HOME記事キャラクターモデルLABUBU×Ma.K.コラボ製品をアレンジ!リペイントや改造作品など盛りだくさん!!さらに海洋堂1/35キュスターの装甲板追加作例もご紹介

LABUBU×Ma.K.コラボ製品をアレンジ!リペイントや改造作品など盛りだくさん!!さらに海洋堂1/35キュスターの装甲板追加作例もご紹介

2023.09.08

Ma.K. in SF3D 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)

LABUBU×Ma.K.
話題のデフォルメモデルに手を加えてみよう!

 今回はLABUBUと『Ma.K.』のコラボフィギュアを特集! Kasing Lung(カシン・ロン)氏がデザインしたキャラクターLABUBU(ラブブ)と『Ma.K.』のコラボ製品は大胆なデフォルメが魅力のPVC&ABS製塗装済み完成品だ。「Ma.K. in SF3D」ではこのポップな完成品に手を加えることを提案。MAX渡辺は脊戸真樹氏に超特急シャチョーモデリングを要請しグスタフを搭載するホルニッセを製作!! 横山宏はリペイントを施し、KATOOO、た かは改造作品として仕上げた。さらに海洋堂1/35キュスターの装甲板追加作例も紹介。盛りだくさんの内容でお届けしよう。

THE MONSTERS×横山宏 Ma.K.シリーズ イメージカット

THE MONSTERS×横山宏 Ma.K.シリーズ

●発売元/POP MART●各1870円、発売中●約11cm●12ピース入りアソートボックス(22440円)も発売中


シュトラール軍 装甲戦闘服搭載型戦闘偵察機 グスタフホルニッセ 製作/MAX渡辺

POP MART non scale PVC & ABS model Ausf.G & Scratch built GUSTAV HORNISSE
modeled & described by MAX WATANABE

ホルニッセ比較
▲同じシリーズの製品と見間違うほど完成度の高いホルニッセ。『Ma.K.』マイスター脊戸真樹氏の腕が光る逸品だ

■LABUBU×Ma.K.大人気をうけて
 丸っこく愛らしいフォルム、ヤンチャなキャラクターがヤング層にバカウケして、LABUBU×Ma.K.のPOP MARTトレーディングフィギュアが大人気に! 手にとってみたら、なるほどコレはSo Cute♪♪
 ぜひ「Ma.K. in SF3D」でも特集しましょうと提案、今回のページとなりました♪ 何人か集まってワイワイやれたら良いねってことで、横山センセ、KATOOOさん、た かさんにお声がけしたバラエティ企画です♪

LABUBU×Ma.K.のフィギュアに合わせたカラーリング
▲LABUBU×Ma.K.のフィギュアに合わせポップなカラーリングで塗装。あえて装甲スーツと同じ色にはせず、どのスーツを乗せてもしっくりくる色で塗装している
正面
背面
▲ホルニッセの構造やディテールを絶妙にデフォルメ化。本来は足付近のパーツをステップとすることでグスタフがぴったり収まる

■思いついてしまったんですよね。
 さて、この題材、ボクは何しようかと思いを巡らせます。本家『Ma.K.』バリにリペイント、コレは手軽で一番楽しそう♪♪ オトナ気ない改造でバリエーション機も面白いなぁ♪……だけど今回の面子だと、誰か必ずやってきそう。月刊ホビージャパン誌面的にも被りたくないのでセルフ辞退www さてさて困りました。しげしげと製品を撫で回して考えます。イヤァよく出来てるなぁ。人気も頷ける小気味良い仕上がりの商品なんです。コレはこのまんま活かすのも良いのではないか。……そうだ乗り物を作ろう♪♪ 4人とかがミッチリと乗り込むバギーみたいなのイイかも♪♪ チョット案図みたいなものを描いてみる。デカくなるなコレ……乗り物、ノリモノ、のりもの……いるやん、『Ma.K.』ワールドにも! そう「ホルニッセ」! 神が降臨した瞬間です。想像しただけで愛くるしいオモチャになることがアタマに浮かびました♪ キマリだ、さぁ脊戸真樹の出番だぜ!! www

比較画像
▲きっちりディテールが入った底面もみどころのひとつ。そりの軸を太くし接地部分を大型化することで安定性を高めている
A.F.S.、S.A.F.S.系を乗せた画像
▲S.A.F.S.系もフィット。A.F.S.などのフィギュアも乗せることができる
封入されているカード
▲製品を開封するとカードが封入されている
アソートボックス各種
▲アソートボックスは12種入り。「箱の上面に両面テープでカードを貼ると何が入ってるかすぐわかるよ」(横山宏)
全身フィギュアの整備兵2体は1/72の確率で封入されているシークレットアイテム
▲全身フィギュアの整備兵2体は1/72の確率で封入されているシークレットアイテム。ベースが付属する
LABUBU×Ma.K.を持って記念撮影している画像
▲ポップなLABUBU×Ma.K.を持って記念撮影!!

■可愛いなぁ♪♪
 10歩も歩いたらそこにはMr.『Ma.K.』脊戸真樹が居る仕事場、ソレがマックスファクトリー!! 数体のLABUBU×Ma.K.を抱えて彼の席に。
MAX「脊戸さぁん、このテイスト、バランス感覚でホルニッセ作って♪♪」
脊戸「マジすか? 仕事すか?」
MAX「ん?『Ma.K. in SF3D』連載ネタ、来月の」
脊戸「マ、マジっすか? 日数全然無いぢゃないすか(汗)」
MAX「小さく、丸っこくなるべくコンパクトにね♪ディテールはこの子たちの雰囲気準拠で♪ よろしく〜♪」(ほぼ実話www)
 超特急モデリングからの3D出力! オォ!! 出来上がりパーフェクト!! イメージ通りのコンパクトさ、丸っこさ、そして可愛さ♪♪ 脊戸さんThank you so much♪♪

シュトラール軍 装甲戦闘服搭載型戦闘偵察機 グスタフホルニッセ イメージカット

■どの子にも合う。けど、どの子ともドンピシャじゃない色に。
 乗せてみると、グスタフにはもちろんピッタリ、オォ!!!!S.A.F.S.もスッポリ♪♪ 他の子たちも問題なく乗る♪♪ なんて素晴らしいモデリング♪♪ というわけでどの子を乗せても悪くない色で塗ることにしましたよ♪ どれかにドンピシャに合わせて専用機みたいに塗っちゃうと、ソレ以外の子が乗った時どうしてもアレレ? ってなっちゃうかなって。主張控えめでカラフルだけど一歩引いた色遣い、アメトイっぽい雰囲気のカラーリングでまとめてみました♪♪
 と、まあそんな商品企画ゴッコを目一杯楽しんじゃいました♪♪ 横山センセたちにも喜んでもらえて超ハッピー♪♪ そうそう、『Ma.K.』の伝統技、初出は複数機も遵守しましたよん♪♪(MAX渡辺)

ポップマート ノンスケール 塗装済み完成モデル&スクラッチビルド

シュトラール軍 装甲戦闘服搭載型戦闘偵察機 グスタフホルニッセ

製作・文/MAX渡辺
ホルニッセ製作/脊戸真樹
協力/鈴木孝


傭兵軍 指揮偵察用装甲戦闘服 ラクーン 製作/た か

POP MART non scale PVC & ABS model S.A.F.S conversion RACCOON
modeled & described by Ta Ka

傭兵軍 指揮偵察用装甲戦闘服 ラクーン 正面
▲LABUBU×Ma.K.のS.A.F.S.をベースに1/16レジンキットや1/20プラキットでミキシングビルドしている
傭兵軍 指揮偵察用装甲戦闘服 ラクーン 背面
▲「肩アーマーは僕の中ではマシーネンのアイコンみたいな感覚があって、そのままだと小さいので1/20のものを少し削りました」(た か)
コックピットに入ったましーにゃんパイロット
▲た か氏原型のレジン製ヘッド。「元のフィギュアは破壊しないと取り外せない構造なんです。危険なので挑戦したい人は注意してね」(横山宏)
ハッチに描かれた魚の骨など大きいマーク
▲魚の骨など大きいマークは細い筆で手描きしている
ましーにゃんパイロットの後頭部に書かれたサイン
▲パイロットは以前製作したもので横山氏のサインが

 夏のワンフェス直前に横山センセが「会場にマシーネンラブブも連れて来て撮影させてね」と呼び掛けていたので、急遽ラクーンを作りました。
 まずは前腕から。LOVE LOVE GARDENの1/16ラプーンの腕を切って削り長さを調整し、ヒジ関節をパテで作ります。パイピングはウェーブの2021年版ラクーンのセンセの作例を参考にしました。背部の放熱カバーやセンサーポッドなどはレインボウエッグ製1/16ラクーン改造パーツを使用。コレがまたイイ感じの大きさなんです。前面シーカーはバランスを考慮しウェーブの1/20のものを流用しました。
 塗装はセンセの作例画像を見て調色したものをペタペタと筆塗り。魚の骨、R、目の柄は手描きです。
 中のパイロットは手前味噌になりますが、僕のガレージキットブランド「Paw Pad」製のましーにゃんパイロットをセンセの(みんなの)愛猫もっちーをモデルに塗ったものを移植しました。
 ワンフェス出展の準備もあったので、もっと弄りたい気持ちをグッとこらえ4日で仕上げました。ラブブ特集に掲載していただき感激です!!

ポップマート ノンスケール 塗装済み完成モデルS.A.F.S.改造

傭兵軍 指揮偵察用装甲戦闘服 ラクーン

製作・文/た か


傭兵軍 主力装甲戦闘服 S.A.F.S. 製作/KATOOO

POP MART non scale PVC & ABS model S.A.F.S×Labubu conversion S.A.F.S.
modeled & described by KATOOO

傭兵軍 主力装甲戦闘服 S.A.F.S. 正面1
▲定番色のジェイダイトグレイで仕上げたKATOOOのS.A.F.S.。左腕レーザーはヒジ関節で切断し角度を変えて接着した。デカールはレインボウエッグの1/16ラクーンのものを使用
傭兵軍 主力装甲戦闘服 S.A.F.S. 正面2
▲ザラつかせた下地に本体色を筆塗りし、オレンジと黒のウェザリングカラーで汚しを入れた。本体右側に大きめのランプを設置
ノーマルとの比較 背面
▲ノーマルのS.A.F.S.との比較。アンテナは直径1.2mmのピアノ線に換装し腕のパイプや足首のコードを追加している

 耳付きのS.A.F.S.×LABUBUがダブったのでリアル寄りのS.A.F.S.に改造しました。完成品はどれもポップでかわいいので、1個くらい毛色の違うリアルなものがあってもいいんじゃないかと。
 耳を除去した跡をエポパテで埋め、頭部ハッチとボディがきれいなツライチになるよう、ボディ開口部のフチにエポパテを盛り付け整形します。除去した耳がいいカタチだったので両耳を貼り合わせて削り、ハッチ上部のシーカーにしました。足首の先端にエポパテを盛って若干大型化し、腕のパイプや足首のコードを追加しています。
 ガイアノーツのサーフェイサーエヴォに瞬着パテの粉をまぶしコンディションの悪い筆で塗布し、S.A.F.S.定番色のジェイダイトグレイを筆塗り。勢いに任せて作りましたが結構気に入っています。

ポップマート ノンスケール 塗装済み完成モデル S.A.F.S×LABUBU改造

傭兵軍 主力装甲戦闘服 S.A.F.S.

製作・文/KATOOO


S.A.F.S×LABUBU & シュトラール軍 無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター 製作/横山宏

POP MART non scale PVC & ABS model S.A.F.S×LABUBU

S.A.F.S×LABUBU 正面
▲月のスノウマンのデカールもハセガワ製キャメルから。黒の機体にブラウンやグレーのウェザリングが映える
S.A.F.S×LABUBU 天面
▲丸いフォルムはまさにビリヤードの8番ボール! 8番ボールに合わせアルファベット8番目のHを貼ったのも心憎い
S.A.F.S×LABUBUの中にいるTYCOCO(タイココ)
▲TYCOCO(タイココ)というドクロのキャラクターは死神を彷彿させ、黒い機体によく似合う
S.A.F.S×LABUBU 背面
▲完成品の素体色はブラウン。上塗りした黒をところどころ弾いているがそれもいい味になっている

KAIYODO 1/35 scale plastic kit KÜSTER modeled & described by Kow YOKOYAMA

シュトラール軍 無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター ディオラマ 正面
シュトラール軍 無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター ディオラマ 背面
▲装甲板を追加したキュスターは一気に重厚感が増した印象に。海洋堂製1/35ケッツァーも横山氏が製作
キュスター アップ
▲「装甲板付きはドイツIV号戦車J型みたい。小林源文さんの『黒騎士物語』の影響がありますね」
キャノピー アップ
▲︎「キャノピーの断面を暗色で塗ると厚みを感じにくくなるよ」(横山)
シュトラール軍 無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター ディオラマ 天面
▲市販サイズ最大級の直径約20cmの円形プラーク(飾り台)は1/35キュスターに最適

 このマシーネンラブブは「ソフビ」を意識してカスタムしてみました。ソフビアーティストがリペイントする文脈で楽しむのがいいので、今回のリリースにはない色で塗ってみました。
 まだブラックのものがないので、一番黒が似合いそうなドクロのフィギュアが乗ってるCorrosionという耳付きのものをリペイントします。Corrosionは「腐食」っていう意味なのでドクロが乗るのにぴったりだね。
「黒」を筆塗りする時のコツは「黒」をそのまま塗らないこと。黒と白が8:2くらいの濃いグレーで塗るといい感じになるよ。表面に油分がちょっと残ってたけど、塗料を弾いた跡もいい感じになるので気にせず乾かしながら塗っていく。黒く塗ったら丸いカタチがビリヤードの8番ボールにしか見えなくなったので、ハセガワの1/20キャメルのエイトボールのデカールをハッチに貼りました。今では曲面でもマークセッターを少し塗ってヒートガンで熱すれば大丈夫。大急ぎでやったらほんの少し破けたけど、白の塗料でリタッチしたら全然目立たなくなりました。白に近いグレーやブラウンでウェザリングします。今やソフビアーティストのKlav MakことKevin Derkenさんのやり方をまねしてサビ表現をしてみました。
 今回また新しく作った海洋堂の1/35キュスターも持ってきました。通常版のブラウンとグリーンの成型色のものを2体組んで、1体には40年前オリジナルのクレーテを作った時に付け忘れた「装甲板」を付けています。当時は締め切りに間に合わなくてガイドのレールだけ付いた状態で「カッコいいからいいや」って納品して、40年間すっかり忘れてました(笑)。大事な機関部をガードしないで出撃するのはパンツ履かないで外に出るようなものだから、そろそろパンツを履かせてあげようって(笑)。このサイズだとガイドの支柱もプラのままで0.5mm厚のプラ板を接着すればオッケーです。プラ板は側面が左右それぞれ16mm×30mmで後ろは16mm×40mmです。接着前に指でしごいて曲げておきます。アンテナを挿す位置の穴は最初にあけておこう。
 このキット唯一の弱点は砲塔を外そうとして回転させるとチューブになってるところのプラが干渉して折れちゃうことがあるんです。ここを金属製のスプリングに変えるだけで完璧なキュスターになりますよ。(横山宏)

ポップマート ノンスケール 塗装済み完成モデル

S.A.F.S×LABUBU

製作・文/横山宏

海洋堂 1/35スケール プラスチックキット

シュトラール軍 無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター

製作・文/横山宏

ARTPLA キュスター(2機セット)
●発売元/海洋堂●6600円、発売中●1/35、約10.5cm●プラキット


「Ma.K. in SF3D」新担当の装甲板付きキュスター

 月刊ホビージャパン2023年10月号から「Ma.K. in SF3D」の担当となりましたホビージャパン編集部のオオマツです。
 海洋堂1/35キュスターに装甲板を取り付け、イチゴヤドクガエルをモチーフに製作しました。卵から孵化した幼生を背中に乗せて運ぶイチゴヤドクガエルの特性をデカールで再現しています。

「Ma.K. in SF3D」新担当の装甲板付きキュスター

WF2023[夏]『Ma.K.』アイテムレポート

 2023年7月30日に千葉・幕張メッセでワンダーフェスティバル2023[夏]が開催された。ここでは一般企業ディーラーの中から『Ma.K.』アイテムの一部を紹介しよう。

全高約18cmのS.A.F.S Thunderbolt
▲Maschinen Labubuの卓ではHOW2WORKの新作となる、通常のLABUBU×Ma.K.よりも大きい全高約18cmのS.A.F.S Thunderboltも販売し注目を集めた
Maschinen Labubuのディーラー卓の画像
▲︎Maschinen Labubuのディーラー卓では単品や12個入りボックスをWF価格で販売した
海洋堂 1/35グローサーフント(2機セット)
▲海洋堂は1/35グローサーフント(2機セット)の出力見本を展示した
1/16クレーテ塗装済み完成品 限定クリアー版
▲核誠治造は発売予定の1/16クレーテ塗装済み完成品の限定クリアー版を発表
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ⒸKow Yokoyama 2023 ⒸKOW YOKOYAMA 2023 Illustrated by Kasing Lung Produced by POP MART POP MART×HOW2WORK×Kow Yokoyama Ma.k.

MAX渡辺/た か/KATOOO/横山宏

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