【模型の塗装試してみた】模型に使えそうな「和」なマテリアルを紹介!【粋塗装特集】
2022.02.08和物でできるかな? 画材屋さんで出会った「和」なマテリアルを試してみた●フミテシ 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)
模型屋さん以外にも模型に使えそうなものありますよね
模型塗料や模型マテリアルも世の中に売っているさまざまな商材を参考に作られています。画材屋さんにはその源流のようなものがあり、源流がまた支流を作ることで面白そうなマテリアルが売られています。本特集でもそんなマテリアルが多数登場していますね。ここではそのような画材に全く触れたことないライター・フミテシが模型脳を回転させて、和なマテリアルに体当たり! 超リアルレビューをお届けします。
撮影・文/フミテシ
膠と仲良しな絵具
主に日本画で使われている岩絵具や水干絵具などは膠(にかわ)液と混ぜて使用します。膠液を混ぜることで液状の絵具になり、物に定着するようにもなります。ここでは膠チームで定着する絵具たちを使ってみます。
お手軽なチューブタイプの練絵具はどうでしょう!
こちら水干絵具がすでに膠で練られた状態でチューブに入っているのものです。水で希釈することもできるそうです。
プラモでもよく使われているアクリルガッシュ!
ターナーのアクリルガッシュはすでに多くの人が模型を塗るのに使用しています。その中に「ジャパネクスカラー」という和な雰囲気の色をイメージしたシリーズがあります。この塗料の最大の特徴は絵具の中に細かな粉を混合することで独特なざらつきが表現できます。
日本画や線描きの筆をプラモなりに使ってみる
筆があればプラモは塗れます! その中で絵画とは違う使い方ですが、筆の特性を活かすことでプラモ塗装に変換できそうです。
金箔シートは貼るだけでゴージャスに!
本物の「箔」を使いやすいテープにしたというすごいアイテム。もう貼るしかない!!!
マツケンパウダ〜〜〜♪
まとめ
日本画の画材、絵画の画材というものを「プラモ」のフィールドに持ってくるというこれまでにない体験。僕にとってこの体験は「このマテリアルが使える!」という発見よりも、自分の模型になんか面白い表現ができないかな〜という次へ向かう視点を養うヒントを多くくれました。筆や顔料など膨大な種類があり、これらを見て、調べてみるとひとつのマテリアルからさまざまな知らない技法が出てきます。その技法をまた模型のフィールドに持って帰ってくることができればさらにプラモを楽しむことができそうです。まさに自分にとって今回がはじめの一歩となりそうです。
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