映画『The WOLF MAN』の狼男がエクスプラスで登場! ディテールアップと電飾追加で劇中シーンを彷彿とさせるヴィネット作例を製作!!【ロン・チェイニー・ジュニア】
2026.04.18ロン・チェイニー・ジュニア as 狼男【エクスプラス 1/8】●山田卓司 月刊ホビージャパン2026年5月号(3月25日発売)
ディテールアップと電飾で秀作キットをさらに引き立てる
ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物など、ユニバーサル・モンスターズシリーズを精力的にプラキット化しているエクスプラスより、1941年公開のモノクロ映画『The WOLF MAN』の狼男がついにラインナップ。ロン・チェイニー・ジュニア氏が演じる狼男を、見事な造形で再現している。作例はこれまで本シリーズを積極的に手掛けてきた山田卓司が担当。キットの素性を最大限に活かし、成型の都合で甘く見えるディテールなどを再生。ランタンを電飾して光らせ、ちょっとしたアクセントとしている。
▲ランタンは木の枝にぶら下げ、内部に100円ショップで購入したキャンドルライトを分解して仕込み電飾。配線は木の中を通し、スイッチはベース脇に設置した
エクスプラスの「ロン・チェイニー・ジュニア as 狼男」。ドラキュラ、フランケンシュタイン(の怪物)、ミイラ男と並ぶユニバーサル映画の有名なモンスターですが、今回版権を取得して商品化されたロン・チェイニー・ジュニア氏はそれらすべてのモンスターを演じているとのこと。ちなみに、サイレント映画時代の俳優ロン・チェイニー氏の息子なので、正確にはジュニアと末尾に記載します。その彼の当たり役となった『狼男』は戦時中の1941年公開の映画。このため我が国での劇場公開はなく、戦後になってから『狼男の殺人』のタイトルでテレビ放映されたのが最初だそうです。
さて、キットはいつもながらの造形の良さに加えて、足元に漂う霧のエフェクトを透明プラ素材で表現しているのが面白いところ。これまでのモンスターたちと違って表現すべき複雑な体表ディテールはありませんから、ごく普通の貼り合わせ式の構成のキットで、洋服部分は縫い目に沿っての分割でほぼ合わせ目消しは必要はなく、フェイスと手足のパーティングラインと合わせ目消しに注力できます。私はランナーを細かく切ってジクロロメタン(アクリル素材に使われる揮発性の高い接着剤)に漬けて作った速乾性の自作パテを使用。乾燥したのを確かめたら、まず表面のウネリをヤスリでならしてから体毛のモールドを彫刻刀やナイフ、ニードルを使ってキットのモールドに沿って入れていきます。この時、成型の都合でパーツの端のモールドが浅くなっている部分も深く修正します。仕上げに流し込み系接着剤を全体に塗布してならしました。
樹木や墓標も雰囲気は抜群なので、パーツの合わせ目やモールドの浅くなっている所も同様の自作パテを使用して修正しています。
付属のランタンはベースの脇に置く設定のようですが、キットに盛り込みたくて樹木のちょうどいい部分の枝の位置を少しズラして接着。そこにランタンを掛けることにしました。ランタンのガラス部分は透明プラ素材なのでキチンと塗り分け、100円ショップで購入したキャンドルライトを分解して内側に仕込みました。
塗装はサーフェイサーで下塗りした後、アクリルガッシュで塗装しています。Mr.ウェザリングカラーでスミ入れしたり、トーンを整えたり、さらにアクリルガッシュでドライブラシしたりと何度も塗り重ねていきました。
漂う霧は全体をメラミンスポンジで擦って磨りガラス状にしましたが、表面に脱脂綿を貼り付けてもよかったかもしれません。
エクスプラス 1/8スケール プラスチックキット
ロン・チェイニー・ジュニア as 狼男
製作・文/山田卓司
ロン・チェイニー・ジュニア as 狼男 プラスチックモデルキット
●発売元/エクスプラス●発売中、8800円●1/8、約22cm(台座含む)●プラキット
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Lon Chaney TM likeness, Chaney Entertainment, Inc. The Wolf Man Ⓒ Universal City Studios LLC. All Rights Reserved.
山田卓司(ヤマダタクジ)
HJを代表するレジェンドディオラマビルダー、情景王。キャラクターからAFVまでさまざまなジャンルを手掛ける





























