卓上で楽しむレイバー対決第2弾!!

　ダイナミックなアクションポーズをプラキットで再現した、マックスファクトリーの“PLAMAX minimum factory”パトレイバーシリーズ。月刊ホビージャパン5月号では、第1弾アイテム「グリフォン&キュマイラ」を使用した山田卓司によるヴィネットをご紹介したが、今回は第2弾となる「イングラム&クラブマン ハイレッグ」を同じく山田氏がヴィネット化。キットのポーズを活かしつつ、最小限のスペースで展開される迫力のバトルシーンをお楽しみいただこう。

　今回は月刊ホビージャパン5月号に続き「PLAMAX minimum factory」より「パトレイバー&クラブマン ハイレッグ」をお送りします。
■キットについて
　キットはサクッと組み立てて気軽に楽しむ仕様なので塗装指示やデカールも無いのですが、ここでは雑誌作例としてセオリー通り仕上げます。
　どちらもプラモデルとしては必要充分な内容で、アクションポーズも申し分無く、アンテナは0.2mm径洋白線に変更した以外は全くのストレート組み。ちなみに、キットのプラ成型のアンテナも凄く良いムードなのです。
　ただ、今回はヴィネットで仕上げますので、クラブマンはレッド一色なので問題ありませんが、イングラムはナンバープレートに加えて「警視庁」や「1」などマーキングがどうしても欲しくなってしまいます。しかし現在はデカールを作ってもらえるあてが無いので編集部に頼み込んで畠中浩さんに作ってもらいました。サイズもピッタリ。ありがとうございました。
■ヴィネットについて
　対クラブマンと言えばコミックス版第１話「ザ・ライトスタッフ(あっ軽い人びと)」に登場するレイバーですね。個人的には旧OVA版に登場したぴっけるくんも好きなのです。コミックス版、旧OVA版、どちらも東京・上野界隈が舞台となっており、国立博物館前と思われる場所でのバトルとなっておりますので、そのイメージのヴィネットとしました。念のためストリートビューで実際の風景を調べた後、若干アレンジしています。アスファルトは柔らかいスチレンボードの上に着色した石膏を伸ばして、硬化後に割って表現しています。この時、剥がれてくるので木工用ボンドを水で薄めた物を染み込ませて固着させます。フェンスは私のジャンクボックスより。ガードレールは鉄道模型用の製品を使用しています。
　旧OVA版では桜が咲いていましたので、そちらもこのヴィネットに盛り込んでいます。セオリー通り手芸用紙巻きの針金を捩って幹を作り、建築模型用のピンクのスポンジを砕いた物で桜の花の表現をしていますが、当初は赤が強いピンクを使ったら桃の木みたいになってしまい、良い感じのピンクのスポンジを使って改めて作り直しています。
　路面に散った桜の花びらはホワイトを混ぜて色を薄くしたピンクのサーフェイサーをスパッタリング(筆に取った塗料を弾いて塗装する技法)で散らして表現しています。

---

＼この記事が気に入った方はこちらもチェック!!／

---

・ イングラム&クラブマン ハイレッグ レイバーカラー Ver.の商品ページ
・ イングラム&クラブマン ハイレッグ エフェクトカラー Ver.の商品ページ

ⒸHEADGEAR