「瞬間接着剤」の基本!ウェーブの高強度・低粘速硬・高切削タイプの性質を検証【工具&マテリアルガイドPick up】
2023.01.12「ウェーブ 瞬間接着剤」シリーズ 模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド(2月21日発売)
変わらぬ定番、ウェーブ「模型用瞬間接着剤」
瞬間接着剤の基本のキ
模型製作ではプラセメントと同じくらい登場するのが「瞬間接着剤」。ここでは模型製作用瞬間接着剤の大定番!ウェーブから「高強度」「低粘速硬」「高切削」の3アイテムの基本性能をご紹介。瞬間接着剤の種類と性質を覚えて、素材とシチュエーションに合わせた効率のよい接着方法を選びましょう。
ザ・瞬間接着剤
●発売元/ウェーブ●495円(2g、3本入り)
Impression
サラサラ低粘度&高速硬化タイプ
Impression
●発売元/ウェーブ●495円(2g、3本入り)
どっちを選ぶ? 高強度&低粘速硬
両タイプでプラ板を接着、硬化の早さと強度をチェック!
How to use
2タイプの特徴を比べてみましたが、接着後に強度が欲しい場所には高強度を、パーツの合わせ目消しなど、接着後の強度よりも作業の速さを優先したい場合は低粘速硬を選択するのがよいでしょう
硬化後の加工に特化した高切削タイプ
Impression
●発売元/ウェーブ●715円、5g
瞬間接着剤をさらに早く硬化
●発売元/ウェーブ●715円、17ml
瞬間接着剤の硬化時間をさらに短縮するのが硬化促進剤です。特に高切削タイプを塗布した面や、隙間を埋めた部分などに塗布するとすぐに硬化し、その後のヤスリがけなどの作業が時短できます。パーツの隙間や、パーツが欠けてしまったときに、すぐに対処できるようになるブーストアイテムです。
瞬間接着剤の保管方法
瞬間接着剤はそのまま放置してしまうと中身が固まって使えなくなってしまうことがあります。乾燥材の入ったパッケージに戻したり、専用の保管場所を作ったりしておきましょう。
高強度タイプや低粘速硬タイプの保管で大切なのは、塗布口を上にして立てた状態で保管すること。そうすることで塗布口に接着剤が溜まり、そこが固まって使えなくなるといったことがなくなります。こまめに使うのであればノズルを付けたままでも、乾燥材がなくても問題なく、小さなビンなどに立たせておくとすぐに使用できて便利です。
3日以上使わない場合は乾燥剤の入ったケースなどに入れておくとよいでしょう。
まとめ
“模型用瞬間接着剤の定番”であるウェーブの瞬間接着剤3種を紹介しました。ご紹介した3種で瞬間接着剤の特性はほぼ理解できると思いますが、この他にもプラスチックの白化を抑えるものや、色付きで塗布した跡が分かりやすいものなどもラインナップされています。模型製作に慣れれば慣れるほど手放せないマテリアルになりますので、まずは模型店で入手しやすいこのシリーズで瞬間接着剤の特性を理解して、さまざまなシーンで活躍させてみましょう。
模型が作りたくなる“工具&マテリアル”How to本!
模型製作において数えきれないほど種類がある“工具&マテリアル”に焦点を当て、製作で役立つアイテムはもちろん、変わった使い方や作品表現ができるアイテムまで幅広くご紹介。各アイテムの使用方法、実際の模型製作における活用方法を写真とともに掲載し、基本から応用までをわかりやすく解説。
模型のジャンル問わず「こんな工具があったらこの模型を作りたい」という新しい視点から、模型を作りたくなる内容満載でお届けします。