今日からできるエアブラシでの「グラデーション塗装」を柚Pが解説!『創彩少女庭園』小鳥遊 暦を可愛く仕上げてみよう
2023.04.15
エアブラシ塗装の専売特許「グラデーション塗装」でプラモ塗装が100倍楽しくなる!!/小鳥遊 暦【コトブキヤ 1/10】 月刊ホビージャパン2023年5月号(3月25日発売)
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より塗料を薄くして透明感のある髪色を目指そう!!
髪の毛は美少女プラモの命!
▲エアブラシがあれば、あなたの美少女プラモの髪の毛が一気に華やぎます。使用するのはMr.カラー ラスキウスアウラの「102 濡鴉」「103 栗毛」「106 白雪色」です
一番明るい色を塗ります
▲髪の毛は透明感を強調したいので、明るい色を全体に塗ります。栗毛と白雪色を1:1くらいで混ぜます。その後薄め液で3倍ほど薄めます。薄い塗料を数回にわたって塗ります
4回ほど塗り重ねました
▲薄い塗料は焦らずゆっくり発色させるのがポイント。塗装と乾燥を4回ほど繰り返し発色させました
栗毛も3倍希釈
▲この栗毛がメインカラーとなります。こちらも塗料1:うすめ液3の割合で薄めたものを使用していきます
毛先にエアブラシを
近づけて塗ります
▲細吹きできるようにエアブラシを調整し、毛先や髪の毛が重なって色が濃く見えるであろう部分に栗毛を塗っていきます。恐れずにエアブラシをパーツに近づけて、ピンポイントで狙っていきましょう
色の繋がりを意識する
▲エアブラシを横方向に動かしながら、線を描くように塗ります。こうすることでグラデーションのばらつきの少ない髪の毛になります
さらにエアブラシを近づけて
▲髪と髪の間の奥まった部分にも栗毛を塗ることで、明る色と暗い色の差がはっきりと出て立体感が出ます。モールド部分やパーツが重なっている箇所にエアブラシを近づけて細吹きします
一番暗い色は一番薄く
希釈します
▲最後にもっとも暗い影色を塗ります。濡鴉1:栗毛1で混ぜたものを、うすめ液で4倍ほど希釈。非常に水っぽい塗料で仕上げの陰影を塗っていきます
髪の毛の裏を塗ります
▲髪の毛のパーツ塗装で大事なのが、内側をしっかり暗い色で塗ること。顔の隙間から明るい色がチラついてしまうと見映えがよくありません
エアブラシを毛先に近づけて
▲ぐっとエアブラシをパーツの毛先に近づけ、細吹きにして優しく塗っていきます。1回で発色させようとせずに、3回~4回くらいで色が乗ってきたな~となるように、毛先を行ったり来たりしながら塗ります
奥まった部分も塗れば
完成です!
▲最後に奥まっているモールド部分を細吹きで狙って、うっすらと影を塗れば完成です
クリアーコート(光沢)は
必須です!
▲薄い塗料を塗り重ねているので、塗膜がとてもデリケート。完全乾燥したらクリアーでしっかりとコートしてあげましょう。光沢でコートすると、この後のスミ入れもきれいに拭き取れます
スミ入れでグラデーションを落ち着かせます
茶髪にはブラウンを流します
▲タミヤ スミ入れ塗料のブラウンが今回の髪の色に似合いそう。これを髪のモールドに流します
しっかりとスミ入れします
▲モールドにしっかりとブラウンを流すことで、より立体感が出ます。またスミ入れはグラデーションのバラツキを良い感じにまとめてくれるので、さらに見映えが良くなります
乾いてから拭き取ります
▲モールドにきれいにスミを残したいので、1時間ほど待ってしっかりとスミ入れ塗料を乾燥させます。乾燥したらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、モールドの上をさっと撫でて余計な塗料を拭き取ります
ブレザーはブラックを流します
▲ネイビーのような青い物には、ブラックを使用するとパッキリとしたスミ入れができます。少々派手目なグラデーションも、ブラックを流すことで落ち着きます
うっすらと全体に
黒を纏わせる雰囲気で
▲スミ入れは拭き取った時に、周囲にも若干黒が乗ります。これによってグラデーションのばらつきが落ち着きます。綿棒で拭き取りながら、お好みの加減を見つけてみてください
最後にツヤ消しスプレーを
塗ります
▲仕上げにツヤ消しスプレーを吹いて完成です! あとは完全乾燥するまでじっくりと待ちましょう
▲非常に薄く調色した塗料を塗り重ねたことで、透明感ある髪の毛になりました。メガネはクリアーレッドを筆塗りしています
▲わかりやすいようにブレザーの明暗をくっきり目で塗ってみました。このくらい派手に塗ると立体感が強調されて、より艶っぽい雰囲気になりますね
▲今回は髪の毛と制服(リボンはキットのまま)メガネを全塗装し、肌は成型色を活かしています。約6時間で完成しました!
\ まとめ /
グラデーション塗装はシャバシャバに薄めに調色した塗料を細吹きしていきます。特にピンポイントで塗るハイライトや影色は、エアブラシを限界まで絞り、怖がらずにぐっとパーツに近づけて塗ることがポイントになります。パーツに塗る前に、プラ板や紙、ジャンクパーツなどに試し吹きやイメージトレーニングをしてから塗ると失敗も減ります。ぜひグラデーション塗装にチャレンジしてください。
コトブキヤ 1/10 スケール プラスチックキット“創彩少女庭園”
小鳥遊 暦【令法高等学校・冬服】
製作/柚P
© KOTOBUKIYA