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モールド濃いめのイタレリ製「F-35BライトニングⅡ」を製作! 1/48スケール ロッキード マーチンF-35B ライトニングⅡ

2023.01.12

ロッキード マーチン F-35B ライトニングII【イタレリ 1/48】 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

イタレリのB型は迫力の濃いめのモールドがかっこいい!!

短距離離陸/垂直着陸(STOVL)が可能なB型!!

 タミヤが発売したA型とぜひ一緒に作り比べたいのが、イタレリの「F-35B」。イタリアを代表する模型メーカー・イタレリは、近年魅力的なキットを多数発売してイケイケな状態。このF-35Bも完全新規設計で開発されたモデルです。A型とB型の決定的な違いは、B型は短距離離陸/垂直着陸(STOVL)が可能という点。世界初の超音速STOVL機なのです。
 キットは、エンジンノズルを真下に向けたSTOVL時と水平状態を選択可能。リフトファン空気吸入口や補助空気吸入口なども開閉選択式。キャノピーや爆弾倉も開閉が選べます。さらに、機体に収まるF135-PW-600エンジン本体も別パーツ化されているので、F-35Bの魅力を立体で堪能できます。また兵装運搬用カートも2台セットされ、情景作りも楽しめる内容になっています。作例はパーツのすり合わせを丁寧に行うことを中心にして、キット本来の魅力を引き出す方向で製作。豊富にセットされる武装のすべてを搭載した「ビーストモード」で製作しています。

▲ロイヤルエアフォース仕様で製作。カバー裏のユニオンジャックが模型のアクセントになっていてかっこいいです
▲キャノピーは開状態で製作。乗降用のラダーも展開している状態にしています。カバーの内側の白が露出するので、機首側の色の情報量が増えているのがわかります
▲キットにはウェポン運搬用カートが付属。これを飛行機の脇に添えるだけで情景が生まれます。カート部分にはチッピングなどを施しています
▲ビーストモードのように翼に武器を装着する際は、内部から開口する必要があります。説明書をよく確認して、穴を開けるのを忘れないようにしてください
▲エンジンノズルはメタリック塗装で質感を向上。内側の白も丁寧に塗り分けています
▲機体のRAMコーティング塗装はすべてマスキングで塗り分けて表現しています

■イタレリのF-35B
 イタレリ製F-35BライトニングIIのキットは、タミヤの繊細なモールドとは対照的で、濃いめで迫力モールドが楽しめます。コックピットにエッチングパーツが用意され、より解像度を上げることができます。豊富武装に、ウェポン運搬用カートなどのおまけ入りで、情景製作のイメージも膨らみます。

■製作
 まずはコクピットの組み立てと機内部の塗装を一気に終わらせます。主翼とウェポン取り付け穴の開口も忘れないように。これらが終わったら、胴体を貼り合わせて合わせ目を処理します。その後RAMコーティングのギザギザした紋様を明るいグレーであるMr.カラー 306番で塗装。乾燥したらこのモールド部分をマスキングして、機体色をMr.カラー305番で塗装しています。どちらもマスキングして塗り分けているのは、できるだけ塗膜を厚くしないようにするためです。
 塗装を終えたらデカールをマークセッターと綿棒を使い貼り付けます。ウェポンも同様に塗装して、デカールを貼り付けます。次に各フラップや垂直尾翼をここで接着し、スミ入れをします。ある程度汚れる部分を薄めたエナメル塗料をスポンジにほんの少し付けてポンポン叩くように汚しを入れてからGSIクレオスの半光沢スプレーを全体に塗装。最後にキャノピーをつけて完成。

■まとめ
 隙間も多少ありますが、パーツ同士を擦り合わせればすぐに修正できる程度。気になる人はパテで埋めましょう。やっぱりウェポンがあると見た目がかっこいいですね!!

イタレリ 1/48スケール プラスチックキット

ロッキード マーチンF-35B ライトニングII

製作・文/Takumi明春

ロッキード マーチンF-35B ライトニングII
●発売元/イタレリ、販売元/タミヤ●10780円、発売中●1/48、約32.1cm●プラキット

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Takumi明春(タクミアキハル)

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