HOME記事スケールモデルタミヤ の「1/48 アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」を組み立てた状態で筆塗り塗装!気軽にファレホでリビング塗装に挑戦しよう!!【スケールモデルの“神レシピ”】

タミヤ の「1/48 アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」を組み立てた状態で筆塗り塗装!気軽にファレホでリビング塗装に挑戦しよう!!【スケールモデルの“神レシピ”】

2025.05.20

スケールモデルの神レシピ/アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート【タミヤ 1/48】 月刊ホビージャパン2025年6月号(4月24日発売)

ぷらシバ製作「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」手で持つ

タミヤ 1/48MMなら気軽に「全部組んだあと」でも筆塗りフィニッシュできます!

小さな模型ならではの筆塗りの楽しみ

 スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまな便利テクニックを活用して完成させていく本連載。今回はタミヤの手のひらサイズの戦車模型「1/48 ミリタリーミニチュア」の最新作、「1/48 アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」をテーマにお届けします。
 戦車模型は「全部組んでからでも塗装できるからおもしろい」とよく聞きますが、それってどういうことなの? ということで、スチュアートを組み立てからオール筆塗りで仕上げていきます。使用する塗料はボークスが国内総代理店を務めるファレホ。水で希釈できてほぼ無臭、この塗料を使えば気軽にリビングなどで塗装可能です。それでは神レシピ、行ってみましょう!


筆塗り前に「水性ブラックサーフェイサー」を吹こう!

 すべて組み立てた状態から塗装します。その時にポイントとなるのが「黒」を塗装すること。黒のサーフェイサーを吹くことで、下地を透かした重厚感ある仕上がりになるだけでなく、筆が届かない部分も黒になって「影色」の役割も担ってくれます。はじめに黒を塗っておくだけで、筆塗り戦車模型は一気に快適になります。


全部組み立てます

「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」
▲手のひらサイズの戦車模型とは思えないシャープさ! パーツが合わさっていく組み立て工程も楽しいのだ

水性で匂いも
マイルド

GSIクレオスが発売している「水性サーフェイサー」シリーズ。ブラック
▲GSIクレオスが発売している「水性サーフェイサー」シリーズ。こちらのブラックはしっとりとした仕上がりで発色も良いのでオススメ。ラッカー塗料のサーフェイサーよりも匂いもマイルド

奥まった箇所は念入りに

ぷらシバ製作「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」製作途中サーフェイサー吹き付け
▲複雑な足周りのような奥まった場所は、塗り残しがないようにしっかりと黒を塗ろう

戦車模型水性塗料筆塗り下地に「黒」がオススメな理由

1/筆塗り時の塗料の食いつきが良くなる
2/黒下地を透かすことでより重厚感ある仕上がりにできる
3/筆が届かない奥まった部分の「影色」になるので、多少の塗り残しは目立たない

特に「3」が大事!!

ぷらシバ製作「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」製作途中サーフェイサー吹き付け完了
▲水性サーフェイサーはラッカー塗料のサーフェイサーよりは乾燥が遅い。一度吹いたらしっかりと完全乾燥させ、再度重ね吹きしよう

ぷらシバ式ファレホ塗り

オリーブブラウンからスタート

モデルカラーの「オリーブブラウン[70.889]」
▲まずは1色目に塗るファレホ モデルカラーの「オリーブブラウン[70.889]」で、ぷらシバ式ファレホ塗りを見ていこう

しっかりと振ろう!

モデルカラーの「オリーブブラウン[70.889]」振り
▲ファレホは、フタをしたまましっかりと容器を振って中の塗料を撹拌する。容器の底を手のひらでトントンと叩くようにすると、より撹拌される

リターダー効果があります!

「エアブラシ フローインプルーバー」
パレット脇に小皿を用意して、その中に「エアブラシ フローインプルーバー」を入れ

▲エアブラシ塗装時に塗料の乾燥を遅らせて、塗料詰まりを軽減させる「エアブラシ フローインプルーバー」。こちら筆塗り時にも活用でき、少量塗料に加えることで、塗料の乾燥が遅くなり、より平滑な塗面になる。パレット脇に小皿を用意して、その中に「エアブラシ フローインプルーバー」を入れて使用

入れすぎは注意!

ファレホを、少量の水とエアブラシ フローインプルーバーで希釈
▲パレットに移したファレホを、少量の水とエアブラシ フローインプルーバーで希釈。エアブラシ フローインプルーバーは筆先にほんの少し含ませて塗料と混ぜよう。入れすぎると逆にコントロールが難しくなる

ファレホ シェーダーブラシが大活躍!

ぷらシバ製作「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」製作途中足周り塗装
▲ファレホが出している丸平筆「シェーダーブラシ」を使用して筆塗り開始。この筆は毛先が柔らかくさまざまなパーツ形状に追従するので、複雑な足周りも快適に塗装できる

基本「重力方向」を意識して筆を動かす

ぷらシバ製作「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」製作途中モデルカラーの「オリーブブラウン[70.889]」塗装途中
▲筆塗りの細かな筆跡が、自然と表面の汚れや情報量になるように重力方向を意識して「上から下方向」で筆を動かす。塗りにくい場所だけは、適宜筆を動かす方向を変えている

[次のページ]ぷらシバ式ファレホ筆塗り一気に見せます!! >

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