HOME記事スケールモデルラッカー塗料とチッピング液を組み合わせた剥がれ表現を楽しもう!小林源文作『バトルオーバー北海道』の劇中を参考にホビージャパン「74式戦車」をウェザリング

ラッカー塗料とチッピング液を組み合わせた剥がれ表現を楽しもう!小林源文作『バトルオーバー北海道』の劇中を参考にホビージャパン「74式戦車」をウェザリング

2026.08.17

ラッカー塗料の塗膜だからこそ安心して楽しめる「冬季迷彩」のリアルな 剥がれ表現/74式戦車改 リアクティブアーマー【バトルオーバー北海道Ver.】 【ホビージャパン 1/35】 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月25日発売)

74式戦車改 リアクティブアーマー サムネ

ラッカー塗料の塗膜だからこそ安心して楽しめる「冬季迷彩」のリアルな剝がれ表現

 もし冷戦が終わらず、日本で戦争が始まったら―。小林源文氏の『バトルオーバー北海道』が描いたIFの世界では、74式戦車が北海道を舞台に激戦に身を投じます。その姿を模型で楽しめるのが「1/35 74式戦車改 リアクティブアーマー【バトルオーバー北海道Ver.】」。原作には無いサイドスカートや、車体右上部アーマーが付属するなど、あなただけのさらなるIFを具現化できる、スケールモデルとキャラクターモデルのいいとこどりとも言えるキットです。
 今回の作例では、その戦いがさらに続いた世界線をイメージして、冬の戦いで施した冬季迷彩が少しずつ剥がれ、雪解けを迎えた春の姿を、ラッカー塗料をベースにチッピング液やアクリル塗料を組み合わせて表現します。時間の経過まで塗装で描く、ウェザリングテクニックをご覧ください。

「冬季迷彩」はお手軽にそれらしくなる楽しい塗装!

 冬の戦いに合わせて、現地で石灰や水性塗料を塗って施されることが多い「冬季迷彩」。この迷彩の魅力が「剥がれのかっこよさ」。無造作に塗られた白の下から本来の色が覗く様子は、まさに戦うメカとしてのかっこよさを味わわせてくれます。
 一見すると難しそうな塗装ですが、塗る手順や使用する塗料を押さえれば、驚くほど手軽にそれらしい仕上がりを楽しめます。キャラクターモデルにも応用しやすいテクニックなので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

たまげた すごい中古だ あきれた 74式 リアクティブアーマー付き 戦死確実だ

74式戦車改 リアクティブアーマー 前
▲劇中ではまず90式戦車が主力としてソ連戦車と激突。ソ連の圧倒的物量に苦戦し消耗する自衛隊は、ひとつ前の主力戦車である74式にリアクティブアーマーを装備して戦線へ投入していく。旧式兵器をアップデートし、再び最前線へ送り出す―そんなミリタリーモデル好きの心をくすぐる熱い演出が描かれている
キットをすべて組んでから塗装できるのも戦車模型のいいところ。成型色のグリーンもかっこいいので、素組みでも十分満足できる
▲キットをすべて組んでから塗装できるのも戦車模型のいいところ。成型色のグリーンもかっこいいので、素組みでも十分満足できる
陰影を強調したいので、サーフェイサーを吹く。足周りや車体下部、砲塔の裏側など陰になる部分には黒のサーフェイサーを吹く
▲陰影を強調したいので、サーフェイサーを吹く。足周りや車体下部、砲塔の裏側など陰になる部分には黒のサーフェイサーを吹く
その他の箇所にはオキサイドレッドサーフェイサーを吹き付ける
▲その他の箇所にはオキサイドレッドサーフェイサーを吹き付ける
サーフェイサーを2色使うことで、このあとの車体塗装にも豊かな陰影表現を付加することができる
▲サーフェイサーを2色使うことで、このあとの車体塗装にも豊かな陰影表現を付加することができる。ぜひ真似してほしいテクニックだ
3色迷彩の前に、マフラー部分の金属塗装を済ませてしまう。輝度の高い塗料を塗り、模型のアクセントとしている。塗装後はマスキングして保護しておこう
▲3色迷彩の前に、マフラー部分の金属塗装を済ませてしまう。輝度の高い塗料を塗り、模型のアクセントとしている。塗装後はマスキングして保護しておこう
次は車体迷彩を塗装する。このあと冬季迷彩を上から重ねるため、最終的には境界がややぼやけた印象になる。そこで下地となる迷彩は、グラデーションを控えめにし、境界をくっきりと塗り分けておくのがおすすめ
▲次は車体迷彩を塗装する。このあと冬季迷彩を上から重ねるため、最終的には境界がややぼやけた印象になる。そこで下地となる迷彩は、グラデーションを控えめにし、境界をくっきりと塗り分けておくのがおすすめだ
車体部分の各色を1周した状態
▲車体部分の各色を1周した状態。このあとにもう一度各色で迷彩のキワや、塗り漏れなどを修正するように塗るとより良い仕上がりとなる
迷彩塗装完了! この状態だと劇中の74式改と言える仕上がり。ここからけんたろうなりのIFを盛り込み、冬季迷彩&擬装を楽しんでいく
▲迷彩塗装完了! この状態だと劇中の74式改と言える仕上がり。ここからけんたろうなりのIFを盛り込み、冬季迷彩&擬装を楽しんでいく

ⓒ小林源文

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