FANGTIGER

　2020年10月のHMM「ワイルドライガー」に続く『ゾイドワイルド』シリーズ第2弾として、「ファングタイガー」がついに発売！　主人公機と双璧をなす人気機体であり、アニメでは主人公の兄貴分とも呼べるベーコンの相棒として登場。劇中でのデスレックスとの死闘や最終決戦でのアツい戦闘シーンなど、（トラなのに）獅子奮迅の活躍を見せたゾイドである。
　そんな人気機体をHJゾイドハンターのヨクが、HMM特有のリアルテイストを活かしつつ、アニメのディテール再現したハイブリットな姿を目指して発掘。黄色いアーマーの発色や細部のディテールアップなど参考に鮮やかな虎の雄姿をご覧いただこう。

本能解放！

■俺もだいぶ…ヤキが回ったみてぇだぜ…
　どうも！　旅から帰ってきたゾイドハンター、ヨクです！　前回、何の気なしに「ファングタイガーの作例をやりたい」ような発言をしたらまさか本当に担当することになるとは……。全くの想定外でした（笑）。今回は担当さんから「喰っていいぞ、タイガー！　（訳：割と自由にやっていい）」とのことだったので、一部形状やカラーリングに手を加えています。

■頭部
　骨格は特にいじっていません。外装は左右の顔を鼻・額に該当するパーツで繋ぎ止める構成上、どうしても鼻が上に飛び出たような印象を受けます。これを解消すべく、左右の顔アーマーを接着し、鼻の取り付け部分を切り取って一段下がって嵌るようにしました。その際骨格の一部と干渉するので、当たる部分を削っています。本当に僅かな変化ですが、額から鼻にかけてのラインが自然になったかなと。

■ワイルドブラストユニット
　パンテラアーマーを取り付ける銀色のパーツは、グレーのヒンジを加工して後ハメできるようにしました。パンテラアーマーは一番大きいパーツの合わせ目がエッジの上に見えてしまうので、伸縮する残り2つのパーツと雰囲気を合わせたいのもあって、消しています。その影響で内側のグレーのパーツは接続ピンを切り飛ばし、慎重に滑り込ませるように組み込む形にしました。

■塗装
　主にガイアカラーを使用しています。
グレー（暗）＝メカサフヘヴィ＋メカサフスーパーヘヴィ
グレー（明）＝サーフェイサーEVOホワイト＋メカサフスーパーヘヴィ
シルバー（暗）＝ダークステンレスシルバー
シルバー（明）＝ライトステンレスシルバー→GXクリアシルバー（Mr.カラー）
パープル＝Ex-シルバー＋純色バイオレット
イエロー＝サンシャインイエロー＋橙黄色

■タイガー！　久しぶりにマジで行くぜ！
　実は前回の覚醒ワイルドライガー以降、まともに作品を作っていなかったので今の自分に務まるのか不安でしたがなんとかできました…！　終わる頃にはデスレックスとの死闘でボロボロになったベーコンの如く疲弊していました。とはいえこれからギルラプターにデスレックスと、強敵との戦いが続くことが予想されますので、ここで彼のように命を落とすわけにはいきません（笑）。そのためにもゾイド寺院へ修行に行こうと思います！　それではまた！

©TOMY／ZW製作委員会・MBS