HOME記事キャラクターモデル『重戦機エルガイム』 1/144 グライアを徹底工作し「スペース・グライア」に改造製作!ほぼすべてのパーツを形状変更して近年のHGと並べる仕上がりを目指す【サンライズメカニック列伝】

『重戦機エルガイム』 1/144 グライアを徹底工作し「スペース・グライア」に改造製作!ほぼすべてのパーツを形状変更して近年のHGと並べる仕上がりを目指す【サンライズメカニック列伝】

2026.05.23

サンライズ・メカニック列伝 第78回/スペース・グライア【BANDAI SPIRITS 1/144】●田仲正樹 月刊ホビージャパン2026年6月号(4月24日発売)

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田仲正樹製作「スペース・グライア」飛行ポージング

[腕部]

田仲正樹製作「スペース・グライア」左腕アップ
田仲正樹製作「スペース・グライア」製作中途腕
田仲正樹製作「スペース・グライア」製作中途肩

 肩外装はキットのパーツをゲージにプラ板とエポパテで自作。設定画に描かれていない内部上面のディテールは本編の作画を参考にした。肩ブロックと上腕は30MMスピナティアの肩関節でつなぐことで設定画に近いポーズをとらせることが可能。ヒジ関節は後ハメ化を兼ねて、エッジを丸めたアルトのものを移植。手首関節はボールジョイント化。通常型よりも指が若干太いように見える拳は、ビルドハンズ 丸型のSサイズを薄く加工したものに交換した。

[武装類]

田仲正樹製作「スペース・グライア」製作中途パワーランチャー
田仲正樹製作「スペース・グライア」製作中途盾
田仲正樹製作「スペース・グライア」製作中途ハンド
田仲正樹製作「スペース・グライア」武装類

 両腕のパワーランチャーはHGエルガイムのものの本体をベースに、30MMオプションセットの多目的バーを一節ぶん短縮して砲口のディテールを追加した砲身と、プラ板製のプレートを組み合わせて自作。前腕との接続部は破損を避けるために形状をアレンジし、ネオジム磁石で脱着可能にしている。劇中で一部の機体が装備している軍用アローンのものと同形の盾は、1/144ガルバルディβのシールドの上半分をくさび形に幅詰めしたものに、断面が半円になるように削り込んだ1/72スパローミサイルを接着して自作。こちらも前腕とネオジム磁石で接続。セイバーはHG ガルバルディβのビーム・サーベルを加工。刀身はピンクに加えてギャブレー搭乗機の黄色も用意し、ギワザ軍の機体が装備している赤いセイバーもHG ガルスJのビーム・サーベルを加工して製作している。収納箇所の設定がなくどこから取り出すのかは不明だが、「バッシュの初期稿にあるようなセイバーラックを製作して、機体のどこかに取り付けると楽しいのでは」とのこと。

[グライア(レッシィ搭乗機)]

田仲正樹製作「スペース・グライア」と「グライア(レッシィ機)」

 本コーナー第17回で製作された作例。ヒザのパイプをPVC製のものから「エルガイムセット」でリニューアルされた素材のものに交換した。「新素材のチューブはかなり硬めで曲がりにくいので、真鍮パイプに差し込むなどしながらヒザの真下へと伸びる角度に固定するとよいでしょう」とのこと。

田仲正樹製作「スペース・グライア」ポージング例

■SHOW ME YOUR SPACE(84年つながり)
 ブラックコーヒーを飲んだあとに砂糖を食べている(それは『エルガイム』じゃないだろ)サンライズメカファンの皆さんには、「よし、1/144グライアを改造してスペース・グライアを作るぞ!」と決意して設定画を眺めた5秒後に、キットを押し入れにそっと戻した経験があるはず。無改造で使える部品はアンテナだけ。1/144アローンをゴロンゴに改造するよりも大変なのは確実。それでも、Sグライアの立体を手元に置きたいという気持ちには逆らえません。いつもどおり、本編の全登場カットをコマ送りで観直してから製作スタートです。
 頭部は目をクリアー化し、搭乗ハッチを再現。胴体は胸、腹、腰に3分割してそれぞれ形状を変更。肩はキットのものをゲージにプラ板とエポパテで新造。上腕と前腕はキットの形状をわりと活かして作れます。肩と上腕は30MMスピナティアの肩関節でつなぎ、設定画の後ろ姿を再現可能に。通常型と形が異なる太モモはプラ板で改造。スネはキットを芯にエポパテで形作り、つま先とかかとはそれぞれエポパテとプラ板で形状変更しています。首、肩、ヒジ、手首、腰、ヒザ、足首の各関節は30MMアルトのものに、股関節はEG νガンダムのものにそれぞれ換装。保持力を高めつつ可動範囲を拡大させていますが、ヒザは当初の予想どおりほとんど動きません。足首周辺は設定の機構の再現よりも壊れにくさを優先しました。
 パワーランチャーはプラ板と流用パーツで自作。序盤のギャブレーは必ず左のランチャーで攻撃するので、面倒でも両腕ぶんを用意したいところです。ハッシャ・モッシャ機等が装備している盾は、同じ永野メカであるガルバルディβのものを改造。ランドセルは本放送時に発行されたHJ別冊「HEAVY METAL L-GAIM Vol.1」に掲載の2面図を参考にプラ板とエポパテで作りましたが、この図は原寸図ではなく、「横幅40mm」という数値は作例のサイズが大きいためと思われ注意が必要です。本作例のランドセルは縦が33mm、横幅は31mm強となっています。
■この色の通常型グライアもいます
 バンダイ刊「MJマテリアル3 HEAVY METAL L-GAIM スーパー・メカニック・ガイド」に掲載のカラー画稿と本編映像を参考に塗装。第11話でオージェの後ろにいる紫の機体(おそらくアントンとヘッケラーの搭乗機)はもちろん、通常型グライアや軍用アローン、第20話で共闘しているスペースアローンとお揃いの色にするのも面白いと思います。
本体=クールホワイトにハーマンレッド、純色マゼンタ、オレンジ、ブラウン、純色バイオレットを各少量
茶=ブラウンにウイノーブラック、ハーマンレッド、ビビッドオレンジ、スージーブルーを各少量、
関節=自作の茶系グレー
 盾は茶色にしましたが、本編では中央のユニットがグレーに塗り分けてあったり、本体色だったり本体の影の色だったりとまちまちなので、好きなように塗りましょう。エナメル塗料でスミ入れ後に、半光沢とツヤ消しを混ぜたクリアーで塗膜をコートし、レンズパーツをHGセメダインで顔に取り付けて終了です。
 次回は装甲が分厚い、あのメカの作例が登場します。

田仲正樹製作「スペース・グライア」

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット ヘビーメタル(ライトタイプ) グライア 使用

スペース・グライア

製作・文/田仲正樹


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