『仮面ライダー』千葉治郎氏、佐々木剛氏、『仮面ライダー龍騎』松田悟志氏登場! 「特撮アーカイブ」トークショーレポート【スーパーフェスティバル95】
2026.10.13前ページ:『仮面ライダー』千葉治郎氏のトークショーレポート!
『仮面ライダー龍騎』仮面ライダーナイト/秋山蓮役 松田悟志氏トークショー
その後に行われたのは、『仮面ライダー龍騎』仮面ライダーナイト/秋山蓮役の松田悟志氏のトークショー! 中盤からは恒例の鈴村展弘監督も登場し、松田氏の人生と『龍騎』を振り返るトークとなった。
数多くの玩具が並ぶスーフェス会場に登場時から松田氏は興奮気味。『龍騎』出演時に貰っていた玩具については「当時母が大阪の児童館で働いていて、その児童館でくじ引き大会があるって言うので『じゃあこれ出して』と。僕は必要最低限の自分が欲しいものだけキープして、あとは児童館の子たちにあげてましたね」とのこと。当時知らず知らずに秋山蓮からの贈り物を手にしていた子どもたちもいたかもしれない。
近年では『プレバト!!』出演など水彩画でも有名な松田氏だが、絵への目覚めは小学2年生の時。「図工の時間で描いたデッサンをすごく褒めていただいたんです。そんなに人に褒められたのが初めてで、『絵を描くならこいつ』って言ってもらえるアイデンティティを持った瞬間でした」。大学ではファッションデザインを学び舞台衣装を作っていたが、モデル事務所で勧められたジュノンスーパーボーイコンテストで三池崇史監督にスカウトされ、俳優デビュー。デビュー作で演じた「サトシ」の役名で現場で呼ばれていたことから、そのまま「悟志」を芸名とした。
『龍騎』オーディション時、松田氏が心を動かされたのは作品の内容以上に白倉伸一郎プロデューサーの企画文だった。「『ニューヨークのテロ(アメリカ同時多発テロ事件)を受けて、すべての人が自分の正義を振りかざしたら世界がどうなってしまうのかを仮面ライダーを通して描きたい』って書いてあって。僕はその前に初めて出演できた全国放映の映画がテロの影響で流れてしまっていたんですが、その一文を読んだときに『こんな大きいスケールで話している人がいるのか』と衝撃を受けたんです」。さらに、オーディションで渡された各仮面ライダーたちの設定を見て秋山蓮に惚れ込み、第一次審査から蓮をやりたいと言い切っていた。
しかし最終オーディションではトラブルが発生し……という話が出たタイミングで、鈴村展弘監督が登場! お芝居のテスト中に取っ組み合いの喧嘩になり、会場をつまみ出されたことを「今では笑い話ですけどね」と振り返った。「でも田﨑さんが『あの胸倉掴んでる姿がよかった』って言ってました(鈴村)」。
龍騎といえば『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』、「仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS」、テレビ本編の最終回と物語の結末が何種類も描かれたことも大きな特徴だ。特に『EPISODE FINAL』は「最終回先行上映」という文句で作られており、「僕らもテレビシリーズの話は劇場版に向かっていくんだと思ってたんですよ。ロケバスに乗る時に台本を渡されて、須賀っち(仮面ライダー龍騎/城戸真司役の須賀貴匡)とふたりで読んでたんです。ふたりとも同じところでぴたっと止まって。僕はあまりのことにどう声を掛けたらいいかわかりませんでした。そしたら須賀っちが『びっくりしたね』って言ってくれて、それでやっと話せました」。テレビシリーズ49話~の衝撃の展開については松田氏も初め複雑な思いだったようだが、「(その回の脚本を書いた)小林靖子さんが『戦いを止めたいと言ってた真司が最後ひとりになって願いが叶った、よっしゃー! じゃおかしい』っておっしゃったんです。それを聞いて、それぞれが正義を振りかざした結果の人間の愚かさを描くという『龍騎』のテーマに沿ってきちんと考えられた結果なんだなと思えました。だから蓮も最後のひとりにはなるけど、恵里にリングを渡して死んでしまうんですよね」
最終回、皆が記憶を失くしているシーンでの蓮は2パターンを撮影していた。「蓮が覚えていそうな表情をしているパターンと覚えていないパターンを両方撮って、オンエアでは覚えている方が採用されました。単にそっちの方がいい顔をしてたってだけかもしれないし、監督の真意はわかりませんけど」。
最後に松田氏は「これからも日本の特撮はどんどん盛り上がっていくと思います。皆さんの心の中にある大切な作品も、これから新しく生まれる素敵な作品も、全部これからも楽しんでください。どうかその中でまたこうして出会えた時にはまた笑顔で語り合いましょう」と話し、「特撮アーカイブ」“仮面ライダー”スぺシャルトークショーは締めくくられた。
最後に松田氏は「これからも日本の特撮はどんどん盛り上がっていくと思います。皆さんの心の中にある大切な作品も、これから新しく生まれる素敵な作品も、全部これからも楽しんでください。どうかその中でまたこうして出会えた時にはまた笑顔で語り合いましょう」と話し、「特撮アーカイブ」“仮面ライダー”スぺシャルトークショーは締めくくられた。

















