より力強くなったワイドタイヤ仕様の「シュビムワーゲン」でヴィネット作例! 小型の車両を使用したコンパクトながら見応えのある情景に注目!
2026.05.05シュビムワーゲン 166型(ワイドホイール仕様)●山田卓司 月刊ホビージャパン2026年6月号(4月24日発売)
SCHWIMMWAGEN TYPE 166 (WIDE WHEEL VERSION)
コンパクトな車体でありながら四輪駆動、しかも水上航行可能というユニークな機能で人気のシュビムワーゲン。MMシリーズでも登場はNo.3と早く、1998年には完全新金型の「Pkw.K2s シュビムワーゲン 166型」としてリニューアル。そしてこの春、新たにシュビムワーゲン専用のワイドタイヤを装着した「シュビム ワーゲン 166型(ワイドタイヤ仕様)」が加わった。今回はこのワイドタイヤでより力強いスタイルとなったシュビムワーゲンを山田卓司が製作。同じくタミヤのマーダーⅠをゲストに迎え、コンパクトながら見どころたっぷりのヴィネットとして仕上げた。
タミヤ 1/35スケール プラスチックキット
シュビムワーゲン 166型(ワイドホイール仕様)
製作・文/山田卓司
シュビムワーゲン 166型(ワイドホイール仕様)
●発売元/タミヤ●2640円、発売中●1/35、約11.3cm ●プラキット
ドイツ対戦車自走砲 マーダーⅠ
●発売元/タミヤ●3300円、発売中●1/35、約14.6cm ●プラキット
MM No.224の「Pkw.K2s シュビムワーゲン166型」のホイールを200mm幅ワイドタイヤに変更し、新規に開発された2体のフィギュアが追加された「シュビムワーゲン166型(ワイドホイール仕様)」を製作しました。
■キットについて
本キットはさらにカバーで被われたウィンドシールドや車載MG34、ライフルラックに装着された98kerライフル、パンツァーファウストなど細かいディテールも新たに追加されています。注目のワイドホイールはタイヤ部分が5つのパーツに分割され、トレッドパターンが完璧に再現されています。ここはゲート跡はきれいに削り落とすことが製作上の注意点です。フィギュアはデジタル造形ならではの自然なプロポーション。服の皺やディテールはもちろん、ふたりの会話が聞こえて来そうな、緊張感が漂う雰囲気が素晴らしくて、むしろこちらを目的に購入する方もいらっしゃるのではない
でしょうか?
■シュビムワーゲンの製作
今回の作例では、久しぶりにシュビムワーゲン本体をエッチンクパーツを使ってメッシュ部分やスクリューなどをディテールアップしています。車載工具の装着クランプのハンドルは開孔し細く削りこんだり、幌のシートはエポパテを盛っています。さらにキットの魅力を最大限に引き出すことを考えて、後部座席は荷物を満載にしてみました。歩兵セットから流用した手榴弾ケースやジェリカン、手元のパーツストックから探し出した木箱など。記録写真からヒントを得て、手榴弾を車体側面のバーにたくさん引っ掛けています。手榴弾は最近リリースされたキットの物を始め、秘蔵のアドラーズネスト社の真鍮製の物やレジン製品の物など手持ちの手榴弾を使い切ってしまいました。近年リリースされる車両、フィギュアのキットはどれもディテールがより細かくなってきましたから、そろそろ細かく再現されバージョンアップされた新版「小火器セット」を期待したいところです。
■マーダーⅠ
シュビムワーゲン本体のみでそのままヴィネットが作れるのですが、今回は「マーダーⅠ」を添えてみました。こちらは脇役なのでまったくのストレート組み。改めて作り比べてみるとマーダーI(基になったロレーヌシュレッパー)の車体がコンパクトなのに改めて気付かされます。
付属フィギュアは少し改造して今回のヴィネットへフィットさせました。近年のデジタル造形のフィギュアですから造形は文句無し。指の隙間や袖口、服の合わせ目をナイフで切り込み再現性を高めています。
タミヤ 1/35スケール プラスチックキット
シュビムワーゲン 166型(ワイドホイール仕様)
製作・文/山田卓司
シュビムワーゲン 166型(ワイドホイール仕様)
●発売元/タミヤ●2640円、発売中●1/35、約11.3cm ●プラキット
ドイツ対戦車自走砲 マーダーⅠ
●発売元/タミヤ●3300円、発売中●1/35、約14.6cm ●プラキット
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山田卓司(ヤマダタクジ)
HJを代表するレジェンドディオラマビルダー、情景王。キャラクターからAFVまでさまざまなジャンルを手掛ける。

























