“シェー”なポーズのゴジラがPVCフィギュア「ムービーモンスターシリーズ躍動(ポージング)」に登場! X星の大地イメージのベースで激闘を制したゴジラの勇姿をビネット風に製作!【怪獣大戦争】
2026.05.24ムービーモンスターシリーズ躍動をさらに引き立てるビネット風に
作品の印象的なシーンを躍動感あるポージングで再現するバンダイ「ムービーモンスターシリーズ躍動(ポージング)」に、1965年の快作『怪獣大戦争』より、ユニークなポージングでおなじみ“シェーポーズ”ゴジラがラインナップ。X星でのキングギドラとの激闘を制したゴジラが雄叫びを上げて何度もジャンプする、まさに躍動感ある劇中シーンを切り取った本作を、情景王・山田卓司が激作。X星でのシーンをイメージして大地をスタイロフォームから新造。ラドンとの共闘でキングギドラを撃退したゴジラの雄姿をさらに力強く表現している。
▲背ビレはエアブラシでグラデーション塗装を行ったあと、ドライブラシを施しディテールを強調している
▲口内は成型の都合で一体化されているので切り取ってプラ板でフタをし、エポパテで口内を改めて再現。歯はプラ棒を削り出したものを1本ずつ植えている
▲塗膜の強化のため下地にプライマーとしてソフビ専用のVカラーを使用。塗装は青みがかったグリーンを基本にドライブラシ技法の重ね塗りで仕上げている
過去に書いたことがありますが、私は『怪獣大戦争』という映画が大好きです。それは生まれて初めて劇場で観たゴジラ映画であり、間もなく始まるテレビ番組『ウルトラQ』に起因する怪獣ブームに飲み込まれていく怪獣好きの自身の原点でもあるのです。大暴れで街を壊し、放射能を撒き散らす恐怖の存在だったゴジラが、この映画からは人類側に立つことになってゴジラの堕落と見るファンもいるのですが、明神湖から引き揚げられるゴジラや鷲ヶ沢から掘り出されるラドンに寂しさを感じたものです。そしてスクリーン一杯に翼を広げて飛ぶキングギドラのカッコよさ。美しい水野久美さんが演じる波川女史の悲劇的展開。クライマックスに流れるワクワクする「怪獣大戦争マーチ」など、何回観ても見飽きることはありません。世間的には当時流行っていた“シェー”をゴジラがするのが話題となりました。
その“シェー”ゴジラもバンダイ ムービーモンスターシリーズ躍動としてリリースされました。製品のフォーマットとして腕や脚は間着となっており、動かすことでポーズ変えも可能なのですが、今回は「シェー」なのですべて間着は固定。継ぎ目はエポパテで埋めてならしています。口は成型の都合で一体化されているので、歯のディテールのある部分は切り取ってプラ板でフタをし、エポパテを使って口内を再現。歯は1本ずつプラ棒から削り出して植えました。プロポーション、ディテールともに良好なので他は製品そのままです。
今回は“シェー”ゴジラということで地面に刺したアルミ棒の芯で浮かすので、尾の中に石膏を充填してアルミ棒との接続に強度が出るようにしておきました。
塗装は青みがかったグリーンを基本にドライブラシ技法の重ね塗りで仕上げました。動かすわけではないのでプラモデル用塗料で十分塗装可能なのですが、プライマーとして先にソフビ専用カラーのVカラーで下塗りしてからアクリルガッシュを使って塗装しました。
劇中、ゴジラがシェーをするのはX星でキングギドラを撃退した時と、物語終盤でX星人の電磁波コントロールを解くために放たれたAサイクル光線を浴びる時。後者がマニアックで面白いとは思ったのですが、分かりにくいので却下。無難にX星の地表としました。スタイロフォーム板を積み重ねたものを削り出して基本形を作り、石粉粘土で覆って造形。全体にダークブラウンを塗装してから仕上げにラメ粉をまぶしてX星らしくしました。

バンダイ ノンスケール PVCフィギュア“ムービーモンスターシリーズ 躍動(ポージング)”
ゴジラ(1965)
製作・文/山田卓司
ムービーモンスターシリーズ 躍動(ポージング) ゴジラ(1965)
●発売元/東宝●6050円、発売中●約14cm●プラキット
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山田卓司(ヤマダタクジ)
HJを代表するレジェンドディオラマビルダー、情景王。キャラクターからAFVまでさまざまなジャンルを手掛ける。































