは3Dプリントパーツです。また、カメラと三脚も茂木屋のキットを使用しています。
■RSOの製作
 小型車両ということもあり、ミニアートにしてはパーツ数は少ないほうだと思います。ただ、車体上部と下部を組み合わせる際にエンジンが干渉して組み立てには少々苦慮しました。また、付属のフィールドキッチンですが、こちらは少し小さい感じもしましたが、ディテールは良好です。
 塗装はタミヤアクリルのデザートイエローにフラットホワイトの混色、フラットグリーンにフラットイエローの混色、レッドブラウンにフラットイエローの混色で3色迷彩を行いました。
■その他の車両
 Sd.Kfz.251はタミヤお名作キットですが、今の目で見るとディテールに物足りなさを感じましたので、前出の茂木屋のアップデートパーツでディテールアップしました。また、車内の装備はキットの付属品に加え、一部ドラゴン製のパーツを流用。ゲルリッヒ砲もドラゴンのキットのものを取り付けています。
 シュビムワーゲンも前出の通り、タミヤのキットに茂木屋のワイドタイヤを装着。銃固定ラックはパッションモデルの3Dパーツです。見どころのムービーカメラ(アスカニアZ)は茂木屋の「ドイツPK 機材セット」のもの。三脚や雲台はもちろん、各種レンズも付属しており、いろいろと楽しめそうなアイテムです。
 貨車はドラゴンの「ドイツ軍平積無蓋車 Typ Ssy」を使用。ノーマルタイプに百円ショップで購入した金属線で自作した手すりを追加しました。
■ディオラマとフィギュアについて
 今回は極めて簡単なディオラマです。紙粘土でベースを造形し、タミヤの情景テクスチャペイントとモーリンの小石で地面を仕上げています。さらにアクセントとして、ミニネイチャーやグリーンスタッフワールドの草花を配置しました。
 フィギュアは将校のみ平野義高氏のフィギュアを改造したもの。その他は主にドラゴン製キットの上半身に、いろいろなメーカーのフィギュアから持ってきた下半身を組み合わせ、エポパテでそれらしく仕上げています。

ミニアート 1/35スケール プラスチックキット ドイツ軍 RSO/01 フィールドキッチン搭載車 他

『食事の時間』

ディオラマ製作・文/青木周太郎

ドイツ軍 RSO/01 フィールド キッチン搭載車
●発売元/ミニアート、販売元/GSIクレオス●8800円、発売中●1/35 約14.4cm ●プラキット


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青木周太郎(アオキシュウタロウ)

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