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【5/12まで配信中】『仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!』アフターレポート ヒーローショーと音楽とキャストトークで贈る、すべての『ガッチャード』ファンのための祭典!

2024.05.10

 5月3日(金・祝)4日(土)の二日間にわたりグランドプリンスホテル新高輪 飛天で開催された『仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!』今年は「ガッチャンコ」をキーワードに、レジェンドライダーも参戦するヒーローショー、大盛り上がりのキャストトークコーナー、そしてアーティストによる生歌唱と、『ガッチャード』ファン必見のあらゆる要素がガッチャンコされたお祭りだ。ここでは5月3日の「DAY1」の様子を会場写真とともにお届け! 配信アーカイブチケットは5月12日(日)まで販売中なので、全貌が気になった方はぜひ配信チケットを購入しよう!(取材・文:桐沢たえ、写真:鈴木愛梨)


ライダーとアーティストがガッチャンコ!ライブ×ヒーローショー!

 グランドプリンスホテル新高輪・大宴会場「飛天」に色とりどりのペンライトが集まる中、ついに始まった『仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!』通称「ガッチャフェス」。毎週のTV本編の冒頭でお馴染みの小西克幸によるナレーションが流れると、会場のムードは一気に『ガッチャード』モードに。

 最初にステージに現れたのは本作の主人公、一ノ瀬宝太郎演:本島純政)。続いてやって来た九堂りんね(演:松本麗世)黒鋼スパナ(演:藤林泰也) と共に、今年2月に行われた『超英雄際 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW2024」以来となるファンとの対面を喜び、「今日は最高の思い出を一緒にガッチャしようね!」と客席に弾けるような笑顔で語りかける。

 と、そこに突如割り込んでくる謎の仮面集団。彼らは罰怒記憶(バッドメモリー)と名乗るワルたちであり、ガッチャフェスを中止させようと暴れ始める。

「九堂!スパナ!あいつらを止めるぞ!」

 並び立った3人は鮮やかな変身ポーズを決め、仮面ライダーガッチャード仮面ライダーマジェード仮面ライダーヴァルバラドに変身。そこへ「みんな!音楽でもガッチャしようぜ!」と、BACK-ONも舞台に登場。『仮面ライダーギーツ』挿入歌「Chair」の歌唱をバックに、ライダーvs罰怒記憶のバトルが繰り広げられる。

 今回のイベントは「フェス」を銘打っているだけあり、音楽が全面的にフィーチャーされているが、ヒーローショーとアーティストの歌唱コーナーを分けるのではなく、その2つが「ガッチャンコ」されているのが最大の特徴だ。気合いの入った歌で戦いに加勢するかのようなアーティストと、音楽に合わせてリズミカルに技を決めていくライダーたちがカッコいい。

 更に、ステージの中央から仮面ライダーギーツが姿を現すと会場からは大歓声が。昨年冬に公開された『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』の作中で、ギーツこと浮世英寿とペアを組んだりんねが「英寿さん、お久しぶりです」と英寿との突然の再会に驚く芸の細かさに思わずニヤリとする。また、ギーツの声は浮世英寿役の簡秀吉本人が担当しており、聞き慣れたクールでやさしい「神様」の声が耳にうれしい。

 ギーツの協力によって一度は蹴散らされたにもかかわらず、パワーアップして再び戻ってきた罰怒記憶たちに苦しめられるライダーたち。音楽の力が会場に奇跡を呼ぶと気づいたガッチャードが仮面ライダーブレイドのお面を掲げると「その力が切り札だ!」とRicky(RIDER CHIPS)が登場。

 『仮面ライダー剣』の後期OP主題歌「ELEMENTS」を歌い上げ、客席のペンライトの波もそれに応えるようにブレイドのイメージカラーである青色に輝く。ラスサビではなんと仮面ライダーブレイドも現れ、会場の熱気はますますヒートアップ。『仮面ライダー剣』放送開始20周年のアニバーサリーイヤーにふさわしい、ファン感涙のサプライズであった。


キャストの意外な素顔、禁断の発言も!?

 ヒーローショー前編が終了し、続いて始まったのは「ガッチャフェス バラエティブレイク」。例年「飛天」での公演は、第1部がヒーローショー、第2部が番組キャストトークショーと分かれていたため、中盤にトークコーナーが差し挟まるという、これまでとは異なる構成にびっくりだ。MCの堀井菜月と篠宮暁(オジンオズボーン)の呼び込みで宝太郎、りんね、スパナに続き、DAY1の日替わりゲストであるミナト(演:熊木陸斗)枝見鏡花(演:福田沙紀)クロトー(演:宮原華音)ラケシス(演:坂巻有紗)グリオン(演:鎌苅健太)がそれぞれのキャラクターの名台詞と共に登場し、その度に大きな歓声が上がる。

 DAY1では『プレゼンツ バイ ミナト先生 ガッチャンコアカデミー「その記憶は消さないで!仮面ライダーガッチャードの歴史」』『冥黒の三姉妹”一日長女”オーディション』『スパナのネジを緩めよう!笑えるジョークグランプリ』の3つのコーナーが用意され、撮影時の裏話なども加えながら和気藹々とトークが進んでいくが、「ガッチャンコアカデミー」で講師(MC)を任されたミナトは緊張のあまりガチガチに。その様子に周囲からはツッコミが連発。客席からも「かわいい~!」「ミナト先生がんばれ~!」など応援の声が響き、客席とキャストの一体感が温かい。

 ヴァルバラドの話題に移ると、TV本編33話でヴァルバラドになったラケシスによる「鉄鋼」シーンの再現が行われ、その妖艶さで会場中を虜に。さらに、考えていたが、撮影時にはやれなかったという別バージョンのラケシスの「鉄鋼」や、アクションが得意なクロトーは見事なハイキックをお披露目するなど、ここでしか観られない貴重なシーンが続く。

 次の『冥黒の三姉妹”一日長女”オーディション』では、放送開始当初クラスメイトである宝太郎の名前すら覚えていなかったりんねが改めて宝太郎と向き合い、照れ笑いをしながら「一ノ瀬」「九堂」と互いの名を仲睦まじく呼び合う。そのあまりの甘酸っぱさに、流れ出したBGM『君にズッキュン』に乗せて悶えるように踊り出すキャストも。また、グリオンは自身がビーカーの中身を床にザバーっと溢した第23話のシーンに触れ「掃除をする人のことを考えていない」と観客を笑わせつつ、あれは撮影現場で思いついた脚本にない芝居だったと明かすと会場からは驚きの声が上がっていた。

 『スパナのネジを緩めよう!笑えるジョークグランプリ』では、スパナの発案した「私はかわいい!小学生でも知ってる!」という台詞を自分で言うはめになってしまったりんねが「いじわるです!」とキュートにむくれ、その可愛さに審査員のスパナ含め、舞台上の全員が撃沈されるという一幕も。番組内でのキャラクターのイメージとは一味違う、キャストの素の魅力が感じられるのも、こうした生のイベントならではだろう。ちなみに、このコーナーのラストには、宝太郎の口癖「ガッチャ!」に代わるワードとしてミナトから禁断の発言が飛び出し、慌てて観客席の記憶を消そうとする場面があるのだが……詳細は(ここに書くのも恐ろしいので)配信で確認してもらいたい。


待望のメインキャラクターソング発表!

 と、ここで宝太郎から「実は皆さんにとっておきのプレゼントがあって……このガッチャフェスで、僕たちの歌もガッチャンコしていいですか!?」と客席に提案。なんと、この瞬間に情報解禁となったキャラクターソング3曲をここで初披露してくれるというのだ。『ガッチャード』公式でこれまでに制作されたキャラクターソングはオカルトケミーのズキュンパイアの「君にズッキュン」、鳳桜・カグヤ・クォーツの「Living Legend」の2曲のみであったため、メインキャラクターたちの楽曲はまさにファンにとって待望。最初は誰の歌なのかと期待が高まる中、会場に置かれたスタンドマイクの前にミナトが立った途端、響き渡る悲鳴混じりの歓声。「ありがとうございます。温かい目で、耳でお願いします」と照れ臭そうに前置きしてミナトが自身のキャラクターソング「One Hint」を歌唱。ミナトの持つ二面性や過去の傷、そこからの再起を彷彿とさせるような切ない旋律に、メロウなミナトの歌声が重なる。

 続く2曲目は「Blaze up」。視聴者からも人気の高いスパナ & 鏡花の師弟コンビによるデュエット曲だ。スパナに眠る「黒い炎」の存在を隠し続けた鏡花の痛みと、辛い記憶を受け入れ仮面ライダーになったスパナの燃える覚悟が伝わってくるハードロックナンバーだ。

 コーナーのラストを飾るのは、「最後は頼んだよ~お気楽ボーイ!」「託したぞ!」という2人からのエールに「託された~!」と勢いよくステージに駆け上がってきた宝太郎が歌う「Dream Hoper」。青空を思い起こさせる爽やかなメロディと、一点の曇りなく「宝太郎そのまま」で歌唱する本島さんの楽しそうな眩しい笑顔が印象的だ。曲の後半にはなんとラップもあり、彼が作る「宝太郎スペシャル」のように楽しさてんこ盛りの青春ソングであった。

 今回披露された各キャラクターソングの配信日はまだ先とのことだが、フルバージョンの音源を聴ける日が今から楽しみだ。


最終決戦!燃え上がる“勝利の記憶”

 いよいよイベントも終盤となり、ヒーローショーの後編がスタート。罰怒記憶の総長・鬼地獄は観客たちに嫌な思い出を植え付けエネルギーを奪おうと企んでいたのだ。そこへ駆けつける仮面ライダーガッチャード、仮面ライダーマジェード、仮面ライダーヴァルバラドだが、鬼地獄の攻撃によってケミーカードは奪われ、変身解除させられてしまう。しかし、生身の体になっても宝太郎たちは諦めない。観客たちの中には嫌な記憶だけではなく、今まで様々な困難を乗り越えてきた自分たちとの「ガッチャな記憶」もあるはずだと語りかけ、会場からの「がんばれー!」の声援で3人はケミーカードを取り戻し再び仮面ライダーに変身。

 『ガッチャード』はTV本編中でも町の人々の「がんばれ」の声でライダーを立ち上がらせるシーンを度々描いているだけに、宝太郎たちにこうして自分たちの「がんばれ」を届けることができる演出は、まるで『ガッチャード』の世界の一員になれたようで思わず胸が熱くなる。「さあ、新しい思い出を作りましょう!彼らの勝利の記憶が詰まった、この歌で!」飛天の女神であるシャン・D・メモリアの声が響くと、ステージにRickyが登場し、『ガッチャード』の「勝利の記憶」と強く結び付くファイヤーソング「What’s your FIRE」を熱唱。更に仮面ライダーギーツIX仮面ライダーブレイド キングフォームも駆けつけ会場のボルテージは最高潮に。最後はライダー全員で必殺技とライダーキックを放ち、鬼地獄を見事撃破する。

 「お祝いに最後はこの歌で盛り上がろう!」というガッチャードの声を合図にBACK-ONも再び舞台へ。立ち上がって一緒に歌おうと声を掛けると観客は総立ちに。キャスト・観客が一体となり、パワー全開で『ガッチャード』OP主題歌「CHEMY×STORY」を大合唱。本曲2番の歌詞にある「愛しかない世界」という言葉のとおり、まさに「ガッチャード愛しかない世界」と呼びたい多幸感あふれるステージは、大きな拍手とたくさんの笑顔に彩られながら幕を閉じた。

 「飛天」に於ける仮面ライダーショーは20年近い長い歴史があり、 「飛天」の会場そのものがヒーローたちの正義の心や勝利の記憶を宿しているというショーパートのシナリオにグッときた観客も多いのではないだろうか。かく言う筆者も2015年の『仮面ライダードライブ』のスペシャルイベントから欠かさず毎年参加しているため、「飛天」に対する思い入れは強く、来年からはきっとヒーローだけでなく「飛天」の天井から人々を見守るメモリアにも手を振りたくなること請け合いだ。キャストの活き活きとした姿はもちろん、仮面ライダーシリーズの挿入歌の音楽性の高さ、そして何と言っても流れた瞬間に明るく前向きな気持ちになれる「CHEMY×STORY」が持つ素晴らしい「主題歌力」を改めて感じるステージであった。イベントの配信は5/12(日)まで行われているので、会場に足を運んだ方も、今回は参加できなかった方も、配信でこの幸せなひとときをぜひともガッチャしてほしい。


『ガッチャフェス』配信チケットは5/12(日)21時まで販売中!

 さて、ここでは大盛況のフェスの様子をフォトレポートという形でお届けしたが、大迫力のショーとアーティストによる歌のシナジー、トークコーナーからあふれ出るキャストたちの仲睦まじさはぜひ映像で観ていただきたい。本公演は現在PIA LIVE STREAMにてアーカイブを公開中であり、5月12日(日)21時まで販売中。23時59分まで視聴が可能となっている。
 また、ここでご紹介したのはDAY1の様子だが、DAY2では日替わりゲストとして銀杏蓮華(演:安倍乙)鶴原錆丸(演:富園力也)加治木涼(演:加部亜門)鳳桜・カグヤ・クォーツ(演:永田聖一朗)Beverly(アーティスト)が登場。DAY1とは違ったコーナーやサプライズ解禁されたキッチンいちのせ連合のキャラクターソング『ガッチャ!レッツゴー!』、BACK-ON × Beverlyによる第3弾挿入歌『 THE SKY’S THE LIMIT』や異なるレジェンドライダーの客演など見どころ満載。こちらもDAY1と同じく5月12日(日)まで視聴が可能なので、この週末に『ガッチャード』愛を爆発させてみてはいかがだろうか?

仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!

■配信チケット:PIA LIVE STREAM
通常視聴券:各公演4000円(税込)
ポスターガッチャンコ視聴券:各公演5500円(税込)
アーカイブ配信期間:公演終了後~5月12日(日)23:59まで
販売期限:5月12日(日)21:00まで

■公式サイト:https://www.kamen-rider-official.com/gotchard-fes/

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©石森プロ·テレビ朝日· ADK EM・東映 ©石森プロ・東映

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